爱乐之都第5期
放映が延期となっていたが、2022年5月21日(土)に放送が再開された。折しも留まっていた海外からの荷物も届く。
しばらく間があいた事もあり視聴もどうしようかと思ったが、前回延期の時に演目を下調べしていたこともあり、まずは視聴。見始めるとやっぱり面白い!のだ。
第二赛段1v1竞演はまだまだ続く。
爱乐之都 抗疫公益主題歌《屋檐》の歌から始まり、出演者たちが歌いつなぐ。汪卓成も歌っていますよ~。上海ロックダウンの映像が流れる。お疲れさまでした。
1.人間失格
《人间失格・天真罪》李炜铃(Weiling)、刘乙萱
『人間失格』から祝子。グリンダな李炜铃とモーツァルトで姉役だった刘乙萱は、上海音楽学院2011年卒の同級生。
ご存知太宰治の『人間失格』が原作の中国版ミュージカル。主人公葉蔵と太宰治が出てくるようだ。演出・振付は長谷川寧。音楽はフランク・ワイルドホーン。『ジキルとハイド』や『スカーレットピンパーネル』なども手がける。……ってたかちゃん(和央ようか)と結婚されたの?おめでとうございます。
祝子(原作ではヨシ子)がバスタブに水を使った演出で、電話するかしないか、自分のせいかそうでないか、緊張感の走る舞台。水の中の映像も映し出される。おぉ~これはいいぞいいぞ。
李炜铃は安定に歌がうまいが、刘乙萱も伝わるものがある。それにしてもシリアスな劇、人間失格だもんね……。上演後はアヤンガも涙ふきふき。叶麒圣も水の映像が窒息感があると言っていた。2月に水中の撮影があったようで寒そうだ。刘乙萱はB角に落ちたことのコメントも話していた。
29対22、20対30、合計49対52で刘乙萱。阿云嘎は李炜铃の歌推し。私も李炜铃の歌が好きなのでちょっと残念。刘乙萱は役が合っており、『ミスサイゴン』も似合いそう。李炜铃は陽のキャラなので、シンデレラの方が合っていたか。とはいえいろいろな役を見ることができるのがこの番組の良さでもある。役の振り分けや演出も良くてこの回一推しな演目。
2.シュレック
《怪物史莱克・别让我走》曺牧之、方书剑
『アポロニア』だった曺牧之と『赤と黒』の黒な方书剑。
音楽はジーイーン・テソリ。予告の時からやたらと目についていたシュレックのドンキー。
ドンキーの扮装をすると見わけがつかん……。舞台下手がAで上手がBね。ジャンプして蹴り合っていたのが目を引く。コメディだけど思ったより歌が少ないナンバーだな。
舞台後に蹄で拍手しているのがカワイイ。上海で実物のロバと触れ合うふたり。
32対19、20対30、52対49で曺牧之。
3.ロックオペラモーツァルト
《摇滚莫扎特・心曲叮咚》丁臻滢(Jenny)、申霓
『ロックオペラモーツァルト』から歌手アロイジア、『マンマミーア』だったふたりの対決。《不眠之夜》のConor Doyleに指導されている。
ここまでロクモが続くのは、上海公演あるんでしょうと思うくらい。
青とピンクで、丁臻滢は歌がさすが、申霓は口紅をぐいと広げている演出。そしてなぜか観客席のCM牛乳にぼかしが入っている……。
衣装での移動が大変そう。丁臻滢は「西区毒玫瑰」と呼ばれていると自己紹介。西区はイギリスウエストエンド。 申霓はいろいろ経験しているので「闯入者」と自己紹介。丁臻滢もアロイジアのように育ったと話し、申霓は自由だったと話す。「自信」を押し出す申霓さん、イイね。
30対21、30対20、計60対41で丁臻滢。
4.鋼的琴
《钢的琴・练习曲》张玮伦(ALLEN)、黄冠菘
『アポロニア』な张玮伦(ALLEN)と『ノートルダム』のフロローな黄冠菘。この曲は男優の面接課題曲の一つらしい。张玮伦は25歳、黄冠菘は34歳で、最近父親になったとのこと。
中国ミュージカル《钢的琴》から陈桂林。夫婦は離婚、親権をめぐる娘はピアノが一番であり、娘に残って欲しいがお金もなく、ピアノを自分で作り始めるというお話のようだ。映画『鋼のピアノ』は2010年の作品。
舞台は赤の婚礼と白の葬礼らしく、思いがあふれるような歌。『在遠方』系なミュージカルに思われ、こういうナンバーはそれぞれが味に思えて判定がしにくい。
张玮伦は東北出身らしく東北弁を話していた。「徳儿は格路」と方言を方言で説明し、益々わからん寥昌永院長。遼寧省出身な郑棋元さんがSpecialという意味と助け船。张玮伦たちは黄冠菘ベイビーのベビーベッドを造っていた。
32対19、40対10、計71対29と珍しく差がつき张玮伦。
やっぱり楽しい爱乐之都~。
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