22話
蕭元啓は「他人に利用されるだけの人生は望まない」と蕭平章の元を訪ねる。
濮陽上師の配下ふたりは「君主に仕える夜凌子だ」と自害。その体にある紋様は段桐舟にもあったものと同じで、夜凌にある幽谷に生息し、葉は手のひらのごとく花は火のごとく、実は珠のごとく酒のごとく香る墨楨花。
杜番頭はかつて疫病にかかり生き延びたので二度と発症しない。李固は口封じに殺されちゃったわね。
病状が回復しつつある皇太子に、蕭平旌が「狩猟の儀では一緒に熊を」って言っているけど、さすがに熊は危険じゃないか……。
衛山の羽林営副統領 葛鵬が薬を届ける。濮陽上師の気がかりは雲娘子のこと。
回想で「傑出した素質を持ち選ばれた子だけが夜凌宮学の殿門をくぐれる」と集められている少年少女には、墨楨花の入れ墨が下賜されている。
わざわざ服をぬいで黄玉を拾った泰さんにあの紋様があり、蕭元啓がいきなり刺す!
話を聞いてあげて~~~。
そういや泰さんは熊っぽぃけど、それでわざわざ熊が出てきたんだろうか……。
23話
蕭元啓は白い衣装を着ていながら、泰さんを背後から刺しちゃったようぅ。蕭元啓は自分を偽っていたことに絶望しているけど……ホントにそうなのか?
小雪が本を探し疲れて、ふうぅと頬を膨らませるのがカワイイ。
林奚が紋様を見て雲さんを探すけど、一步遅かった……。こういう後手にまわる展開が何かと続く『琅琊榜弐』。雲さんが蕭平旌を切りつけ、それを小雪が成敗してくれる。雲娘子は「夜凌子なら恩と仇の区別はできる」と言い、「君主に忠誠を誓い、掌尊に従う」。この一連は『琅琊榜』懸鏡司 夏江を信じきっていた夏春を思い出すな。
夜凌宮学という養成所では、7年ごとに7歳以上の子供から素質のある上位50名が選ばれ、満14歳になると再度選抜が行われ、2割の者だけが残り花の文様が、1つの株から花が2輪咲くようにもう1輪加わる、夜凌子になって4年修行すれば、王族の腹心や親衛に任じられる。
(回想)双子の兄弟は兄が選抜で落とされる。
掌尊は25年前に病死。令牌を弟に託し「世は永存の地ではない、天地は無常と受け入れて執着するな」と言い残していた。兄は復讐を勧め、断った弟を背後から刺す。なるほど、唐突に蕭元啓が泰さんを背後から刺していたのは、これと同じなのか。
そしてこの場面では、路原と庭生の義兄弟を重ねて見ていた。陛下から金牌を賜わっていたけれど、形だけだと用いなかった庭生。それを路原はどんな思いで見ていたのか。この双子兄と同じ思いになり、莱陽王との道を選んでしまったのではないか。
濮陽上師は「素質こそ高いが性分に問題がある」と落とされていた。掌尊、見る目あるやん!その通りやん!! 一輪の紋様しかない上師に、駒として使われている二輪の紋様を持つ夜凌子さんたち……ナンテ皮肉なのでせう、目を覚ませ……。
蕭平旌が、皇太子付きの女官にこの紋様があることに気づいた!皇太子付きの太監、キミの粘りが命を救っているよ。そして荀飛盞が女官をとどめ、血しぶきをマントでブロック!きゃー!!
女官が「夜凌子ももともとはお前たちと同じ祖国と故郷があった」と息絶える場面では、『琅琊榜』の滑族を思い出す。
蕭平旌が倒れる。霜骨の恐ろしさは心脈の滞りにあり、毒に侵され3日が経ち発症しており、もう毒は解けない。
24話
いつも冷静な林奚が動揺して涙する姿が、蕭平旌の病状の深刻さを物語っている。
濮陽上師が弟子を犠牲にして、ふんっと気力をみなぎらせてるよ。弟子に「怖くないぞ」って刃をかざして言われても、怖いわよ。
黎老堂主は、「他人の命を奪って治す方法など邪術だ」と言ってるよ。思い出すのは、『琅琊榜』で梅長蘇配下組がウキウキと持ってきた冰続草。林奚が蕭平章に方法を話しちゃったよー。おまけに林奚は「喜んで命を捧げます」とまで言っている。思い出すのは『魔道祖師』の金丹……。
「長林世子にとって最も恐ろしいのは、明らかに毒を解く方法はあるのに、それが上師の手にあること」。濮陽上師の標的はなぜか蕭平章……え?そうなの?
濮陽上師の側近は、無忌と言うのか。濮陽上師は「血縁とは大して強い絆でもない。時には血のつながった者のほうが、赤の他人よりも非情になれるものだ」と言うけど、上師もご存じの通り、蕭平章と蕭平旌は血縁的には赤の他人なんですけど。「それまでの愛が本物か偽物か」と言い、回想するのは看病する母親。
東県の翠豊羽林を動かすのに、蕭平章は金牌を使ったのか。
蕭平旌は13歳で密かに国境へ行き左路軍で待機していたとか。奇襲に遭って険しい山で二月も孤立したが無傷。
小雪は「あなたが正しいと思うなら、天下を敵に回しても、私はあなたの味方よ」と言い、蕭平章は「来世があればまた夫婦になろう」と言っている。こ、これは『琅琊榜』第54話で梅長蘇が霓凰郡主に言っていた言葉!「来世だけじゃ嫌よ。永遠に夫婦でいたい」と言うのが小雪ちゃんらしいね。
(つづく)
初回視聴時はこの辺りのヌメヌメさがヤだったけど、今回は2周目で『琅琊榜』という灯りがあるゆえに、濮陽上師にツッコミながら見ることができている。
25話
荀大統領からの密書、陛下が見ていた時にはえらく短くなってないか?もっと広がっていたような。
出た!意識のない人間に与えることができる不思議な術!林奚が蕭平旌に飲ませているよ。
濮陽上師が刀をポンポンしているのは毒かしら。
気血が滞る作用は樅青藤が原因、薬性では常心散が樅青藤を消せる。毒を精製する際に烏翹を加えたと推測する黎老堂主。
蕭平章に「拒めばこれまでの兄弟の絆はすべて偽りとなる」って、濮陽上師は自分のした事を正当化したいんかぃ。「偽りの絆」で回想するは、唯一の薬を本人の目の前で弟にと選んだ母親よ。「最後の薬を弟に譲れるはずよ」って、本人、何も言ってないし。
濮陽上師が一番恨んでいるのは母親じゃんね。でも母を好きだからそうはできないのか。
濮陽上師、さんざん煽っておいて「賢い美男子であるな」って、なんでそこで言うかね。出たよ、上師の炎イリュージョン(イリュージョンじゃなくてホントに炎なんだけど)。
蕭平章は蛇胆を得たけれど、痛そう……。
無忌さんも無駄死じゃんね。
荀飛盞が捕えたけど、あれ?蕭元啓が通じてるの?
小雪は蕭平章をビンタして「死なせない」と。
蕭平旌がこのことを知ったらショックを受けるよー。
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