30話
荀皇后が衿立て紫衣装で、その姿はディズニー『眠れる美女』のマレフィセントだよ~~。ディズニーハロウィンで見たようぅ。
蕭平旌兄さんが国境へ戻ると聞いて、新帝 元時がションボリしている。
北の国境にいる長林王の兵は20万以上、それはすごい数だな。
初回視聴時にはなにも思わなかったけど、皇太后が朝議に口をはさむのはそりゃアカンやろと思うのは、中国宮廷ドラマ初級をクリアしたのかしら。乾隆帝だったら、ど叱られるで。
皇太后が「先帝よ~」と嘆いてるけど、こういう時に皇太后を諫められるのって本来は誰なんだ? 新帝は母の皇太后の言うことに「悪意がありますよ、私は信じません」と反論しており、ガンバレ~。
蕭平章と小雪の子 策児は安全な琅琊閣に置いておく長林王。まだ孫を抱いていないのよね。蕭平旌に長命鎖を付ける必要はなく、「今後お前の下す、いかなる決断をも私は信じる。今のお前には決断する力と責任があるからだ」と言うのが熱い!
藺老閣主は若閣主に「代々途切れぬのは情義だけではない。皇帝の権力と収まらぬ野心、そして権謀の嵐」と言う。
蕭平旌は「兄上がいた頃は頼り切っていた。だから今は毎日が不安で仕方がない。国境の安全や父上のご健康。兄上の期待に応えているのかどうか」と。
「皇家羽林営は御前の命にだけ従う」、それを成し遂げるには、束ねる将も肝心。
藺老閣主が蕭平旌に「人々の欲も大切にしているものも違う、職責を果たしたつもりでも、他人がそう感じるとは限らぬ」と長林王の隠居を勧めるも、長林王府が大切にしたいのは民の暮らし。
蕭平旌の演武だ~。
甘州に戻った蕭平旌、魏将軍も頼りになりそう。藺老閣主からの文には「10月朔日、辰の刻 天象に異変」とある。
荀飛盞の姿を見るとホッとするね。朝議へと行きたがらない新帝に「輿をお持ちしましょうか?」は、「皇后や荀首輔の輿に乗るか」という風にも聞こえるな。新帝は「自分で歩く」と答える。
(つづく)
マレフィセントみのある荀皇太后。マレフィセントはお祝いの宴に呼ばれなくて呪いをかけてたけど、元々後宮の人は朝議へは呼ばれないしな。
31話
大渝の将軍 康王 覃凌碩が蕭平旌に「勝てば官軍 負ければ賊軍。信義など存在せぬ」と言ってるよ。『琅琊榜』的にはこれを言った人の末路(謝玉・誉王)はだいたい……。
荀首輔だけでなく敵国の将軍にまで侮られている次子 蕭平旌。偉大な兄を持つと苦労するな……。
康王は甥を殺し、戦への決意を示している。
長林軍が守る国境は、同安・飛山・寧州・梅嶺・莫山・甘州まで。
長林王があの金の鎖帷子を手にしている!飛流~~~!!(涙)庭生と飛流の仲良しさんの雰囲気が伝わってくる。「昔のことほど思い出してしまうのは、もうじき皆に会えるからかな」なんて言ってるし。
蕭平旌は作戦会議。大渝の反対派の中心は、陽王 阮英。内紛は他国にとっては付け込むチャンス。
林奚は株ごとの蕪芹を探している。西の佘山にあるようだ。蕭平旌が林奚の後ろ姿を目撃した~~~。
林奚は素手でロッククライミングしている……スゴいわ。
蕭平旌と会った~~~。ここでもふたりは背を向け合って違う方向を見ている。
大渝の軍勢は20万。胡松と共に潜入する蕭平旌。陽王 阮英たちの話も聞くことができてるし。長林軍では莫南営が最も脆弱だそうな。
(つづく)
飛流が出てきて嬉しい回。長林王、もう木彫りはしないのでしょうか。
32話
胡松が「戻るのは長林軍が最後に戦場で勝利する時です」と言い、蕭平旌は「お前たちは梁の宝だ」と言ったそばから、胡松ぅぅぅぅ~。
「豪語したから引き返せないと思ってはならない」の忠告は、これから戦を仕掛けようかという将軍にはなかなか届かないよね、フラグだけどさ。
天象を使って天罰な噂を大渝に流す蕭平旌。
林奚に蕭平旌が狩った毛皮が贈られている。
長林王は「また秋になる」とつぶやく。
長林王への密書の封に違和感をおぼえる長林王。帝の喪中下での戦は、礼制に抵触してしまう。長林王は言う「長林の名が重いのは、高位にあるからでも富貴だからでもない。処世の道や保身に走るなどもっての外だ。長林の重責は国境と民を守ること」。長林王の手にあるのは林殊の弓! 本人以外持つことを嫌ったあの弓!!
今、大渝の皇属軍を叩けば北の国境は、10年は太平がもたらされる。
……と民のために奔走しているのに、蕭元啓が荀首輔へ「自分の軍功と長林軍の名声しかない」と言うのはイラッとするわ。「莱陽侯が蕭平旌を妬む」は現在形なのね。
後宮では池の周りの桂花の香りがますます芳しい。第二皇子がいらん事をいったがために、母の側室が頭ゴンゴンして謝ってるよ。女官は荀安如に「一番の高みに立てば誰からも軽視されぬもの」と言っている。
長林王は蕭元啓に「学んだことは大差ないのに、各自徳や品格から性分まで大きく違ってくる。ゆえに父子相伝にはこだわらぬ。お前が何を信じて何を重んじどんな人間になるかは他でもない、お前次第である」「その者の本性が善良であれば、地獄から戻ってきたとしてもその純真な心は永遠に死にはしない」と。
さすがの蕭元啓も長林王府へ行くと心が揺れるようだが、荀首輔が来ちゃったよ。
(つづく)
確かに靖王も地獄だったけど、静妃という十人力な賢母がいたからなぁ。誰がそばにいてくれたか、というのは結構大きな問題……。蕭元啓にはあの母親しかいなかったのよね。
33話
蕭元啓が濮陽上師からもらった皇后の文は、荀首輔に信頼してもらうためにここで使うのか。ちぇっ、これでは揉み消されちゃうじゃん。
馬車に乗った荀安如さんに、心奪われる蕭元啓。安如ちゃん、ディズニープリンセス感があるのよ。皇太后がマレフィセントならオーロラ姫か?
むかむかする荀首輔と蕭元啓の密会に、荀飛盞が踏み込んで来たのはいいぞ、いいぞ。
林奚のこの花はスプレー菊ぽぃな。林奚は「蕭平旌が向き合えるまで私は待つ」と言っている。
ああああ、新帝が伯父と母親に惑わされてるようぅ。喪の令制と太平の好機の葛藤に巻き込むまいとした長林王の心配りがアダとなっとるし。国境へ無理難題な勅命をくだそうとしてるけど、結局困って泣きつくのはソッチだろと歯噛みしちゃうこの辺りのストーリー。
長林王が荀飛盞へ「大統領が心乱れなければ、陛下にとって悪いことではない」という、その言葉の重さと信頼よ。
封印が開けられたことを察した蕭平旌は、「自分が攻められては困る部分を考える」と。さっすが~。
(つづく)
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