笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「フライト・トゥ・ユー」「如懿伝」「致命遊戯」「寧安如夢」「琅琊榜弐」「琅琊榜 2周目感想」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

琅琊榜弐34話,35話,36話,37話感想/日食ショー,長林軍の令牌

『琅琊榜』の再放送がBS11にて始まった。『琅琊榜』第1話はおぼろな印象だったので……と2周目を見始めたら再発見することが満載で、おまけに今度は『琅琊榜弐』との関連も見えてきて、『琅琊榜』→『琅琊榜弐』→『琅琊榜』の無限ループになるんじゃないかという今日この頃……。

『琅琊榜』第3話で庭生との出会いが、梅長蘇と靖王の再会でもあり、そこに霓凰郡主も立ち会っているというのが感慨深いのよ。

34話

荀首輔が長林軍にとって吉報の詔を届けるのだったらハラハラするけれど、そうではないのがなぁ……。見ようによってはコミカルな場面なのだが、そうも言っておられないしね。

康王は長林莫南営を攻め入るけど、前もって蕭平旌が立ち聞きしていた所だから備えはできているよね。
9月7日、大渝の先鋒は莫山を越え南下し、遅将軍が迎え撃ち故意に撤退、莫南主営は北の莫蔭谷に移動し、皇属軍主力20万人が莫山を越えた。梅嶺の一線を塞ぎ東南に兵を配置すれば、寧関の西で包囲できる。

荀首輔が来ちゃったよ。
日食も来ちゃったよ。
聖旨が広げられちゃった~~~。

それを遮り、蕭平旌は民のために決行。
日食ショーが始まるよ。
(つづく)

確かにこの時、蕭平旌は日食の月と化しているんだなぁと、書いていて気付く。

35話

蕭平旌は康王を待ち伏せ。『琅琊榜弐』は『琅琊榜』では見られなかった戦闘場面がダイナミックだ。
勝利した蕭平性は康王を深追いをしないことで、阮英の勢力を拡大させない。蕭元啓は「内部闘争、そして均衡、分かっていたのか」と言うが、分かってないと思ってたのかな?

もう詔を読みあげない荀首輔。辺境での事だし、荀首輔の対処次第でコトは違ってくるけれど、元々荀首輔は失脚させたくてぬかるみ越えて来ているワケだしね。

荀大統領よ、頑張ってくれ。

藺老閣主は「天下の道は自然に任せることであり、人の道とは本心に恥じ入らぬことだ」と介入せず。琅琊閣は砦となるワケか。

長林王府でも炭が燃えてるよ、風雲が来てるよ。
王府に策士がおらんよ。

皇后は朝臣を集めているが、長林王は動かない。
「武靖帝は党争を嫌った、巻き込まれると「立場」に縛られてしまう。両陣が対立すると己の立場が優先され、信念を貫けなくなってしまう」ことを懸念する長林王。どこまでも気高いのはやはり祁王の血か。

小雪が琅琊閣を発つ決意をしており、藺老閣主に「お前は叔祖父のようにまっすぐであるな」と評されている。そうだよ、蒙大統領はまっすぐなんだよ~~~。
藺老閣主は「手放すべき時に手放せ。求めすぎて執着を生んではならぬ」と告げる。

長林王は孫の策児と会えてないのか……。藺九は子守が似合うなぁ。

蕭平旌が長林王府へと帰ってきた!!
寧関の一戦では20万の皇属軍の主力を壊滅させた。これはお前の父も兄も成し得なかったことだ。お前を誇りに思う」と、開口一番に褒めているのがしびれるうぅぅ。いつも蕭平旌は怒られてばかりいただけにね。肝心な時にはちゃんと認めてくれるのよね。

そんな英雄になった蕭平旌なのに、詔のせいでケチつけられるどころか罪人扱いで……蕭平旌の涙目がもうね……。

休む間もなく蕭平旌を捕えに来た兵に、蒙浅雪世子妃が応対しますよ、父子を邪魔させませんよ。孫統領は疫病のときに蕭平旌と一緒に動いていたもんね。

EDの蕭平章のにらみに、お空から小雪や長林王府を守ってあげて~と思うよ。

36話

荀飛盞が荀首輔に言った「先帝がご存命なら、あんなふざけた詔自体が存在しませんでした」は視聴者代表の言葉だよ。荀首輔の枕元に先帝が現れてほしいわよ。

「長林王府の罪は未来にあるわけですね?」は前にも言ってたよね。「叔父上は悪意で人を測る」。このあたり、蕭元啓や皇太后もそうだけど、皆 己の映し鏡で人を測っているよね。

長林王の父としての在り方は、皇太后の母としての在り方と真反対な対になっているのだろうか。こういう時にこそ長林王は蕭平旌を守る。

兵部侍郎の斉殿が「懐化将軍が敵軍南下を仕向けた」等とのたまい、その言葉に長林王が動く。

蕭平旌は「辺境を守る兵やそこに住む民も、梁の民だ」と訴える。

長林王は陛下に「朝堂の均衡を保つことが国の安泰ではない」「君主たるもの将来を考え、常々心で危惧すべきです。陛下が危惧するほどに万民に寄り添わねばなりませぬ」「最も問われるのは君主としての信念です」と直言し、倒れる。

長林王は林奚の正体にも気付いていた。林奚は「人の心があるかぎり、傷つくものです」と。

小雪がしゃがみこむ姿に、蕭平章が包み込んであげて、と思ってしまう。
(つづく)

この辺りは初回視聴時とはまた違った思いで見ていた。
長林王にとって長林軍は武靖帝や先帝より賜わり、その信念を守ることの方が大切で、長林軍存続にも懐化将軍にもこだわらないのよね。そして父親としては蕭平旌の名誉が守られることはするけれど、敢えてその立場に固執はしない。もちろん傷つきはするのだろうけれど。

でもそれは先帝にしてみれば無念なんだろうな。
幼帝とはいえ荀首輔を登用し、詔を出すことを承諾した責任を、蕭元時は取らねばならない。

37話

長林王は「自分が逝っても兄弟2人手を取り助け合えると思っていたが……」と言うのが切ない。掖幽庭で生まれた長林王は侮蔑の目を向けられたが、生涯で3つのことは至幸だったと語る。①先生の指導で恨みや憤りを取り払えたこと、②先々帝の養育のおかげで名君2代に仕えられ妬まれることはなかった、③家庭円満でよい子に恵まれたこと。頬をぺちっとはたかれる蕭平旌。
「もう長林の名に縛られずとも、今後は義姉と甥を守ることだけ考えなさい」と伝える。装束は王陵に葬り、遺骨は梅嶺へ。

策児は間に合わなかったよ~。
そういう対面はさせないのが『琅琊榜』……。

太后マレフィセントな紫衣装に戻ってる。将軍の位剥奪では気がおさまらないって、殺したいんかぃ。誰が国境を守るんだ、平和ボケな世が続きすぎたのかなぁ……。

荀首輔の「人心とは操れるもの」と言うが、そういう人に限って操られるのがドラマの常……。

蕭平旌が「今後、この世に長林の名はない」と言うのが無常だ……。国境をやっとの思いで平定したら罪人扱いされ長林軍が解体って、無念に決まってるだろ~~~。小雪の悲痛な叫びは視聴者の叫び。ええぃ、荀首輔に塩を撒きたいわ。

墨淄侯は蕭元啓に東海との国境、十州の防衛について情報を流すように求める。

蕭平旌は林奚に「残酷すぎる」と涙する。そりゃそうよね、なんで自分が残ったんだと自分を責めるよね。林奚は「ずっとあなたを誇りに思ってるわ。前に進むのよ」と言う。

新帝は長林王の弔問に来ていた。周囲には黙って来てるみたいだね。蕭平旌が長林軍の令牌を返そうとするが、新軍ができるので残しておくよう留め置かれる。蕭平旌は「この世にはやり直せることもあるが、悔いても受け入れるしかない場合もある」と言い、新帝に「元時も達者で」と。

荀飛盞大統領が禁軍大統領を辞任。大統領にも見限られちゃったか……。
(つづく)

2周目視聴で見るとこの辺り、朝廷を二分するよりはと降りて、ある意味長林王は現帝を見限ったとも思えてくる。「名君3代に仕えた」と言ってもらえなかったよね。蕭平章の早世が、長林王が思い描いていた未来図を打ち砕いたのだろうし、今の帝と朝廷では、元々自由な気質の懐化将軍をうまく使えないことも見えたのだろう。

気になったのは、長林王は「妬まれることはなかった」って言ってたけど、ドラマ前半で妬まれまくっていたような気がしたんだが、意味合いが違うのかな?ちゃんとお役目は果たして誹られることはなかった、みたいな意味なんだろうか?

蕭平章と蕭平旌ふたりの子の出来が良すぎて、長林王は同じように新帝を指導したのだろうが、蕭元時は母や叔父の圧が強すぎたのかな。

 

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