アニメ魔道祖師完結編5話感想/中国版声優,馬乳酒,梅子酒,竹葉清

完結編前に放送されている魔道祖師Qは、第21話から復活後の莫玄羽な魏無羨となる。Qから完結編へ連続して見ると、Qの世界にほのぼのしつつ、完結編第5話に至るまでにこんな事があったんだなと、魔道祖師の世界にすんなり入る事ができる。Q25話辺りは物語後のお話かな？

完結編５話感想「故人/28話故人」

屋根の上を飛び連結術を追っていった先にはまだ温かい杯が残されている。黒幕は簡単には捕まらない。抹額が曲がっていると言われ藍湛は取り、そして……。

藍景儀がお酒を飲んでいる！欧陽子真は巴陵（はりょう）へ帰っている。そこへノコノコとあらわれる抹額で手首を縛られた魏嬰、藍景儀の口に突っ込まれたアニメ版のお肉は、かなり大きいわね。

一問一答の酔っぱ含光君、頭はないが体の繋がった「ダチ」が飛び出すやいなや、すぐさま守るマンとなっている。その屍が金凌を襲う。そこへあらわる沢蕪君、カッコイィ～～～♪ 抹額と格闘している魏嬰と抹額のない藍忘機を見る藍曦臣兄さま……すぐに察したよね。

貴重な藍氏双璧が戦う場面で、藍忘機の避塵（ひじん）と藍曦臣の朔月（さくげつ）も活躍。藍曦臣の「まさか本当に」と屍の正体に気付く場面背後には、三種類の酒の札がかかっている。琴の青と笛の赤、そして蕭の緑で鎮圧、ダチは刀使いで赤鋒尊だった。

首のない赤鋒尊が金凌や莫玄羽を狙うことから、刺客の主は蘭陵金氏とほのめかす魏無羨。

金鱗台の清談会。このエレベーターのようなのに目を奪われた、動力は霊力なんだろか。御剣のように自力かとも考えたが、客人なら他力なのか？遠隔で金氏門弟数人が疲弊しているんだろか。ちなみに原作では馬車に乗っていた。何気に絵画群も映っており、三尊の「結義」ともうひとつは「恩威」かな。

ふんわりたなびく抹額、藍忘機に抹額の意味を尋ねるが、「礼則編を何度写した」と返される。どことなく彩衣鎮の舟を思い出す。

江宗主、そして斂芳尊の後ろに隠れる金凌が幼く見えるよ。秣陵蘇氏の蘇宗主（スー）の姿もある。終始にこやかな表情だった金光瑶も、見送った後は険しい表情に。

金闡（ジン・チャン）は金子勲系な風貌。魏嬰にせっせと酒や食事を勧める含光君。金宗主夫人の秦愫（チン・スー）は、金光善配下の秦蒼業（チン・ツァンイエ）の娘。可愛い感じね。

薄酒で乾杯。金光瑶は優雅だな。

親子のような鯉三匹が石で散り散りになるのが何だか切ない……。魏無羨が首探しをしていると、莫玄羽に絡む金闡。そこへ莫玄羽な魏嬰をかばう金凌が現われ、ガチョウが突き合い始める。
　出た～大師兄の実技指導！金凌の場面でこの音楽が流れるのね。馬の大白（ダーバイ）に金魚の小金（シャオジン）や仙子と聞き慣れない名前が並ぶのは江澄系な金凌のネーミングセンスを伝えたいのか、動物版三尊なのか……。ちゃっかり会話を聞いていた含光君。金光瑶の息子は櫓反対派に殺され、一族は皆殺しとなった。

芳菲殿（ほうひでん）では秦愫が手紙ー幼い若君の死はーを読み衝撃を受けている。
（つづく）

こんなに抹額での連行がハッキリと描かれるとは！そして沢蕪君の戦闘場面は貴重だし、藍氏双璧を見ることができたのも楽しい。

吹替版５話感想

木村魏無羨の「何をする気だぁ？」からの酔っぱ藍湛に振りまわされるのが楽しい。そしてこちらも酔っぱらっている斉藤藍景儀や梶金凌は珍しいし、土屋藍思追の「特殊な使い方とは」も味わい深い。「うさぎは？」に立花藍忘機の「好きだ」もいいね。

沢蕪君、カッコイィ～、そして忘羨の有り様に驚いているよね。藍氏双璧も抹額あるなしで見分けやすい。赤鋒尊が蕭に反応しているのも……。ダチこと赤鋒尊が温寧みたいに呪符だらけ。

森川藍曦臣の「彼のはずがない」「自分の見てきたものをだけを信じる」の苦悩。吹替版で改めて石田金光瑶と梶金凌は仲良いのだと実感。

金闡（梶川翔平）は威勢が良い。蘇渉（こばたけまさふみ）もイイ声ね。莫玄羽に石をよけて成長したなって、よく投げていたのね金闡。

金凌は集中攻撃受けているのに、魏無羨に逃げろって言うのが優しいコだね。そして魏無羨は強い！　木村魏無羨の「金凌、覚えたか」の優しい声に、師姉の子供への愛を感じる。金凌の「覚えとくさ、怖くはない」は、状況は異なるのだけれど藍思追を思い出すね。そして吹替版は馬のシロ、金魚のキンちゃんなのね。2023.2.12追記

アニメ魔道祖師用語メモ

三種類の酒：馬乳酒、梅子酒、竹葉清。松竹梅にはなっていないが、酒で表わした三尊みたいな感じなのか？
・馬乳酒：起源は春秋時代で、馬の乳から作られたモンゴル族のお酒。赤鋒尊ぽぃ。
・梅子酒：梅酒。斂芳尊か？
・竹葉清：中国の名酒。起源は南北朝で、汾酒（白酒）に10種以上の貴重な薬材を配合した伝統保健名酒。沢蕪君ぽぃ。

・薄酒：人にお酒を勧める時に謙譲して言う。