笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」アニメ「魔道祖師Q」に始まり、ドラマの漢詩やグルメを記したブログ。最近は「一念関山」「紅き真珠の詩」「安寧録」「星より輝く君へ」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。外部リンクはプロモーションを含みます。

安寧録14話~18話感想/李白,白居易 夜箏,覇王卸甲,譙国夫人

14話感想

皇城司が大師兄を捕らえようとしている。大師兄 陳道衍は想像していたのとちょっと違ったな、もっと無骨な感じかと。

羅慎遠 VS 皇城司!

男子は科挙受験、女子は美貌を磨き良家に嫁ぐ、と定められているこの時代を、林茂と羅宜秀が嘆いている。

林茂は「杯を挙げ愁いを消せば、愁い更に愁う

李白(唐代)《宣州谢朓楼饯别校书叔云》
弃我去者,昨日之日不可留;
乱我心者,今日之日多烦忧。
长风万里送秋雁,对此可以酣高楼。
蓬莱文章建安骨,中间小谢又清发。
俱怀逸兴壮思飞,欲上青天揽明月。
抽刀断水水更流,举杯消愁愁更愁
人生在世不称意,明朝散发弄扁舟。

我が輩豈是れ蓬蒿の人ならんや」と詠じる。

李白(唐代)《南陵别儿童入京》
白酒新熟山中归,黄鸡啄黍秋正肥。
呼童烹鸡酌白酒,儿女嬉笑牵人衣。
高歌取醉欲自慰,起舞落日争光辉。
游说万乘苦不早,著鞭跨马涉远道。
会稽愚妇轻买臣,余亦辞家西入秦。
仰天大笑出门去,我辈岂是蓬蒿人


皇城司たちが羅家の捜索にやって来た。パパ羅成章は大理寺の主簿なのね。

回想で崖の羅宜寧に迫っていたのは、鎮国節度使 宋応山の孫娘だったのか。

羅慎遠のピンチに、羅宜寧は「怖いからといって心を乱しては駄目」と、李嘉学と対峙することを決意。打たれる羅慎遠をかばう羅宜寧~。

おばあさまが陛下から賜わった装束を身に付けて、李嘉学に迫る!カッコイィ~。

羅慎遠の部屋にこんな密室があったのね。侍従の少安に「宜寧様のためなら命も要らぬのでは?」と言われて、思い当たる様子アリアリで否定しない三兄。

羅慎遠は顧夫人(羅宜寧ママ)が出産時に守ってくれたことを恩義に感じていたのね。科挙に首席で合格したら、祖父である大旦那様の証拠を譲ってもらえるようおばあさまを説き伏せる。

族譜に加われるかは、名士である孫先生が鍵を握っている。賽文宴を催すことを提案する羅宜寧。長年地方暮らしの成文が、羅家の長男なのかな。

15話感想

書店で男性が「文の道は自然の中にあり、感情から生まれ筆先で表現することなり/文心之道在乎自然,发之于情,而宜是于笔端之下」を書を読んでいる所をぶつかられ、よろめいた所を羅慎遠が抱きとめる。羅慎遠は「書は薬も同じ」と言い、『苦心斎文選』を手にしている。
……羅慎遠、当たり屋さんした?


羅宜秀が羊のもも肉胡椒餅まで食べ歩きしている。食べ物を貢ぎまくる韓炤は、美味しそうに食べている人を見ながら食べるのが好きという性分なのかしらん。

林茂は林夫人は林茂に鱸の羹を作ってあると言っている。

陳蘭は長男を亡くしているのかな。


賽文宴
。羅宜秀が庭で瓦焼き肉を焼いているけれど、これこそ臭いが漂って陳夫人に怒られそうな……。

程琅は「弦の音が止まる瞬間、静寂に格別な感情あり」と、羅宜玉の琴に感嘆している。

白居易(唐代)《夜筝》
紫袖红弦明月中,自弹自感暗低容。
弦凝指咽声停处,别有深情一万重


羅宜寧が琵琶の音をかき鳴らし『覇王卸甲』を弾くと、その音色に李嘉学がかつてを思い出し駆け寄る。琵琶の名曲で、覇王が鎧を脱ぐ切ない曲。

やはり先ほどの男性は孫先生。「尋」の字を使って詩を詠じるお題に、羅慎遠は「風吹いて波が立つ、雪晴れて山々が現れる。若き頃の大志は風塵にまみれる。他に夢を尋し酔いしれる故人の墓前、立ち上がって剣を舞い青龍に立ち向かわん」と詠じて、見事、孫先生に師事することになる。

羅遠慎の名は「君子は独りの時も慎み志を高く持つ/君子慎独 志在高远」は、『礼記 中庸』の言葉にちなんでいる。

16話感想

羅宜寧は「譙国夫人の故事をご存じでは?古より女将軍は数えきれません」と、李嘉学の追求をかわしている。譙国夫人洗夫人で知られる女将軍。

大師兄 陳道衍は程家の返礼品に紛れて既に脱出させていた。

陳蘭の夫である羅成文が都に戻ってくるようだ。

鄭婆やがやって来て「羅宜寧の出産後に、羅成章が茶葉を持ってきて、それを掛けた秋海棠が枯れた」と話す。遺品に残っていたその茶葉を鼠に与えると、それは毒だった。羅宜寧を抱きしめ「私がいる。ずっと味方だ」と言う羅慎遠。距離が近いよ~。

羅宜寧は父親に、母親の遺品の茶葉だと言ってお茶を淹れるが、父は龍鳳団茶だと当時を懐かしんでいる様子で、父親が犯人ではなさげ。そしてすかさず林夫人に羅慎遠を養子にするよう勧める羅宜寧。

大師兄 陳道衍が『離騒』の死して流亡するとも俗人の態度に倣わず、鸷鳥は固より群れざるものなり」と書をしたためている。

『離騒』
宁溘死以流亡兮,余不忍为此态也。
鸷鸟之不群兮,自前世而固然。 

17話感想

孫先生やパパの上司でもある蒋殿の推挙もあり、ついに族譜に嫡子として加えられることとなった羅慎遠。大奥様をおばあ様と、林夫人を義母上と呼べるようになった。

羅慎遠に贈られた高潔を意味する冠は蓮の花なのかな、でっかい玉ねぎに見えてしまう……。玉佩も身に付けるようになるのね。吉祥の出現を表す雲が刺繍してあり、せっせと身繕いさせる羅宜寧は新妻のようだね。

羅宜寧はお店を出す物件探し、隣が蠟燭店だと風水に問題となるのか。未婚の女子は店には立てない時代。林茂と共同で店を出す算段をして、龍泉商店の鄭番頭と同じ物件を争っている時に、羅慎遠が来て羅宜寧に味方するけど、元々鄭番頭に指図していたのは羅慎遠という~~~。羅宜寧が贈った鯉の文鎮は、羅慎遠が鯉の灯籠を贈ったから。

毒はふぐの毒であった。それを処理できるのはふぐを扱える料理人。羅宜寧はふぐの醤油煮を家族に出し、様子をうかがう。羅成章パパはふぐを食べたがらない……。

羅慎遠は「東坡先生いわく、一死に値する味だ/也值得一死?」と引用している。

韓炤,は羅宜秀を「私が娶る」と宣言。公主から羅宜秀にお菓子の贈り物が届けられ、陳夫人はウキウキ、でも羅宜秀はその事に気付いていない。

18話感想

羅宜秀が林茂に羊脂酥をおすそ分けしている。林茂は羅宜秀のことが満更ではなさそう。文昌帝君のお守りを届けようとした羅宜秀に伝わったのは、林茂が自分のことを悪く言っている言葉という、ドラマあるある~。文昌帝君は学問の神であり、特に科挙を司るとされている。

羅宜寧は羅慎遠に滋養を付けさせようと虫草蹄筋湯を届けている。虫草花と豚足を煮た薬膳スープ。羅慎遠は羅宜寧を避けているくせに、よろめいただけですっ飛んでくるセコムぶり。羅宜寧は枇杷も作ろうとしている。


羅家 長男 羅成文が都へと帰ってきた。ナゼか楊卿画を助け、ナゼか羅家の人たちも他人の楊卿画を家に迎え入れるお人好しな展開……。楊卿画の兄は誰だ?

陳蘭は夫婦仲は良くなく、そして楊卿画は顧夫人に似ており、羅成文は義妹である顧夫人を懸想していた?それが陳蘭と関係してくる? 陳蘭の母方の宴でふぐ料理も提供されている。

沈瀾「太陽は西に沈み寒々しいい光」
夏勇波果てしなく広がり海とんで溶けゆく」
沈瀾「木をべていかだを作り川にむ」
羅慎遠「愚谷にみ是非は論ぜず」
と、漢詩のしりとりでせうか。

そして李嘉学は羅宜寧を屋敷に招き入れ、碁を打っている。
程琅の母親が、李嘉学の実姉。程琅は庶子だから、李嘉学の姉は側室だったという事か。

 

 

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