14話感想
骨が黒く焦げて黒炭のごとくなるから「黒い骨」。
申 陰。
徐賓は前暦25年1月より天保2年6月まで西市の福縁酒店に92回の帳簿記録があり、飲むのは最下等の濁り酒。八品の主事で年俸銀20両、奉料は米65石、職田250畝、その他の手当て8両。家族4人で城南の借家住まい。妻は5軒の家の厨房で働く。5軒の質店で250畝の職田を質草として流し、延州の持ち家も売却。銭は古書に費やしている。張小敬を選んだのは徐賓だった!
徐賓が語る張小敬と李必の違いが秀逸なのだ。「長安に住む民への愛情、罪人の心にある不満を分析します。求めても得られぬことが人が悪を行う根源だと。閻魔さながらの裁きです。世間とは違うやり方で自らの罪を認めさせるのです」だから閻魔なのか。
李必に対しては「張小敬が見ているのは人、司丞はご自身です。今司丞が確かめようとしているのは自分の人を見る目に間違いがないか、自分の判断に過ちはないか」と手厳しい。
太子は人々に祝福されている。宦官 李静忠に指示を出す太子。
張小敬は曹破延のためにネックレスを見付け出し、首にかけてやる。
張小敬が通りに残された黒い液の跡を見付けた!
姚汝能が崔器に「旅賁軍が右驍衛 甘守誠に従うべし」との命を持ってきた。姚汝能もアヤシイよなぁ。
子供たちがなにやら一心に作っている。
EDは歌詞なし。今回も30分と短かった。
15話感想
張小敬選出が大案牘術によるものじゃなかったために、周囲に信頼されなくなっちゃった徐賓さん。不良人たちにそっぽ向かれた張小敬みたいになってるよ。
申 夕食。
徐賓が語ったという「数字こそ世の真相を明確にし、天地四方を性格に導く法則」はドラマ『天地に問う』でも聞いたようなセリフだ。右相は「伝記や史料は読み手の望むように書き手がつづっているに過ぎぬ」と一蹴。
実際の功績を判断するには「関係性だ。その者がかつて誰に重用され、誰を敵に回したか」と言う右相。ご馳走のおあずけくらっていた吉温だけど、食べ物を持たせてもらえたね。
徐賓は竹紙作りに財産をつぎ込んでいた!紙の原料は樹皮と青藤のみだったが、若竹でも製造できる。
徐賓は李必に言う「記録を侮るなかれ。唐の均田法下の税制は、成人男子の数を基本に成立。前暦の中期、青藤が枯渇し藤紙が足りず、役人が調査し記録しようにも紙がない」。
「人の失望は些細なことから始まる。役人たちは紙の不足が解消されないことに失望し、情熱も責任感も薄れていった。記録とは単なる数字ではありません。民の暮らしであり人生なのです。唐の税制は崩壊」。
「己にできることをやるだけです」と言う徐賓がカッコイィ!
徐賓に大金を渡したのは、何監の養子 何孚だった。何孚ってでんでん太鼓してた人?
姚汝能は姚家の名声を貶めた父を憎み、唐の名宰相だった曾祖父 姚崇を誇りにしており、なかなかこじらせている様子。
王韞秀は元載の家へ連れて行かれる。
石脂を人の体に付けている……?特攻隊?
EDは歌詞なし。
(つづく)
記録が大切、なのは身近などこぞでもありましたよ。
16話感想
酉の初刻(午後5時) 作噩の時。
マガルの馬車が許鶴子の所に突っ込み、許歌が馬車に落っこちちゃったよ。
炎の中から飛び出る張小敬がカッコイィ!
右相は性悪説の韓非子推しで、「誰であろうが信じてはならぬ」と李必に言い、「慣習とは最も過ちの起きぬしきたりなのだ」ともひとりごちる。
馬車の攻防がスゴい!車輪が少年の頭の上もすり抜けてるよ。
許鶴子は弟を救ってくれた恩返しに、毎日線香を上げ長寿を祈ると崔器に言う。恩人は死刑囚……。
李必が馬に乗って馬車を誘導してるよ。張小敬には李必は子狐なのね。
参軍は受けた任務しか動こうとせず。憎たらしいんよね。
伝令係は「恩報い 債償う」と皆を鼓舞してる。
……と思ったら、今度は皆に逃げろと扇動してるし。
馬車が巨大な鶏のモニュメントに突っ込んでいる。
酉の初三刻(午後5時45分)日落ちる時。
水辺で馬車は大爆発。張小敬の行方は?
王宗汜を元載の家へ作れていくと蔵呼ばわり……。「私は最上だけを好む、それ以外はいりません」な元載は王宗汜をロックオンしてるよね。
優秀な犬を連れた姚汝能が、井戸の中の聞染を見付けちゃったよ。姚汝能、アヤシイんよなぁ。
徐賓は伝令係に「恩に報い債を償うはよく使われる言葉だが、なぜ恩報い債償うと言ったのか」と問う。それは守捉郎という悪をくじく退役兵の組織が使う言葉。伝令係は徐品の首を絞め「長安の伏火雷は300樽」と言っている。
えええ、徐賓、大丈夫よね?
男性が「法は顕かなるに如くはなし」を見やる。
水の中、張小敬を捜索する様子を見ながら「善人は長生きする、違いますか?」と言う檀棋。
EDは歌詞なし。今回は45分。
(つづく)
長安の街中を走る馬車の攻防が見応えある!
あの伝令係は右相じゃなくてテロ側の間者よね。
17話感想
あれ?しれっと徐賓が李必に福縁酒店の黄酒を勧めているよ?と思ったら、これはいつの場面だ?
張小敬は信安王軍の参将まで務めたが、難攻不落の石堡城を攻撃する信安王の命を断り、聞無忌と共に一兵卒となり安西へ。石堡城は必要な要塞ではないが陥落させれば将軍は陛下に大きな功績を示せる。李必は「自分の流儀を保つには代償も伴う」と。
酉正 萬物成熟。
靖安司には捜査終了の詔。何監は李必に捜査させたくない様子。
陛下に太子の功績を力説したのは、左相 李適之、御史中丞 韋堅、戸部尚書 裴寛、京兆尹 韓朝宗、諫議大夫 揚慎矜。
功績を求めた崔器が、張小敬捕縛に走っちゃったよ。
時を告げる任務に忠実な龐博士だけは残っている。
軒下の徐賓が目覚めた!生きてた! 伝令係 陸三が内偵で、300樽の伏火雷と李必に告げる。
伝令係 陸三が龍波の元へ。陸三くん、徐賓を仕留めたと思ったかもしらんが、わざわざ300樽と知らせたのはアナタでは……?
龍波にとって聞染は家族なのか。では張小敬とも案外近い関係なのかしらん。
元載と王宗汜が李必のところへやって来るが、あっけなく牢屋入り。程参さん、また牢屋仲間が増えたね。
右驍衛で捕えられていた張小敬、スルスルとお縄も解いて……と思ったら参軍と崔器がいたよ。参軍め~~~。
歴史を知っている身には、李必の言う「長安が脆弱だと内外に知れ渡ろう。辺境の節度使も野心が膨らめば長安に陰が差す」と言う言葉がねぇ……。
檀棋の「私は騙すのが一番得意なのですよ」が頼もしいわ。え?李必は姚汝能を買ってるの?大丈夫?
男性が簾を巻き上げている。
EDは歌詞なし。今回も45分。
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