笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」アニメ「魔道祖師Q」に始まり、ドラマの漢詩やグルメを記したブログ。最近は「長安二十四時」「如懿伝」「致命遊戯」「一念関山」「寧安如夢」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。外部リンクはプロモーションを含みます。

長安二十四時24話,25話,26話感想/李白 与韓荊州書,酈道元 水経注

ドラマは折り返し地点。

24話感想

亥初、万物収蔵。

張小敬たちは劉記書房へ。イスの蓮十字の首飾りを見せると、相手は「でか頭」と張小敬に呼びかける。第8団の仲間が守捉郎の火師になっているという長安の世間の狭さよ。丁老三はせっせと胡餅を張小敬に勧めている。

一方、靖安司は火事になっているし、右相の指揮下になったし、えらい事になってるけど、徐賓はいなさそうね。

龍波たちを堂々と追っていた李必は、龍波に完成していないお面を付けられ、自雨亭へ。自雨亭は拂熱国王が避暑のため東屋を建て、水を流す仕掛けで暑さをしのいだ。陛下は毛順に命じ興慶宮内に作らせ、五品以上の資産家の注文に応えたようだ。自雨亭は幾つもあるのか。

丁老三もトラウマを抱えながら生きている……胡餅を炭に投げ込んで火花のように散るのが印象的。

元載が王韞秀を連れて吉温と組み、靖安司にて『大唐六典 第13巻』が読みあげられる。狼衛を動かしていたのは張小敬だとする吉温に、靖安司の役人さんたちが声をあげて抗議するのが熱いよ~。姚汝能も崔器の死を目の当たりにしたし、思うところはある様子。

イスさんの語る張小敬と檀棋は「ぎこちないけど、かばい合って息もぴったり」なのが良いよね。
丁老三が配下の守捉郎たちを斬って張小敬を守る!「第8団は死して悔いなし」と第8団の絆は深い。丁老三が斬られた!黒幕の名をはよ~~~。

小さいお子が自雨亭の水の流れを見ている。このお子は何孚?

ED歌詞なし。

25話感想

今度は火師殺しの犯人とされ追われる張小敬、息も絶え絶えな守捉郎の人、火師を刺しておいて張小敬のせいにしたわね?まぁ、火師にいきなり殺されたのだけれど……。

何孚が望楼の暗号を読み解き「張小敬を捕らえて即刻殺せ、妙案だな」と龍波に言ってるよ。屋敷で李必と何孚が語らう遠景、灯籠が灯り天燈が上がっていて風情があるよね。語っていることはちっとも風情がないけど。何孚は6歳で父を失い、うつけ者を装ってきた。

林九郎と御史台13人は、明朝 太子の結党を弾劾する予定。景龍観での密談も記録されている。
 李白の「万戸侯になれずとも、韓朝宗と知り合いたし」「豪傑俊才が韓朝宗のもとに集まり不遇の士が引き立てられたがっている」と褒めたつもりが、当の京兆尹韓朝宗さんには李白は口が軽いし、周りからは野心ありと思われていると、お困りのようで。

李白(唐代)《与韩荆州书》
白闻天下谈士相聚而言曰:“生不用封万户侯,但愿一识韩荆州。”何令人之景慕,一至于此耶!岂不以有周公之风,躬吐握之事,使海内豪俊,奔走而归之,一登龙门,则声誉十倍。所以龙盘凤逸之士,皆欲收名定价于君侯。君侯不以富贵而骄之,寒贱而忽之,则三千宾中有毛遂,使白得颖脱而出,即其人焉。

裴冕が密かに開墾した荒地に、戸籍を捨てた農民たちが税が低いと移り住んだと霊武より知らせが入る。新税法が天下で推し進められることを願う韓朝宗。
 農閑期に朔方軍が農民に武術を教えてもいる。太子は元朔方大使。
皇甫惟明が隴右から帰還し陛下に謁見、林九郎の専横を訴えるつもりだが、李必は反対。
 陛下は1日に3人子を殺したことがある。


武侯の人たち駱駝の足煮に貴重な胡椒をかけて味わっているところへ、檀棋さんが上手に騙して誘い出す。
あら、武侯の人たちも張小敬のお知り合いとな、顔が広いね~。


何孚は龍波に、何監は常々言っていた「外柔内柔は侮られ、外剛内剛は誹られる。外剛内柔は軽んじられ、外柔内剛のみ大器となる/外柔内柔,人侮之;外刚内刚,人毁之;外刚内柔,人轻之。唯有外柔内刚,方成大器」。

龍波は「李必が案じているのは太子のことだけ」なのにガッカリ。
そして何孚よ、そろそろお金で白蟻たちを動かそうとするのは悪手と気付こうよ。右相襲撃に連れてってあげるけど見せるつもりはないらしい龍波さん。何に腹を立てているかはお察し……。


姚汝能は吉温司丞に「張小敬を犯人に仕立てる気なら人選を誤った」と伝える。そうそう、皆のスターな許鶴子も張小敬の味方よ?

姚汝能の父は病床の長官を脅し宰相の推薦状を書かせ、2年前に斬首される。
ん?靖安司の遺体の中に徐賓さん?ふぅーーーーーん。

元載は王韞秀に「成功しか求めねば、人は誤ったりせぬもの。今日長安で私だけが常に正しい判断を下せるのだ」と伝えている。うんうん、それが転がって張小敬の助けになると信じてるよ。
吉温司丞は元載に「右驍衛を率いて、平康坊の劉記書房へ向かい、張小敬を1時以内に捕らえろ」と指示。

亥の初刻(午後9時)、皆堅核の時

何やら木を掘り出して人型になっている。「閻魔の帰還」と背中に記しているのは先ほどの武侯の人よね。

ED歌詞なし。40分ほど。

26話感想

亥正 人定

元載が吉司丞の指示を姚汝能に伝えた時に、姚汝能が血をぬぐった手の水をブンブン振って元載に飛ばしていたのが、いいぞやれやれ~という思い。

李必が捕らえられ、張小敬が走り、檀棋が捜し、何孚が詠じる場面でも流れる「翠緑の新芽伸び~」な賀知章『董孝子黯复仇』。

龍波の言う通り目が見えなくなった何孚……いや、アップにせんでもええってよ。
何孚は壁に「遠くに見える2人の影、余のそばにいるは…/遥见双人影,知余在身旁」という謎かけを残す。黒幕を言ってる?そして龍波さん、わりとこういうの残してあげるよね、ワザとなの?見通しが甘いの?

魚腸は聞染に「龍波よりも張小敬が大切なのか?」って責めてるけど、アナタ「龍波が大切」って言ったら言ったで同担拒否で敵視するクセに、どーしろって言うのよ。そもそも聞染ちゃんは張小敬のお嫁さんになりたい(なりたかった?)のだと思うよ。

李白の書いた花韵楼の名前を宣伝している傘の女性も殺されちゃったよ~。

長安八景でも余は太白山の積雪を愛する、酈道元の「水経注」によれば太白山は南の武功山と比べても最も傑出した山である。夏冬と雪を頂き望めば一面白銀たり」と何監とおぼしき人物が語る。

道元北魏《水经注》
太白山南连武功山,于诸山最为秀杰,冬夏积雪,望之皑然。

太白山の頂上は雪が積る寒さだ、高みに上るゆえ寒いのか、寒さを好むから高みに上れるのか」「人は地 地は天に倣い、天は道 道は自然に倣う」。
黒幕は何監か、太子か、揺れる李必の思い。

老子《道德经 二十五章》
人法地,地法天,天法道,道法自然。


東市 勝業坊で何孚の乗った馬車が、右相の馬車ごと爆破……のハズが、爆弾は不発だし、右相は替え玉だしで、何孚が捕らえられただけだった。子の正刻に陛下が国事を宣言される。右相の紫袍は陛下に次いで高貴な色の衣。

太子一派は左相 李適之、京兆尹 韓朝宗、朔方節度使 王宗汜、皇甫惟明に韋堅。


武侯さん、塩と干し肉とごまのお焼きを張小敬に持たせて長安の春明門から逃がそうとしている。コチラも死んじゃったよー。

李必をかくまってくれた妓女さんも、あとできっと5000銭届くよ。

薬を煎じていたのは……魚腸?

ED歌詞なし。35分くらい。
(つづく)

それにしても何孚は、龍波に利用されただけだったのかしら……。

 

 

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