8話感想
未初 日中而昃。
聞染は長安育ちだけど父親を殺され、長安を嫌って王韞秀誘拐に加わり、影(右相告発の証人)の死にも関係がある。前歴13年陛下が封禅を行うため、宰相張説が辺境を守る兵を募り、聞染父親は商人ながら加わる。
ありゃ、張小敬は熊火幇にも狙われてるし、でも聞染に夫と言って助けられてるし。万年県の家にある旗を持って啓夏門外の茶楼で灯籠を飾る約束を交わす……けど聞染が熊火幇に捕えられちゃった。
張小敬は単身乗り込み、多勢相手に戦う戦う!そうか、張小敬は片手で弩を打てるから、指を欠いても大丈夫なんや。
未の初二刻(午後1時30分)。停午から昃く時太陽は中天に達し。崔器はちんたら修政坊へ向かっており、張小敬は拷問され味方からも救援が来ない状況が、過去の張小敬と重なる。
前歴23年安西都護府、安西撥換城の西北 烽燧堡。兵士の白真陀羅、牛万寿、何遊魯、丁老三、聞無忌、剣南道、何舎仁らは助かった9人組なのか? 撥換城の蓋将軍からの救援が来ない。正月15日なので狼を捕らえて肉を食べようと話してる。
現在。礼部の芸比べで、「吉祥よ久遠の吉祥、凶神よ散れ。3つの煩悩を消し厄難を救済する。凶神よ散れ」と歌われる。
楽手 許歌が笛を吹き、許鶴子を皆、待っている。
髪を梳き化粧をしているのが許鶴子か?
ED『長相思』
9話感想
右相へ張小敬についてのご報告。
天保2年8月熊火幇が安業坊第6街で5人の商人を殺し、譚同寿は商人が先に手を出したと断じる。張小敬は熊火幇34人を殺し捕まるが、審問中突然譚同寿を撲殺。その地では工部が小勃律の公館を建て陛下は右相に?で会話途切れる。これらは三女がもたらした情報。
前暦13年に第1期志願兵となり信安王府に配され、安西都護府に異動、撥換城を守る。前歴23年烽燧堡の役の後、長安 万年県の不良帥となる。前暦23年は右相の兵部尚書就任の年。蓋嘉運は援軍を送らず、第33折衝府第8団の211人を失う。蓋嘉運は兵部が軍を出さなかったと弁明。張小敬は妻子も持たず、聞無忌とは仲が良かった。
現在、永王が熊火幇に指示を出している。当時、永王は張小敬に暴行されていた。
張小敬が曹破延に殺される寸前に、マガルが曹破延を殴り止める。曹破延には星という娘がいる。
長安の地図を書き始める張小敬。王韞秀の非難にも「前から来る敵としか戦ったことがない奴に、背後から刺される気持ちは分からん」と返している。記す場所は右驍衛の右相のところ。
(回想)聞無忌が狼を捕りに行き、狼が罠にかかった瞬間に、聞無忌が背後から襲われる演出がスゴい。助けに来た張小敬が頼もしいわ。聞無忌は隊長さんなんだ。
許鶴子の登場場面があでやか~。丁瞳児も詠っていた李白『短歌行』を歌い舞っている。
「白日なんと短く、すぐに満ちる百年の苦。蒼穹は無限に広がり万劫は茫々たる、あまりに長くも麻姑の両鬢にさえ今や半ば白き霧の降りぬ。天公と玉女にはしかず、大笑いしては億千回。天に昇りて龍が引く日の車を制し、扶桑の木にとどめん。北斗星を取りて美酒をくみ龍にこれを勧めん。富貴は願うところにあらず、ただ時をとどめんと願う」。下線は前回では詠われなかった部分。
李白(唐代)《短歌行》
白日何短短,百年苦易满。
苍穹浩茫茫,万劫太极长。
麻姑垂两鬓,一半已成霜。
天公见玉女,大笑亿千场。
吾欲揽六龙,回车挂扶桑。
北斗酌美酒,劝龙各一觞。
富贵非所愿,与人驻颜光。
未の正刻(午後2時)陽向幽、これより日没に向かう。
李必に「人と気が合う条件は?」と問われ、「その人の選択を好ましく思うこと」と答える檀棋。李必と徐賓の出会いは天保2年8月23日の曲江の湖畔、徐賓の家は安業坊。む、8月とな。
張小敬が地図を書きあげピンチなところに、熊火幇がやって来た。いいぞいいぞ。
ようやく崔器も到達、こちらは敵味方お構いなしの弩による総攻撃。
崔器 VS 曹破延。そういえば兄の仇なんだっけ。曹破延は聞染を王宗汜の娘と称して崔器からまんまと逃げる。ええと聞染と曹破延は組んでるんだったね。
この踊り手は?
ED『長相思』
10話感想
龍波の元に「狼餃子が食われた」との知らせが入る。魚腸さん、お代をつり上げようとした少年は中に入れてどうされたので?
未 日西斜。
崔旅帥が狼衛全滅と偽の知らせを放ったが、李必は檀棋を遣わす。仮面を被った踊り手3人は聞染と曹破延たちだったか。
(回想)聞不忌に麺をふるまわれる張小敬。19歳の聞染ちゃんは長小敬が好きなのね。
張小敬が聞不忌に「長安に来るのは仲間の夢、仲間に変わり俺たちが夢の中にいる、その夢は美しくないとな」と語るのが侠気を感じる。
公館を建てるために熊火幇から地上げに遭っていた聞不忌。その間、上司は張小敬を遠くの任務へと遣わしていた。むむ、陰謀のニオイ。
檀棋は「君子内は心を正し、外容姿を修める/君子内正其心外正其容」と、張小敬に言う。
欧阳修(北宋)《辨左氏》
夫君子之修身也,内正其心,外正其容而已。
未の七刻(午後2時45分)。龍波が薄荷を魚腸の指ごとねぶっちゃうやり取りが艶めかしいわ~~~。魚腸は賞金稼ぎとな。
太子が李必に「靖安司を閉め捜査を終了し、花萼相輝老へ同行せよ」との命が下された。八方ふさがりな李必。姚汝能も事なかれだな。
曹破延の身長は7尺9寸で、その丈の死体が出てきていない。
右相は「相手が聞きたがる話でないと」と言うのがさすが老獪だ。郭利仕に太子の功績を奏上するまで、その期限は1刻。郭利仕ってあの金器の人ね。茶器を入れ替えて脅かそうというワケか。
残された灯籠から事情をすぐさま察し、崔器に「何人逃げた?」と余計なことを言わず端的に訊ねる張小敬がカッコ良い。
聞染は弩の矢で作った簪を付けているのね。張小敬の弩なのかな。
永王は太子に育てられた、そんな若いのか。檀棋に「張小敬の縁者を放て」と伝言を伝える張小敬。檀棋を子狐呼びがなんだかカワイイ。
張小敬は檀棋になにかと絡むがなんなんだろ。ちょっと武思月@風起洛陽ぽくなっていくのかな。
何かを作っている様子、秤で測っているのは火薬よね?
ED『長相思』
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