笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」アニメ「魔道祖師Q」に始まり、ドラマの漢詩やグルメを記したブログ。最近は「一念関山」「紅き真珠の詩」「安寧録」「星より輝く君へ」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。外部リンクはプロモーションを含みます。

中国映画「射鵰英雄伝:侠之大者 2025」感想,肖戦,タイ航空機内映画,IFココナッツウォーターCM

さて、タイ航空の帰国便
行きと同じプログラムだろうと思い込んで映画は見ておらず。残り3時間をきってから手持ち無沙汰になり、映画を見てみると……行きと映画プログラムが違う

肖戦『射鵰英雄伝:侠之大者』もあるし、趙穎麗&辛芷蕾『チャオ・イェンの思い』に、張艾嘉&劉嘉玲『娘の娘』もあるじゃないの!

『チャオ・イェンの思い』はかなりシリアスと聞いているので、シャオ・ジャン主演な武侠映画『射鵰英雄伝:侠之大者』を選択。上映時間は2時間17分……残り時間が結構微妙だな。英語字幕にて視聴。


ドラマ版『射鵰英雄伝』の印象が強く残っていたので、朴訥とした郭靖と、機転のきく黄蓉カップルを想像していたら、あれ?イメージが違う。

どうやらストーリーは物語後半の蒙古の辺りがクローズアップされており、離れ離れになった郭靖と黄蓉の再会物語がメイン。

そこへちょこちょこと回想が挿入され、懐かしい射鵰英雄伝な物語な場面も。しかしこの回想が、映画の流れを途切れさせている気がしないでもない。

天下五絶も登場するけれど、あくまで物語は郭靖と蒙古との絆宋への思い黄蓉と華箏公主との三角関係

この肖戦を巡って女性が対立する構図はどこかで見たような……と思ったら、映画『ジェイド・ダイナスティー』だ!全体的にあの映画と似た雰囲気なんですよね。

天下五絶はダイジェストという登場で、武侠映画というより、蒙古を交えて国(宋)を守る戦闘映画といった印象。
監督は徐克ツイ・ハーク)。

ここからはネタバレあります。

映画感想

Sonyの文字がデカデカと映し出される。

金と蒙古の説明が入り、壮大な戦闘場面が繰り広げられる。

6分経ってようやくシャオジャンな郭靖登場。モンゴル語も話してます。
黄蓉を雷から守っているよ。郭靖の名は靖康の変(靖康之耻)を忘れぬように名付けられた。1127年、北宋女真族の金に攻め込まれ華北を失った事件。

この黄蓉は素直そうだわ。雷で桃花酒燜鶏(桃花酒焖鸡)を作ったのね、桃花酒に漬け込んだ鶏を雷で豪快に焼いた逸品。食いしん坊な洪七公胡軍《长空之王》张挺 だ~♪

黄蓉をおんぶして草原について語る郭靖。そんな仲睦まじい時もつかの間、桃花島師父が死んでもうた~。黄蓉と仲違いをして別れ、今は捜している所なのね。

タイトルロールで五大絶の紹介、東邪:黄薬師、西毒:欧陽鋒、南帝:段智興、北丐:洪七公、中神通:重陽

黄蓉は霊智上人李欣阳)に蛇の入った首輪(索命环)を付けられるも、水に飛び込んで逃げる。西毒は泳げないんでしたっけ?

蒙古の四王子 拖雷阿如那『熱烈』保安 登場、円盤が飛んでるよ、霊智上人は毒で倒れちゃったよ。 五万の金兵が撤退。マンガみたいにウマが飛んでった。

木の枝で作った風車は、郭靖と黄蓉ふたりの目印。回想は一灯大師吴兴国)に黄蓉を治療してもらっている場面。モンゴルの音楽が奏でられ、ハーン(巴雅尔图)や郭靖の母登場。

黄蓉に西毒たちの追っ手が迫る中、馬が斜面を駆けおり黄蓉がすくいあげられる場面がカッコいい。蜂の巣の蹴球が愉しいわ。
華箏公主登場、黄蓉の背中から磁石で針を抜き、索命环もなんなく外してくれる。

郭靖の父は20年前に亡くなっている、鷲二羽も懐いてるね。華箏公主は郭靖との結婚を望んで2年待っていたが、郭靖の心には黄蓉がいる。

西毒が油で滑ってるよ、かつて郭靖が蒙古四王子の命を助けていた。
皆の前でひとり、技を披露する郭靖の場面は、武芸の見せどころ。

郭靖と黄蓉は見つめ合ったのに、さようなら。

蒙古の戦い方が繰り広げられ、ハトで丐幇たちもやって来た。

郭靖が書画の詩を詠じている。

(宋代)《九张机》
【其一】
七张机。春蚕吐尽一生丝。
莫教容易裁罗绮。
无端翦破,仙鸾彩凤,分作两般衣。

七織目。春蚕は一生の絹を吐き尽くした。
軽々しく錦を裁断することなかれ。
むやみに切り裂いたら、鴛鴦のごとき美しい紋様が、ふたつに分かれてしまう。

この詩の意味を、郭靖母が解説してくれるんだが、これの【其二】版を『宮廷の諍い女』第50話で果群王が引用しており……、それをあのドラマでは甄嬛のライバルだった皇后の蔡少芬が口にするのが、なんだか趣深いと言いましょうか。


丐幇たちを介して郭靖に陣形について伝える黄蓉。黄蓉の正体に気付いた黄蓉 VS 華箏公主、毒使いが来た~~。

郭靖が母と恋バナしてるよ。

金都攻め、漢水口にて、郭靖はハーンに宋を裏切れないと激白。足手まといになるまいと、母上がぁぁぁ~~金庸は時々こういうのを入れてくるよね。

郭靖は華箏公主との別れ、わりとあっさり。

郭靖は従軍、桃花の店名を見て、黄蓉の存在を確信する郭靖。雷が落ちる所に黄蓉あり、という事で、郭靖は雨の中馬を走らせ再会~~、やっとシャオジャン郭靖が笑顔になったよ。

蒙古軍の前に、偽の九陰真経で乱心した西毒が現れ、もはや戦いは西毒が相手になっとるし。

郭靖がハーンを守った……のあたりで、飛行機は日本へ着陸。

 
原作の物語後半という事もあり、郭靖は既に武術を身に付けており、郭靖こと肖戦は終始難しい顔しているのがちょい残念。
射鵰英雄伝というと、郭靖と黄蓉の弥次喜多ふたり旅が印象深かったんだよなぁ。
そしてなーんと楊康も穆念慈も出てこなかった
金庸の名作なだけに、自分の中の郭靖&黄蓉なイメージがあり、それと異なるのに戸惑っている間にどんどん映画が進んでいった。ドラマだったらもう少しそのズレが修正されて違っていたんだろうな。
映画の主役3人はサッパリとしており、華箏公主役な張文昕も勇ましかったけれど、ドラマ『一念関山』の初月(陈昊宇)な感じで、なんというか漢人ぽいような。蒙古の公主ならば、『成化十四年』のドゥルラ(鶴男)のような濃い方がらしいかな。鶴男自身は漢人ではあるのですが。
黄蓉役の荘達菲は、予想していたようなチャーミングな曲者感はないものの、丐幇を率いて義に篤い武侠感は感じられ良かったです。
西毒が梁家輝というのがスゴいわ……。沙通天杜玉明『慶余年』洪四庠でしたね。
国を守ろうとする熱い郭靖なおジャンさんが見れました。

映画は東京・中国映画週間2025で上映されるとの事だったけれど、直前で公開見送りとなる。肖戦人気も高いし、これは日本で配給される日も近いのかな? ←勝手に言ってます。

タイのシャオ・ジャンCM

肖戦ラッピング車両
おジャンさんと言えば、タイでもドリンクの広告が展開されていました。
シャオジャンはタイ産IFのココナッツウォーターCMのグローバルアンバサダーで、コンビニなどでもよく見かけました。
バンコクBTSシーロム線に乗車した時、肖戦のTOD'Sなラッピング車両が来てテンション上がった~~。
 

 

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外部リンク

 

 

 

 

射雕英雄伝(字幕版)

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