中国ドラマ『風の吹く場所へ~love yourself~』が2025年11月17日(月)よりBS12にて月~金 7時 毎1話放送で始まった。全40話。中国語タイトルは《去有風的地方》。
第1話は大都会北京のホテルウーマン紅豆(劉亦菲)がヒロインで、親友の深刻な病状が描かれていたが、第2話からは一転して雲南省へと舞台がうつりヒーリングドラマとなったので、雲南の暮らしをかいまみる思いで視聴継続。
都会から田舎へ舞台が移るあたりは、曾舜晞主演ドラマ『そして救いの星が輝いた』に似ているけれど、コチラのヒロインは休息へ来ているので見ている方ものんびり旅行者目線。
雲南の風土はもちろん、登場人物たちが話す会話も良く、ドラマ『家族の名において』の監督&脚本家と聞いて納得~~。
3話メモ
瞑想男性の馬さんって、海潮パパ@家族の名においてな涂松岩か!パッと見分からなかったわ。
回想で親友が紅豆に話す「水性楊花湯を飲んでみたい」は、ワタシも気になったよ。
男主 阿遥(李現)が紅豆に言う、村を代表する美男子である「ポニーの王子様さ」の中国語が気になったら、【矮脚马王子】でまさにそのまんまだった。
阿遥が説明した秋露と青黛。青黛はインディゴを含んだ生薬。
4話メモ
阿遥のお婆(吴彦姝)が乳餅を焼いている。吴彦姝は『承歓記』のリッチなおばあさまだ。特産品はハムにお茶に、乳鉢で和えるのはベトナム料理みたい。ベトナムとは隣接してるしね。
木彫りの師匠はワインは気に入らないけど、お婆の漬けた桜桃酒はお気に召す。
阿遥は「葡萄の美酒 夜光の杯、飲まんと欲して琵琶 馬上に催す。酔うて沙場に臥す 君笑う莫れ、古来征戦 幾人か回る」と詠じ、ワインは唐の時代から飲まれていると話す。
王翰(唐代)《凉州词》
葡萄美酒夜光杯,欲饮琵琶马上催。
醉卧沙场君莫笑,古来征战几人回?
5話メモ
ネット作家 大麦(马梦唯)と紅豆は鮮花餅と乳扇作りに誘われる。乳扇は白族が作る伝統的な固形チーズ。鮮花餅は餡がバラ。马梦唯は『尚食』掌膳 香芹だけど覚えてないな……。
紅豆ママが宅配便の段ボールを、アルコールで除菌してから開けているのにビックリ。
阿遥が読書している本は、路遥の『平凡的世界』。
6話メモ
家出した阿遥の弟 阿遠(马柏全)はヤシミルクが注文されている。马柏全は『愛なんてただそれだけのこと』のテニス仲間 代奕だ。
阿遠と友人 亮のふたりが歌う「勇敢さを持て、夜が訪れようとも、暗い時間はただ人生の回り道なのさ。俺は…」は、『家族の名において』の主題歌。ドラマではしっとりと歌われているので分からなかったよ。
以家人之名主题曲《无畏》
勇敢着 所谓天黑 不过是以为 生命用 一种迂回 让我们学会
水出しお茶は「ゆっくりな時間の味、緩やかに流れる時間が調味料になる」と語る娜娜(胡冰卿)。
7話メモ
伝統を守る「物語」という付加価値も使いよう、かしら。
夏夏(史彭元)が詐欺にあったファンドの運用サイトは豚殺し。史彭元は『ロングシーズン』王北ね。豚殺し(殺猪盤)はSNSなどでやり取りを交わして信頼させ、投資詐欺へと誘い込む手法であり、それが豚の飼育のようであることから名付けられた。『ねほりんぱほりん』を脳内で再現してしまったよ。
8話メモ
出来たて豆腐を食す紅豆。阿遥の弟 阿遠がバイトしているのはキノコ火鍋店。
夏夏に一攫千金ではなく「少しずつ積み重ねることが大事」と説く姉 暁春(董晴)。姉弟愛が感じられて良き場面。
蒼山が見える洱海沿いをドライブしている紅豆。眺めが良い~~。
プレイボーイは「海の王」と言うらしい。【海王】は2018年頃に流行ったネット用語。曖昧な関係が海の生物並みに多数あり、広範囲に女性を口説くクズ男で、【中央空调】と同義語なんだとか。
9話メモ
『変わりなく/好好的』を歌うギター男(牛骏峰)と娜娜。牛骏峰は『承歓記』の元カレ辛家亮だ。
ちびっ子4人組の女の子が捕まった時に、他の3人が見捨てずに留まるのがイイね。結束力はコナンの少年探偵団みがある。
そして阿遠のことを吹聴したのは君たちかっ!
「ようこそ白族のふるさとへ~」と歌われている。
欢欢喜喜到白乡,白子白女心欢畅。奏上白家酒,一杯祝福人安康,二杯祝福工作顺,三杯共飲同心酒
阿遠の好きな蒸し卵(蒸蛋)は茶碗蒸し、肉みそは中に入れるんだろうけど、結構しっかりめに味付けするのね。
瞑想男 馬さんは「いずれ荒波を越え、帆を揚げ海原を渡らん」と乾杯。
李白(唐代)《行路难·其一》
金樽清酒斗十千,玉盘珍羞直万钱。
停杯投箸不能食,拔剑四顾心茫然。
欲渡黄河冰塞川,将登太行雪满山。
闲来垂钓碧溪上,忽复乘舟梦日边。
行路难!行路难!多歧路,今安在?
长风破浪会有时,直挂云帆济沧海。
「栄華を誇るきらびやかな楼閣でも、いずれは崩れ落ちる」と語る。
《桃花扇》
眼看他起朱楼,眼看他宴宾客,眼看他楼塌了。
木彫りの師匠に再弟子入りする夏夏。師匠が「頑張るふりだけではダメなんだ。集中しろ」と声をかけるのが良いな。
かつて暁春が大学を辞める危機に、阿遥は「知識は世界を知るための橋」と助けてくれていた。
バラ茶を注文し、秀英と彩雲さんの喧嘩も仲裁する阿遥は、紅豆の上手な指示や客をもてなす技術の高さに目を付けている。
10話メモ
阿遥は紅豆に、朝には売切れる米線を紅豆にご馳走する。紅豆の「お客さんといい関係を築きたい」こそが「サービス精神だ」と言う阿遥。
「七歳 八歳は万人が嫌う/七岁八岁万人嫌」という諺があるらしい。
お婆の息子たち(阿遥の親)は昆明で花を売って生計を立てている。
村の主任補佐 黄欣欣は范帅琦だ、『卿卿日常』の上官婧。かつて村では花灯劇を歌っていた時代もあったよう。
理想は努力の対象で、夢は期待し続けるもの。
瞑想男 馬さんは「悪を避け善をなせ。慎み深く欲を捨て。悪人に近寄らず…/一不做,二不休,三不猴,四不为,五不亲」とひとりごちる。
紅豆がカフェアドバイザーに乗り出したけれど、ゆるい就業態度の改善は難しいだろうなぁ。どの業界でも外からの意見は通りやすいはごもっとも。
馬の出産場面だ!地面に伏せた時が出産のタイミングなのか。
11話メモ
ちびっ子の両親が出稼ぎに行き、ちびっ子仲良し4人組も解散か?と思ったら、子が残されるのね……。大泣きする様子を「6月の空ね/六月的天」と評されている。6月の天気も、子供も変わりやすいことを指しているのだとか。
馬さんは、決して「牛に牡丹ではない/牛嚼牡丹」と言う。
そして大麦に「馬も蹄を誤る」な失蹄ビーフンを作る。【人有错手,马有失蹄】は、人も過ちを避けられないの意。
「運は必ず回ってくる。花が咲き誇り、牛や羊が群れをなす草原で、君は馬に乗り駆け抜けていくんだ。全てが花の道に通じる」と大麦を励まし、成功と挫折な過去を語る。
紅豆は皆勤賞を設け、カフェスタッフのやる気をひきだしているよ。インセンティブ、大事~。
12話メモ
馬さんは中国茶カフェを開きたいよう。
阿遥が語る「テーマは風の吹く場所へ。風の家にやってくる人には幸せに生きるための力を取り戻してほしいんだ。冷たい空気が暖かい空気に流れ込むと風が生まれる。風は万物に生きる力をくれる。人生の再出発に向けてね」は、タイトルの由来かな。
13話メモ
「俺の武器はどこだ?/土地土地,我的金箍棒在哪里」
「悟空様のその素敵な髪形でございます/大圣,你的金箍棒就棒在特别配你的发型」は『西遊記』。
かつて社長だった馬さんと阿遥が会っているこの急斜面の切妻屋根な建物のたたずまい、ステキだな。
14話メモ
紅豆、娜娜、大麦の3人が出かけた先での、大きな貝を開けて取りだしたのは貝柱かしら。
ギター男は「1994年のとある日に~」とお祝いの歌を歌いだす。
娜娜が歌う「振り向くと帰路は雲に隠れてしまった/再回首 云遮断归途」は、姜育恒の名曲《再回首》(1989)。大麦は「コンビ名は胡辣湯、娜を辣と発音するから」と言う。
15話メモ
暁春の料理には、機嫌の良い時には木瓜が入っている。
紅豆の得意料理は汁なし鍋で、土鍋の底にすね肉を敷き白菜や昆布を重ね水と調味料を入れて煮込んだもの。
子供の頃の阿遥は両親が出稼ぎに出ており、漁師の祖父と仲良し。子供の頃は肉まんみたいな体型していたのね。
紅豆はライチの香りのする薔薇をもらっている。
お墓の周りは雑草だらけで、雑草は繁栄ってそう思ってイイの?阿遥の母は出稼ぎをして病気で亡くなっているのか。阿遥パパがママに「後悔しているか?」と問うたら「首を振った」が泣ける……。阿遥は母に懐かなかった自分を後悔していそうだよね……だからこそ今、村で頑張っているのだろう。
馬さんはタピオカはこんにゃく芋で作ると話し、いろんなお茶を試飲してもらっている。
(つづく)
外部リンク
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