笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「陳情令」「風起洛陽」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

慶余年28~32話感想/手紙,八処の紙の判定,夢李白二首

28話感想

村人は殺され長公主が一人燕小乙を救ったって、何だか長公主だけにイヤな感じがするな。

燕小乙、その賭けは謝る羽目になるわね。ちょっとおもろい范閑の衣をめくる場面。鍵が矢から范閑を救っていた。材質はなに?

奥義につられた洪公公、そんな一面があるのはお茶目ね。母が遺した箱の中には、兵器と手紙。王啓年も振り向きざまの見事なスッ転び。そりゃ、院長にすごまれたらねぇ……。

手紙を聞いて思わず知らず笑顔な五竹。なんの関心もない五竹が、葉軽眉の残した物を知りたがった……切ない。五竹への手紙には「先帝の髭も抜いたし、本当にやりたいのはこの世を美しくすること皆の笑顔が光り輝きますように。私は孤独、そばにあなたがいてくれて。心から想っている」と綴られていた。「想うこととは」の問いに范閑が答える。

そして息子への手紙には、「大氷河期に禁忌の扉を開けた。凍結装置で眠り続ける。旧時代から新人類、部族の時期、奴隷社会、封建王朝に入った。伝説は神廟の秘密に隠されている。范閑は実験である人物の記憶を数値化したもの。人類滅亡の真相は太平別院にある。開けると危険がある。五竹を世話して」とあった。

いきなり壮大なSF展開となっていった。ありえない設定がいつか来るとは思っていたが、予想以上だったししかもドラマ中盤で来るとは思わず。誰がこの時代の人間ではないのか探しも気になってくる。「この時代には真気がない」が鍵か。

 

29話感想

「沼にはまりそうだよ」は【要不要这么控坑】。なんと鍵師は院長の配下だった。大丈夫?複製されていない?

林婉児が出てくるとホッとするね、婉児が刺繍しているのは花と蝶。婉児に太監を仕込まれる范閑。楽しそうだ。

林婉児が范閑に聞いた詩。

秦観(宋代)《鹊桥仙》
金风玉露一相逢,便胜却人间无数。
金風の玉露一度相逢うは人間の無数に勝る

 

李商隠晩唐)『錦瑟』
此情可待成追忆,只是当时已惘然
この思い、いつか振り返ることができるだろうか。その時、すでに定かでなかったこの思いを。
川合康三『中国名詩選 下』2015 岩波書店

失われた恋の悲しみを詠っている。

 

柳永(北宋)『雨霖鈴·寒蝉凄切』
执手相看泪眼,竟无语凝噎。
手を執って涙をたたえた目を見つめ合う。最後までことばもなくむせび泣く。
川合康三『中国名詩選 下』2015 岩波書店

別れの悲しみを詠っている。

 

蘇軾(北宋)《江城子》
十年生死两茫茫

 

長公主鋭い、と思ったけど推測したのは皇太后の刺客とな。范閑の太監姿は、朝官姿より似合っていたような。若いからかな。

八処にて、この世界では黄河や巫山はない様子。

李白(唐代)《将进酒》
黄河之水天上来

 

元稹(唐代)离思五首
除却巫山不是云。
巫山の雲を除いては観るに足らない。

宋玉『高唐賦』の巫山の雲雨が典故。


長公主を告発するビラが舞い散る。長公主は花びらをちぎっては潰している。言若海は院長を疑う。

ビラの紙から、青壇の木の半熟紙、壇皮の多い浄皮、厚みは2層で紙紋は双糸路、わら,桑,麻が含まれ、河西道の技と割り出す八処。

<紙の判別方法>
触る:青壇は紙の材料に優れている。
墨のにじみ:生紙は漉いたままの紙で、熟紙は滲まないように加工されたもの。
ちぎる:壇皮含有率。净皮は壇皮60~80%。
紙を折る:厚みや紙紋。
食べる:他に含まれているもの。

朝臣後宮が徒党を組んだ罪で、正二品 礼部尚書 郭攸之は刑部に捕えられる。ここでも郭父子の絆が描かれる。


30話感想

長公主は売国はしていないと主張し、范閑に振り向ける。郭保坤が怒りをぶつけるのは、長公主でなく范閑なのはそういうものかな。

院長は范閑に「約束は守る。長公主は陛下の権力に手出ししたので負けた」と話す。長公主が侍女の前で引用した「高き所寒さに耐えられず」は、蘇軾の《水調歌頭》【高处不胜寒】。長公主は高みに登りたいのだろうが、月へも行ってしまいたいのかな。

朱格さん、ツラいなぁ~と思っていたら、まさかの言若海を殺害しようとする。そこへ黒騎、カッコイイ~。

鑑査院の者が謀反を起こす事を恐れる朱格さん、慎重すぎて鑑査院に向いてないのね、女性を見る目もないようだけど。長公主は危険人物よ?

しゅたっと降り立つ、洪公公、カッコイイ~~。

院長は尊厳のある死を与える。朱格さん~~~。

道のりは長い。

 

31話感想

長公主への嘆願に誰か来ないか待っている陛下、彫金をしてるの?矢作りか。范閑がやって来るが処罰を求める。長公主の封地は信陽。EDで陛下が矢を放つのはこの場面か。

長公主を訪ねる林婉児。長公主は人参茶を入れたと言う。自分を忘れるように言う姿は郭父を思い出す。長公主が林婉児に会ってこなかったのは累が及ばないため。そして范閑は猛獣を釣る餌であり、林婉児のためには范閑も殺す。生きることにこだわる長公主。大切な人が亡くなってしまったのかな。

鶏肉と星空が好きな林婉児。そうか星空からして感じ方が違う母娘なのね。長公主が心を捧げたのは一体誰なのか、思ったより早かった長公主の退場

去り際の、嫁姑みたいな婿姑な范閑と長公主のあてこすりは、ある意味平和で楽しい。

陛下に呼び出された人が集う、湖が眺められるこの部屋、好きだな。

陛下の欲しいものはなんなのだろう?

 

32話感想

体裁にこだわる皇太子と品性のない食べっぷりな第二皇子、そういう事ね。陛下、いまさらっと「兄弟3人で」って言った?

燕小乙は辺境送りにされている。

花が枯れないか心配する院長。「花の天命だ」と言う范閑。院長は沈重に気をつけろと忠告する。

 

三処の毒オタの集いだ~。

小道具は、耐火服、連弩(れんど)、火浣布(かかんぷ)の傘、特製縄、煙玉佩、仕込み扇。

足りない物の猫扣子(びょうこうし)は苦みが強い、砒石(ひせき)、馬銭子(まちんし)、南海樟(なんかいくす)。哥羅芳(からほう)の解毒は幽夜香(ゆうやこう)と同じ。

久々の費介! 院長も范閑の身を案じているとそろそろ信じて良いのかな。プールサイドのデッキチェアみたいのが面白い。

一面の菜の花の中でのラブラブ場面。キスシーンでこの音楽はなんなんだ。桜の花を持ってここで待ってる……幸せな場面となりますように。

この簡易式東屋はおじゃる丸か。第二皇子は葡萄を食べている。

杜甫(唐代)『夢李白二首 其二』

浮雲終日行,遊子久不至。
三夜頻夢君,情親見君意。
告歸常侷促,苦道來不易。
江湖多風波,舟楫恐失墜。
出門搔白首,若負平生志。
冠蓋滿京華斯人獨憔悴
孰雲網恢恢,將老身反累。
千秋萬歲名,寂寞身後事。

高官は都にあふれ この人のみ独り憔悴す

杜甫李白を慕って詠んだもの。李白が夢に現われるが、李白は帰ることばかり言っていたり、江湖に波風は強く、李白の死後が案じられるというこの詩もまた意味深い。この詩を褒め、科挙の試験官に推挙する第二皇子。

さらっと鋒鳴関(ほうめい)と言ってたけど、これって経路よね。あえて范閑は流した情報なのかな。第二皇子にしたら目障りな皇太子の後ろ楯な長公主がいなくなり、絶好の機会なのだ。

 

 

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外部サイト

▼第17話~第32話