笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

風起洛陽29話~32話感想/九連環,稷門

29話感想

閉じ込められた洞窟の中、武思月に話し続ける高秉燭。牛頭煮好きな書生のお話は縁起が悪いのでは……。

武思月が内衛に入った時の武勇な回想は、皆のお芝居だったのかぃ~。武思月、カッコ良かったのに。李北七、強いのね。武思月が内衛に入ったのは興味本位だったとは意外な動機だった。

そして高秉燭の妹・高曇(こうたん)の回想は、小高秉燭(天享)は妹思いなだけに切なすぎる。お母さん「最後の一口でも先に妹に勧めなさい」って……。事情を聞いてあげて。若き丑おじさん!親切だな。

武攸决から李北七へ言い渡された一番の任務は、阿月を守ること。公私混同も甚だしいゾ。

「やりたいこと」に、高秉燭は「阿曇を探すのを手伝ってくれ」「不良井のみんなに神都を歩かせてやるんだ」「思月、あの橋で一緒に灯籠祭を見よう」と言う。高秉燭の「あの夜初めて神都が美しいと思った」にはホロリとしてしまう。

二郎を案じる七娘、家で大人しくしているのが一番安全な気もするが、それでは話も進まないしなぁ。二郎は儒学者に兄の書き付けを見せている。かつて長安に春秋学宮があり、淳禧元年、前太子・愚が戦国時代の稷門の学堂を模し開設、北溟書院と名を変えた。祖父の百里虎も北溟書院で教えていた。稷門とは斉の都の城門の名で、学問を好んだ王が稷門近くに学堂を建て学者を招いた。稷下の学(しょくかのがく)とも言う。

伏山雷霆が爆破、やっぱり二郎の試行錯誤が後押ししちゃったか。

祖父は春秋学宮を追われ、京兆を離れ神都に引越してきた。錬丹を行い煙を充満させていたことがあるようだ。

奩の銅は、伏山雷霆の箱のためだった。行方が気になっていた十郎は、紅綃坊でお金を使い果たしつまみ出されていた。武思月は高秉燭の嫌な夢を見て目覚め、足を負傷している。春秋道の狙いは燃灯大典。


30話感想

聯昉は陛下に中止させたことはなく、聯昉の権威にも関わるようだ。公子楚は聯昉が悪人に奪われることを怖れている。

武攸决と武思月の兄妹思いな場面。掌秋使は宮嫣に二郎を暗殺するよう言い渡す、これは密命よね?

兄・寛仁の墓を自力で掘っている二郎。棺の中は石が詰まっており、兄は指が6本で仕官できずにいた。宮嫣が襲ってくるが、連射弓が援護してくれた。

高秉燭は逍遥子に会いに行く。28人目。高秉燭の「茂る雑草/杂草漫野」に、逍遥子は「明火で焚く/明火焚之」と反応を示す。逍遥子は「春秋道即ち天の道なり、全ての雑草を燃やし正統に戻す。明火があればな」と言い、そしてまた「古に大椿~」と歌いだす。

古有大椿者,西北生,瘴活之,遇河长,向谷水而盛以及天
古に大椿というものあり、西北に生まれ、瘴気を吸い川のそばで長じ、谷に向かいて盛り天に及ぶ

「雑草が育ち芳しき草が辱められる世だが、烈火で塵となせば、万物はあるべき場所に戻る」と。

伏山雷霆を放つ場所については「神都」と答えるが、それ以上は「古に大椿~」を歌いだす。「八千年を春とし、八千年を秋とす、大椿ある所に春秋道あり」。「大椿」の出典 荘子『逍遥遊』については第15話に記した。

陳武(王同)《大秦赋》旄、 《风起霓裳》陈宇、 《遇龙》钟升 が薬を持ってくるが、月華君は高秉燭のことを知り飲まずに走って行く。高秉燭と会い「約束を守ってくれる?」に、高秉燭は「永遠に守るさ」。ED『心念』♪が切なすぎる。

兄の葬儀は父一人で行っていた。武攸决が白羽の矢を立てたのは、まさかな二郎。そして二郎兄と趙王と武攸决は、北門大学士 付律平に学び親しくしていたが、10年前に二郎兄、7年前に趙王が……。

城門の検問で十数人の流民が入城、李北七が許可したようだが、李北七の行方もわからない。

兄は奸臣・頼君澈を奏上しようとして、讒言で陥れられた。
誰もが疑わしい中、癒しの白浪。高秉燭は逍遥子の歌を手がかりに、何かを得たようだ。

予想以上に兄弟姉妹が折り重なる物語。

 

31話感想

ここに来て白浪の先祖の水路図が役に立ったのかな? 白浪にお金を渡し世帯を持つように言う高秉燭。その意図を察して、高秉燭に付いていく白浪は何度も言うが癒し。

内衛の戒めは「天命を受け、神都を守る、忠実で剛毅、果断で怖れず」。月華君はあくまで李北七を信じている。

九連環を教える百里寛仁は、掌春使。掌秋使は二郎を助けたことを責めるが、証拠を出せと言い返す。「過去の成功にこだわるな。忘れたほうがいい結果になることも」と幼い二郎に話している。九連環は中国の知恵の輪。

月華君が李北七の家捜しをしていると、かつてふたりで飲んだ馮家の黄酒が出てくる。床下から「康瞻彼、康金、李済、載舟」の書き付けと雀蜂の毒針が見つかる。見つけたのは李純かな? 黄酒が出てきたのは7話の白浪が探っている時と、17話で晋王が武攸决に勧めた場面か……。あまり縁起の良い酒の使われ方ではないな。

内衛の王君青、王昭陽、隋欣、李純、陳武、許世勤、樊長が呼び出される。今までちょこちょこと出てきているけれど、内衛は李北七だけが突出していて、あとは見分けが殆どついていない内衛さんたち……。内衛を取り調べる様子は、18話での聯昉の調査を思い出すな。隋欣を再び取り調べ、公務を引き継いだのは李北七だが記録は隋欣の印、同夜に流民を入れた記録には李北七の印、宿直を代わり、李北七は武攸决の命で神都を出ると言う。しかし武攸决はそんな命は出していない。

神都郊外・川沿いの密林。追っ手から逃げる薬草採りの娘を助ける高秉燭。

燃灯大典には、陛下は太処宮から出発して行幸し、天堂の正殿で燃灯し祈願する。二郎の任務は伏火雷霆の置き場所を見つけること。


32話感想

李純や陳武、樊長陵たちはを食べている。二郎の下に遣わされ不満そうだが、伏火雷霆の威力を告げられる。

高秉燭たちは助けた薬草採りの娘とお焼きを食べている。娘・青夜(刘恩佳)映画《1921》进步工人、《请叫我总监》演尤琪、《致勇敢的你》金莱莱は春秋道道徒であった。窓際の薬草は白朮(びゃくじゅつ)で日の光を嫌う。青夜を助ける高秉燭。その姿は十六夜を助けた時と同じなのね。襲撃する春秋道から逃げる高秉燭たち。「命は親にもらったもの。例外なく血が通い尊いものだ」と話す。

聯昉より李北七が安遠車行にいる情報を掴む月華君。

十郎はめげずに宇文佩佩に会いに行くが、「人を従わせる地位もないくせに」と追い払われてしまう。ものすごい権力者と繋がりがあるのかな……。そういや宇文といえば~。

谷の下に根城があり、高秉燭は白浪を帰し、青夜に逃げるよう言って籐をつたって降りて行く。

谷の下の割には広々とした根城だな。青夜は掌秋使の部屋に案内する。掌秋使は既に神都に向かったようだ。神都の地図がある。

「貫通す 魏洛の遺棺 星羅 地下に広がる」と書き付けを見つける高秉燭、連山訣で春秋道の計画の基になっているもの。共に帰京しないと燃やすと脅す青夜。

安遠車行から含嘉倉をたどり、そこには李北七が!
(つづく)

この2話は、李北七が味方なのか敵なのか、気になって気になってしょうがない。でも黒かなぁ。二郎兄と武攸决は与しているということなのか? そしてここへ来て、高秉燭の妹候補が増えた! 

 

 

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