17話感想
盛紘は現在、朝奉大夫。
玉清観で明蘭は斉衡に「女子は一步間違えば破滅します」「平穏な人生を送りたい」「側妻にはならない」と言うのだけれど、若様はあんまり聞いちゃいない。「そなたを正妻として娶る」という言葉に心揺れる明蘭。うかうかと2人きりにした小桃には「今日みたいにだまされたらお払い箱よ」と伝える一面も。
墨蘭が馬球大会のことを言いつけ、盛紘パパが話も聞かずに明蘭を怒っていて、孔さんに叱り方講座を受けたのに身についてないよ。明蘭が亡き母のことを持ち出すも聞く耳持たないのは、罪悪感もあるのかね。明蘭はひざまずきながら、母と墨蘭に贈られた絵をじっと見ている。
顧廷燁は余嫣然を正妻として迎える気満々。「曼娘によくしてくれるだろうから」という身勝手な理由ではあるが、「早くに母を亡くして苦労している」という共通点もあるからか。
王若弗や林噙霜が送り込んだ侍女は勝手し放題だけど明蘭は静観しており、なにやら策があるのが頼もしい。建陽の上等な湯飲みも割られ、小桃がとがめるが明蘭にはなだめられ。建陽窯は宋代の名窯のひとつで福建省にあり、かの有名な天目茶椀も作られていた窯。
平寧郡主は皇后によって宮中で育てられていた。王若弗の義兄の康殿は嫁荷に手をつけ王家に頭があがらない。
林噙霜たちへのお手当は銅銭18貫。侍女 可児が盛長楓に訴えている。
(つづく)
今回は「侍女」が描かれていた。墨蘭が爵位のある家に嫁ぎたいように、侍女はなんとかお屋敷の公子を射止めて、侍女の境遇から抜け出したいのね。この頃は小桃とは幼い頃から育ってはいるけれど、まだ息ぴったりではなかったんだな。
しかし王若弗の侍女には鋭い洞察力があるのに、ナゼその娘の九児はイマイチなんだろう?
18話感想
余嫣然の父は、前妻の嫁荷をすべて銭に換えていた。それで余嫣然の父親の程度がわかるというモノ。余大師の反応からして、継妻は親に望まれて……ではないようだ。
明蘭を訪問した盛長柏は待たされ……ている間に、王若弗が送り込んだ侍女 銀杏に誘いかけられ。ふたりを見送る明蘭の後ろ姿には、「しめしめ」という吹き出しが似合いそうよ。明蘭を「気弱」と言っていた盛長柏が、自分が実はおとりだったと知ったらどんな顔をするのやら。
顧廷燁との降ってわいた縁談に困った余嫣然に、「李娘子が娘子関を守る」の話をする明蘭。母は「平陽昭公主が父や兄弟 夫や子に頼らず、敵に対抗したことを女の鑑」と思っていた。平陽昭公主は唐 高祖の三女。高祖 李淵が挙兵した時に夫は伴い、残った公主は娘子関を攻め込まれるも、一計を案じて守り通した逸話がある。
余嫣然の祖母は「嫣然は箱入り娘でおとなしい子ゆえ、あの家(顧家)では耐えられません」と言い、それもそうなんだけど、案外、敵認定されずになめられまくって終わり、だったかもしれん。
余家に押しかけてきた曼娘と明蘭が対決! 林噙霜もどきな曼娘のあしらいは任せて!な明蘭よ。
余夫人に明蘭のお礼を言われても、「迷惑をかけたわね」と返す盛夫人。ぬかりのない社交辞令かと思っていたら、本気で明蘭を案じていたのね。
明蘭に文句を言いに来た顧廷燁。曼娘にはお咎めなしかーーーい!蓮の実を剥くよう侍女に言いつけ、明蘭は反論開始。明蘭に「朱曼娘は善良な女ではありません」と言われても、今の顧廷燁は職なし・居場所なし・お金だけありで、常ばあやと曼娘母子しかいないのよ。正論を聞き入れる余裕がないんよ。
「あなたに嫁ぐなら辺境でもどこでも行くわ」と強気に顧廷燁に言い返しつつ物陰に隠れる明蘭が、初回視聴時から好きな場面。
王若弗への支給は銀21両。王若弗が銀杏の所業を知り激オコだけど、そもそもそんな侍女を送りつけたのはアナタでは……。
朱曼娘が常ばあやに「卑しい身分でも生まれたからには生きないと」と言ってのける逞しさは嫌いではない。曼娘は侍女にワイロを渡そうとしているが、侍女はどうする?
19話感想
まんまと曼娘にそそのかされた侍女は、子供ふたりを連れて余家の趙さんを樊楼へお茶に誘い、顧廷燁に子がいたことを知り驚く余家。
顧廷燁の父は「側女ともども追い出せ」「家族を守る立場になれば私の苦労が分かる」と言うけれど、実はみんなそれぞれに苦労してるのよね……。
父にすがる顧廷燁の肩に手を回し……なところで父、吐血~~~~。
秦氏に医師を連れてくるように指示されるも、屋敷に入れてもらえない顧廷燁。別室で待たされている間に父は亡くなり、駆けつけると「顧廷燁は不幸者」な秦氏劇場が始まっちゃったよ~~~。
この時の「母上」と呼びかけから、真相がわかっていく時の顧廷燁の映り変わりゆく表情がなんともいえない。
さまよう顧廷燁に声をかけるは、盛長柏!!そうだね、長柏がいたんだった。
顧廷燁は「巾車で鄴の皇宮を出で、東橋の川辺で狩りをする。張り巡らせた網、弓矢で2匹の鹿を射る」と詠じ、「父にほほえんでほしかった」と言うのが切ない……。
ここでは鹿=顧廷燁で、弓を射た=秦氏。張り巡らせた網=親戚たちや世の評価だったか。でもこの詩を詠んだのは曹植ではなく曹丕なのが、今に見ておれという先行き。
曹丕〔魏晋〕
巾车出邺宫,校猎东桥津。
重罝施密网,䍐筚飘如云。
弯弓忽高驰,一发连双麕。
(つづく)
この回の初視聴時は秦氏の変わりように、あっけにとられていたけれど、周回した身には「医師を呼んできて」の場面で、あぁぁぁぁ~となる場面。
第3話の明蘭と母との場面なみに辛かった回。あの回の対と再現になってるんだよね。明蘭は屋敷を出るのが大変だったけど、顧廷燁は医師を連れて行くも入るのが難しく、第3話でも盛家の扉をこじ開けたし、部屋には入らず亡くなってしまった。
20話感想
顧廷燁には塩業があるから安泰と思っていたら、役所の許可証が要るだなんて……。
常ばあやの助言を受けて、曼娘のヘッドスパを受けながら、「銭がない」と訴える顧廷燁。早速、曼娘は家の物を持ちだし現金化しまくるし、アヤシイ男性と会ってるし、常ばあやは見た!「この世のことは逃げていても解決しません」と説得。
体面大事な盛紘は、盛長柏に顧廷燁と会わないように忠告している。その言葉を胸に刻んでおきなさいよ~と盛紘に思うめいらんず。明蘭は長柏に食事を頼み、「恩返しは何より大切なことだ」と一礼する兄上。明蘭の魚の粥はぬきんでた味らしい。
質屋に来た王さん、どこかの屋敷の侍女で聞いたような名前だが、どこだったか?これ、屋敷の品をくすねてるよね?
曼娘が兄と対面するのを見た顧廷燁が話を切り出すのに、常ばあやの棺って……。手付金 金5両ってどんな豪勢な棺よ。子供たちの金の首飾りを求めるも、曼娘は言葉をにごし、売ってしまったと話す。
顧廷燁は東三村の良田420畝、四川の畑地400畝、揚州路の塩店30軒を持っているのか。字が読めないと言っていたけど、実は読める曼娘さん。「面子をかなぐり捨てて売りに行ったんですよぅ」の頬をペチペチするジェスチャーが、こんな時でも可愛いゾ。2人の子の母アピールして、顧廷燁が翻意しないかハラハラしちゃうけど、さすがにそんなことはなかった。
顧廷燁にとって一番ツラいのは曼娘の口からは「真実をひと言も聞けない」こと。そりゃあ先日、秦氏劇場を見たばかりで、曼娘劇場を開催された日にはね……女性不信になってもおかしくない案件。
顧廷燁の「明日、死んだはずの兄と都を出ていけ」なハズが、曼娘はちゃっかり長男 書昌だけを連れて兄と雲隠れ。さすが顧廷燁の財産を狙う気満々だわね。
(つづく)
秦氏に曼娘と御難つづきな顧廷燁だけど、いずれも「(信じた)自分が悪い」と恨みに転じないのは、漢(おとこ)でメンタル強いよなぁ。
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