タイトル通り「手強い敵」が集結する回。
41話感想
顧家の親戚事情を話しているシリアスな場面なのに、顧廷燁が明蘭に化粧をしてあげると言って、ぶっとい眉にするのが好き。「相手は猛犬より恐ろしく毒蛇より怖い、かまれても声が出せない」と婚礼翌朝に聞かされるという……ホラーか。
そして明蘭が挨拶に出向くと、いきなり紅綃を側妻にと押し付けられる……が、実は汚名を着せる名人な四叔父に手込めにされた侍女。曹錦綉を思い出すような、ふってわいた側妻話。
ハッキリ断るも埒があかないと判断した明蘭は、自ら祠堂にひざまづく。……となると、秦氏が冷酷な姑と世間に思われるので秦氏は困る……という攻防。
顧家の親戚をいったん整理。
秦氏:菩薩のような顔をして自分は決して口を開かず、悪事はうまく人にやらせ慈母の顔を保ってる(明蘭談)。
四叔父(杨新鸣):女遊びが激しい(第8話 常ばあや談)『30女の思うこと』于伯
五叔父(谭希和):横暴(同上)『孤城閉』吕夷简
四叔父の妻(崔奕):弱い者には強く怒りっぽく、秦氏の言葉に同調する(顧廷燁談)。『風の吹く場所へ』紅豆ママ
五叔父の妻(王彦懿):いつも高みの見物だが、四叔父妻に吹き込んだ(秦氏侍女談)。『孤城閉』荷姐
従弟(五房的兄弟):侍女に無理強いして侍女が自害(第8話 顧廷燁談)。
明蘭が「穏やかな側妻ならうまくやっていく」と言うと、明らかにガッカリしている顧廷燁~。
兄 顧廷煜の妻(杨简言)『卿卿日常』杨嬷嬷は夫を大切にしているんだね。しかし顧廷煜 妻はあんまし秦氏を脅威に感じていないみたい。この夫婦に男児がいたら秦氏には厄介だったと思うのだけれど、本性を出さなかったのかな。
広い澄園の敷地は90畝あまり、襄陽の屋敷の庭は馬でお散歩できるらしい。顧廷燁は明蘭に管理を任せ、「そのうち慣れる、最初から完璧にできる者はいない」と。
明蘭の里帰り、兄弟姉妹も勢揃いする中、明蘭は下賜された三頭立ての馬車でひときわ目立っている。ドラマだと目を凝らさないとあまり分からないが、原作小説ではそれぞれの馬車が描写されており婚家の格差が歴然としていた部分。
里帰りした明蘭が大奥様に「髪だって抜けてないし、痩せてもいません」に、顧廷燁が「私もです」と婿ジョークを言うのが面白い。
42話感想
康夫人(張棪琰)『琅琊榜』蒞陽長公主、突然出て来て明蘭にイヤミを言い、初見時はなんなんだと思ったが、得になることー婿の世話をしてほしかったのか。だけど明蘭があまりに恵まれて幸せそうなので、蹴落としたくなったのかな。
明蘭の「両親から学んだのは、人生に大切なのは恩返し、恩を受けた方にはお返しします。何もおっしゃらなくても全部覚えてますよ」はカウンターパンチよね。
声をあげて嬉しそうなおばあさまを見ると和むわ~。
「お前の夫は自信家だから口出しされるのを嫌う」「第一に銭を持つこと、第二に身近に腹心を置くこと」「一筋縄ではいかない夫には隠し事をしてはいけない」と有り難い助言。
いきなり父から叱責を受けた明蘭はご機嫌ななめ。さては康夫人が言いつけたな。「私が小羊の皮を剥いで、小狐のそなたにかぶせてやれば安泰だ」とカルクチ~ノな顧廷燁。
側妻の真意を聞きたがる顧廷燁だけど、明蘭には「正当に扱ってもらえること」が何よりのこと。愛だの恋だのよりも、明蘭には人間扱いされる事に重きを置いているのだけれど、この辺りはすれ違い~。
引越しでお疲れな明蘭、「目が開かない」と指で目を開く仕草がオモシロい。顧廷燁は「千春楼で魚尽くしの料理にしよう」と誘う。
早速、五叔父の妻と嫁がやって来た……が叔父の妻は明蘭の差配を目の当たりにして、帰る時には自分の立ち位置を決めた様子。賢い人は話も早い。
澄園へやって来た侍女の整理
頼さん:秦氏派。まとめ役を申し出るが、口をはさんで叱責される。
明月:春月と呼ばれることに。18歳、頼の娘で廷煒に仕えていた。『千家詩』は読めず『百家姓』だけ。書斎をウロウロ。
刁さん:秦氏派。体が弱いからと退けられる。
田さん:義兄派。
花さん:五伯母派。
43話感想
自分を思ってほしい顧廷燁と、それどころじゃない明蘭。明蘭に「側妻を取ったら二度と私の部屋に入れてあげないから」と言われて、ようやく喜ぶ顧廷燁。
明蘭は秦氏も退け、顧廷燁は「ついに秦氏に天敵が現れた」と嬉しそう。
華蘭姉さまと明蘭が腕を組み組み歩く姿が微笑ましい。秦氏に嫁 明蘭の悪評を流されている……。
書蓉は明蘭と書について話し、馬球や魚釣りを教わる約束をして、鯉の生け作りも覚えると話す。従姉の嫻(兄 顧廷煜の娘)と針仕事で往来があるよう。
侍女たちの頭を見極め、対抗させる明蘭は軍師だわね。
頼さん:厨房の仕入れ
田さん:洗濯や掃除→庭園を任される。
花さん:洗濯や掃除
頼さんには「単純で食いしん坊な怠け者」と言われ、斉衡には「少々食いしん坊なだけです」と言われる、ヒロイン明蘭よ。
食いしん坊なだけじゃなくて、料理(兵法)も上手なんですよ、ただいま鯉(侍女)の生け作りの真っ最中~。
44話感想
乳母の常さんが田さんと花さんに、ぼっちゃまの大出世の例をあげて、仲間になりたければ手土産持って来いや~してるのがスゴ腕……と思っていたら、場面は皇后の妹である沈氏(王艺洁)が「かかった~」と魚を釣りあげる場面となる。一瞬、書蓉かと見間違えたよ。沈氏はハトコ(品蘭)と似ており、鳥の卵も川のかえるも上手に捕る自然児。
沈兄妹が澄園滞在中に、侍女たちが大騒ぎ~。騒乱場面には笑っちゃったよ。
侍女たちは荘園へ一掃され、田さんは報奨を受けて明蘭に忠誠を誓う。
書蓉の髪を結う明蘭に顧廷燁は「そなたの指は水葵のように細く長い」と言うが、大根のような指でも上手に結えるらしい。秦氏がやって来るも明蘭が撃退。
明蘭が荘園視察へ行くという会話を耳にしながら、書蓉が書いた書は「大漠孤烟直,长河落日圆」。
王维〔唐代〕《使至塞上》
单车欲问边,属国过居延。
征蓬出汉塞,归雁入胡天。
大漠孤烟直,长河落日圆。
萧关逢候骑,都护在燕然。
王維が赴任した際に、凉州を視察に赴いた時に詠じた詩。荘園を辺境になぞらえているか。
侍女 明月(春月)が母(頼さん)や妹 如月と故郷へ帰るのに、身売り手形を願い出るのは確かに計算高い。「くぐってみなければ、どれが死門か分からない時もあります」の言葉は、かつての自分を思いだして情けをかけたのかな。
明蘭の「期待しすぎてはだめなの。でないと失望することになる。失望すれば人を恨み、恨めば憎しみとなり生きづらくなる」を立ち聞きしている顧廷燁。
書昌を捜しに行くと言う顧廷燁に、明蘭は「来世はあなたみたいな父が欲しい」と。顧廷燁は「どうしたら信じてもらえる?」と。
(つづく)
この頃の明蘭は、顧廷燁に父親を重ねているよね。そしてあの盛紘は、明蘭を褒めたかと思えば、誰かから吹き込まれて叱責してくる、風見鶏対応。誰からも怖がられる顧廷燁ならば、なおのこと、ニコニコ顔がそうでなくなるのを用心しちゃうわね。
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