笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。アニメ「天官賜福」「愛なんてただそれだけのこと」「恋心は玉の如き」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

哲仁王后19話,20話,21話感想/減膳,飲清,荘子 列御寇,李元慶と閔晋鏞,A-YEON LIKE IT'S SUMMER

19話感想メモ

チェ尚宮を手当てする侍医は、待令熟手に「水刺間では邪魔者だった」と言われ、「人も物もそれにふさわしい場所があるものだ」と返している。

哲宗は減膳(カムソン/おかずの数を減らすこと)を宣言し、肉や贅沢な膳を禁じる。そこへキム・ジャグンは「隠れたキジの首をへし折る時が来た」とばかりに、身元を偽り禁衛営へ潜入していた兵たちを連行した。

哲宗が読みあげていた「大地を司る四神と五穀を掌握する穀物神に祈ります。森羅万象の恩恵により地に埋めた数々の種が豊かに実り多くの民が植えることのないよう天の慈愛をお授けください」の暦は咸豊二年十月三日、1852年で壬子三年にあたる。清は咸豊帝の時代で、咸豊帝の側室が西太后

哲宗が線香をあげると、いきなり爆発して吹っ飛んだ!!

王妃ソヨンの独白「明日があるというのは奇跡に近いことだ。だが私たちは明日が来なくなってからそれが奇跡であると気付く。失ってからその大切さに気付くー愚か者だ」。

国舅がキム・ジャグンの前で自ら白布を取り出し「首を吊ります」とそぶりをするのが宮中あるあるでコメディならでは。

キム・ジャグンは王妃ソヨンに王を監視するように言い、王妃ソヨンは安全を保障してほしいと告げる。

再び池に飛び込み、王妃様ソヨンと対面して記憶を取りもどすボンファンな王妃。王妃様ソヨンは沈んでいく。

かつてキム・ジャグンからは「王妃はお世継ぎを産むための都合のいい畑にすぎません。王妃になったとてたかが女人の身で何ができると思うのですか?」と言われ、自分の人生が全部偽りで、夢さえ自分のものでないことに絶望して人生を捨てた王妃様。

今回はシリアスな回だったな。初回視聴時はいきなり王様が吹っ飛んだのにビックリしたものだ。

20話感想メモ

煙硝は清の輸入物と国内製造物の2種類あり、煙硝製造所は軍器寺(クンギシ/武器を製造する部署)の所管で責任者は兵曹判書。ビョンインの望みは王様で、ファジンの望みは王様のそばから王妃が消えること。キム・ジャグンに王が王妃に好意を持っていることが知られちゃったし、ビョンインも同様なのも見られちゃってたよ~。

濃ピンク衣装の王妃ソヨン。ブランチ/婦連致(女人が朝餉を通じて親睦を図ること)を大王王妃と大王妃で実践する王妃ソヨン。目に良い人参のお粥飲清(ウムチョン/酒以外の飲物)を用意、山葡萄酒に果物 丁香 桂皮を入れて煮出した物。

キム・ファンは女官ホンヨンに、「もしかしたら明日にも私の人生は終わるやも。もし明日人生が終わるならー私は何を一番悔やむだろうか」「答えは伝えていない想いだった」と告白するも見事に玉砕。

慶尚道南端の製造所で作られた煙硝の量と火薬監造庁に送られた量に差があると報告される。

王の異母兄のイ・ウォンギョンを推載した謀反事件も下級武官の仕業だったと当てこするチョ一族。イ・ウォンギョンは懐平君こと李元慶。1844年に閔晋鏞による陰謀が露見し賜死された。

朝議が紛糾しているところへ颯爽とあらわる哲宗。端午祭で使われた香炉から国産の煙硝が大量に出た。東莱(トンネ/釜山)港で煙硝の私的な取引があり、煙硝が横流しされたのは哲宗が即位した己酉年からと告発。キム・ジャグンは流刑、大王大妃にも一人で親政を行うと宣言する。キム・ジャグンは司憲府(サホンブ/官吏の監察や弾劾を行う部署)に弾劾を求める。

香炉を爆弾にしたのは哲宗たちであり、作戦名は赤く燃ゆる「朱雀」。

キム・ジャグンは大王王妃に「孔子いわく、人の心は山河より険しく、天を知るより難しい」と言い、「恐ろしいのは内部の敵」と王妃を挙げ、焚きつけとして使うためにヒ素を提案している。盲目の按摩女はなにやら伝言している。

荘子 列御寇』
孔子曰:‘凡人心险于山川,难于知天
天犹有春秋冬夏旦暮之期,人者厚貌深情。
天には春夏秋冬朝夕があるが、人は親切そうな顔つきでも、本心は深く隠している。

酒を飲む王妃ソヨンを止めるチェ尚宮に「チェ尚宮は帰って、ゴーホーム!」と言う。そして「嫌なことは明日からだ。私たちには明日がある」と、第19話の独白とは真逆になっている王妃さま~。

宴の献立を尋ねる哲宗と見つめ合う待令熟手がオモシロイ。

王妃ソヨンと女官ホンヨン?と思っていたら、酔っていて哲宗だったのか!
朝、目覚めて「何事ですか。誰が王妃に不届きなことを?」とシュワッチなポーズを取る哲宗がオモロ過ぎる。

王妃ソヨンに「全部正確に言え」と詰め寄られて「それはまた変わった趣味ですね」はその通りすぎて吹き出すわ。おまけに「漆黒の闇を照らす月が昇った昨夜、王妃と私の手が触れ火花が……」と説明する時の身ぶりが愉しすぎる。そしてトドメの「なんだろう、この捨てられたような気分は」(爆)。

「明日」にまつわる回だったけれど、最後が愉しすぎる。各人の表の顔と、奥底にある望みが描かれていた。

21話感想メモ

大妃は占ってもらう為に僧を呼び寄せる。『般若心経』の「行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空」を唱え、「今日宮中で誰か女人が死にます」と予言する。

嘆くキム・ファンに、ホン別監は「愛において最も難しいのは、相手の心を手に入れること」と言う。ホンヨンの「野望のある人が嫌いです」に、キム・ファンが野望……とも思ってしまうが~。ホン別監の「恋慕の情とは、最初は心を潤すが、最後は袖を濡らすもの」というのが確かに。

王様に会ったこともないのに好きなのは、「こんなにいい人の友は、いい人に違いない」と言うキム・ファンは癒し枠。

緑×クリーム色衣装の王妃。一夜がとても良かった事に混乱しているボンファン王妃。のたうちまわる様子を、チェ尚宮が「いつもどおりの王妃様だ」と見据えているのがイイね。昨夜はまるで虎のようにガオーッとなっていたらしい。宮中は防犯カメラ並みに監視の目があるよね。

ホンヨンにはホン別監はそう見えているのね。音楽は♪A-YEON『LIKE IT'S SUMMER』


www.youtube.com

大王大妃は垂簾聴政を終わりにすると宣言。キム・ジャグンは王様の心を壊す作戦でヒ素での毒殺を試みる。

淑儀への手紙「恋しいと言おうと思うと恋しくなる」が哲宗に届き、いよいよ会うことに!「ときめきトゥナイトしていた相手が」という台詞なのは吹替版ならでは。「ありがたい時はケンカを売れ」を実行している哲宗、素直だな。
 「この世で一番欠点が多くても、王妃が好きです」と告白。挿入歌♪シウミン(EXO)『To my one and only you』。それにしても贈った手紙のポエムを、本人の前で繰り返されることほど恥ずかしいものはないだけにオモシロイわ。全部暗記しているのね。

かつては「哲宗を守れるのは私だけで、慕ってもらえたら力になれる」と思っていたが、もうそのソヨンはいない……。

チェ尚君が「拾った物です」と待令熟手に渡すのがカワイイよ。

キム・ジャグンの手元に渡った帳簿で、大臣たちを脅しているのがさすがだわ。備辺司(ピビョンサ/臨時の合議機関、有事に備えて作られた)で、親政を行う王を疎外しようと企むキム一族。

氷からヒ素が溶け出す時間は、一茶頃(一杯の茶を飲む短い時間)。

哲宗が拷問に耐えた禁衛営兵たちを送りだす場面は何だかじんとした。大王王妃付きな盲目の按摩師が王妃の危機を知らせに来る。人目につかないかとハラハラするわ。

「人生の酸いも甘いも知っている私に、まだ未知の世界があった。今までの世界が軟らかい食パンなら……」って、続きが気になるよ。

この頃の氷は金より貴重らしい。タミャンが危険を知らせようと石を投げる!ナイスコントロール~。

永平君はカン女官が似顔絵と同一人物である事に気付く。
(つづく)

憎らしいハズの大王王妃も大王妃もなんだかカワイク見えてしまうコメディドラマ。キム・ジャグンの言う「私の座を脅かす2人の男」って、哲宗とビョンインか~。

 

fuenone2020.hatenablog.com

fuenone2020.hatenablog.com

fuenone2020.hatenablog.com

fuenone2020.hatenablog.com

fuenone2020.hatenablog.com

fuenone2020.hatenablog.com

fuenone2020.hatenablog.com

fuenone2020.hatenablog.com

 

外部サイト

Amazon Music 7曲目。

To my one and only you

To my one and only you

  • THE GROOVE COMPANY by BIG OCEAN ENM
Amazon

 

 

Amazon Music

LIKE IT'S SUMMER

LIKE IT'S SUMMER

  • HMI ENTERTAINMENT
Amazon