Wi-Fiが不調となり、機器の電源を何度リセットしたことでしょう。一晩置いたら直るかと思ったのが分かれ道で、113に問い合わせたら修理来訪日がかな~り先となり……ようやくWi-Fi開通とあいなりました。これほど日数がかかると思っていなかったので、春先は転居も多いのかなと実感。
私はブログ作成はPC派なので、携帯だと心もとなく~。サクサク進むことができて快適だ。
74話感想
第12皇子 永璂が陛下の前で暗唱している
「死生は人生の一大事なんと痛ましきこと、この先人の嘆き我の共感するところなり、疑わしきは荘子の言、嘆かわしきことなり。もとより生死は同一にあらず」は『蘭亭序』。永琪に比べられている嫡子永璂。
王羲之(魏晋時代)《兰亭集序》
古人云:“死生亦大矣。”岂不痛哉!每览昔人兴感之由,若合一契,未尝不临文嗟悼,不能喻之于怀。固知一死生为虚诞,齐彭殇为妄作。
母 如懿の好きな乳菓子を渡している優しい第12皇子 永璂。
陛下が孝賢皇后をしのんで詠んだ詩「夏の日 冬の夜」と筆写している婉嬪。
皇后は永璂の為によもぎの枕を作っている。
陛下は「新たな琴も古い剣には及ばぬ/岂必新琴终不及,究输旧剑久相投」と詠んでいた。永璂は愉妃が育てる命が下される。
これは『瓔珞』第53話でも出てきた乾隆帝が富察皇后をしのんで詠んだ詩。琴=如懿を巧みに織込まれた引用だなぁ。
狩りで、陛下は黒熊と狐2匹、第5皇子は鹿3頭と雉2羽、第6皇子は雁2羽と兔2羽、第11皇子は兔1羽、第12皇子は鹿1頭。
75話感想
宴で裸踊りでもするのかと思ったら、相撲を取っていたよ。
刺客が皇后如懿を襲い、かばう凌雲徹。のしかかってって、助けたんだからしょうがないじゃないの。黄馬褂を下賜される凌雲徹。
陛下が皇后如懿に「朕はそろそろ天命を迎えようとしている」に、いや、まだまだ寿命が続きますよーとツッコむ視聴者。
第12皇子永璂が人前で騒いだので「期待を裏切られ面目が潰れたのだ」と言う陛下。
皇后如懿が書を読んでいる
「汝老いて我を怨ましむ、淇に岸あり隰に汀あり、総角の宴しみ 言笑晏晏たり。信誓旦旦たり、反するを思わず。これ思わざらん また已んぬるかな」は、若い頃に好き合った者が不仲になる物語。如懿は「心の通わない人とは添い遂げられない」と侍女に言う。
《诗经·国风·卫风·氓》
及尔偕老,老使我怨。淇则有岸,隰则有泮。总角之宴,言笑晏晏。信誓旦旦,不思其反。反是不思,亦已焉哉!
海蘭が第12皇子永璂に棗の汁物をあげている。
(つづく)
熟年夫婦の危機、だね。
76話感想
容嬪が去り際に皇后に手を上げて挨拶する時に、指甲套をしていないといまひとつサマにならない気がした。
皇太后主導で陛下と皇后京劇観劇の演目は『白蛇伝』。
「法海め」「黙れ化け物」「生臭坊主」「早く我が夫を返すがよい」「返さねば何とする?」「夫を返さぬならお前の命をこの場で奪うぞ」「妖術を使うか、ふざけたことを」。
許仙が法海和尚にだまされ、金山寺に監禁された場面で、白娘子は怒って金山寺に駆けつけ自分の夫を解放するよう訴えている。
皇太后は言う「男とは愚かなものだ。許仙には信念がない。だが疑念を抱くと頑なになる。白娘子は蛇の化身だが自分の夫に頭を下げて懇願する。自分を信じて夫婦仲良く暮らそうと」。要は”息子は愚かだけど自分から折れないから、嫁のあんさんが折れてもらえへんか?”という意味ね。姑な皇太后は孫(第12皇子永璂)可愛さに動いたのか。
でも、不満が積もり積もると、こちら側から歩み寄るのがバカバカしくなる瞬間ってあるよね。皇后も「幸い許仙は情のある夫でした、もし薄情で非を認めぬ夫なら白娘子の献身は報われません」の、「非を認めぬ夫」認定されちゃった回。
寒々しい雪降る紫禁城で皇后如懿は「話が尽きない頃もあったのに、今や口を開けば互いを傷つけるだけ、話さぬほうがいい」が切ないね。
凌雲徹の靴の刺繍は皇后のものではなかった~。この頃から用意周到だったのね。
この度、凌雲徹にとって良かったことは、離縁できたことだね。
陛下から「永璟の死後 容嬪が入内し、遠ざけようとしたのはなぜだ?」と言われ、如懿がキレた。「永璟の死後、欽天監の言葉を信じ遠ざけたのは陛下だし、永璟の死は如懿のせいにされた、わたしのことは信じない」に対して、「そなたは朕を慰めたことがあるか?」。
う・わ~~~。
こんなん言われたら、閉店ガラガラガッシャーンするしかないね。
如懿にすれば、自分は妻であって母じゃないのよ。
なんだ、熟年離婚へのカウントダウンなのか。
終盤に向けていつ如懿が皇后から追い落とされるのかとビクビクしていたがそうではなくて、このドラマはあくまで如懿が主体の、華麗なる紫禁城の熟年離婚劇なのか。ふむ、興味が湧いてきたぞ。
77話感想
時計の針は10時で鳴っている、正大光明の文字……から進忠に下された陛下の指示とは……。
龍の口から出た太陽が上っていき、扉飾りに影が落ちるという、面白い演出。
皇后は「まずは桃、次に山吹、最後に薔薇」で啓蟄。
陛下からは真珠の首飾り12本、白磁の壺を2対、瑪瑙の如意を1対、同心結び1対、対をなすめでたき品に加えて、翊坤宮の太監として凌雲徹……。
え?
太監!?
凌雲徹が? どういうこと??
御前侍衛は片膝で挨拶なんだけど、
太監だと両膝ついて挨拶なの……。
泣ける~~~。
自分のために何もしてくれるなという凌雲徹が不憫で不憫で。
皇后如懿の胸は張り裂けんばかりよね。
陛下が翊坤宮へとやって来て、元代の画家王冕(おうべん)の梅花図を手に入れたと話す。
そして皇后がキライな
鶏のあぶり焼き、霊芝と鹿、椎茸と鶴、酪と時計草の煮込み、五種の膾、海老と魚の吸い物、椎茸の肉詰め、豚のもつ揚げ、猿脳とふかひれの鍋物を用意させた上に、凌雲徹に給仕させるという、1年3か月24日ぶりに来て、嫌がらせにもホドがある皇帝。
肉や魚がおキライなのね、皇后さま。ワタクシが代わりにいただきましょうか。
第12皇子までもが凌雲徹を叩くから、母を思って怒っているのかと思いきや、そういえば送り迎えしてもらっていたんだったね。「なぜ皆が私の望まぬ方向に変わっていく?」と嘆く第12皇子。心根が優しい皇子なのよね…。
容嬪は「以前は私だけが不幸だと。でもここの人たちは皆不幸なのね」はそうなんすよ。
容嬪に「皇后を愛しく想えばこその嫉妬心なのでは?」と言われているよ。「好き勝手をしても皇后は許してくれる」はそうだったんだけど、地雷を踏んだのよね。容嬪みたいに「自分は死んでも構わなくて、気に掛けるのは自国のこと」位だとある意味強いよね。
(つづく)
凌雲徹が悪妻と縁を切って良かった良かった、と思っていたらこの仕打ちよ。
凌雲徹がここまで好き放題されるのは身寄りもなく後ろ楯がないから。あの悪妻ですら婚姻関係にあれば嫁の父親が黙っていないワケで、離縁させたのはこんな目に遭わせるための布石だったのかと思うと
紫禁城コワイよー。
78話感想
前回が凌雲徹の地獄の底かと思いきや、まだまだ沈むよの回。
凌雲徹が進忠に言い返しているのは良かったゾ。
皇后如懿は侍女に杭白菊に白芷と辛夷、苦蕎麦を加えて、凌雲徹に枕を作るようにと指示している。白に辛苦と、苦衷な中 潔白を主張しているという意味かしら。
炩妃の「忘れられない人はいるものよ」な割には、凌雲徹にツラい目しか遭わせていないのはなんなんだ。
陛下と皇后如懿と小凌子が観劇しているのは『墻頭馬上』。
「さてどうしたらよいものか?」「お父上を恐れることなどありません」。
この場面に凌雲徹がいるよ~と思っていたが、まだ地獄の1丁目だったよ。最低位の清掃太監に落とされちゃったよ。
皇后如懿に栗と芋の汁物を勧める侍女。
炩妃は第16皇子永㻇を出産するが、パワーバランスを考慮した皇太后により寿康宮の太妃に育てられることになる。すっかり同盟関係にある皇太后と皇后如懿。
あら、胡蕓角、第5皇子にほだされた?ここまで寵愛されるなら、復讐なぞせずに平穏な人生を過ごすことを亡き母も望む気がするのだけれど。第5皇子は栄郡王に封じられる。
南粤で取れる野生の茸をたくさん食べると幻覚症状が出る毒茸の話をする炩妃の侍女。この時に炩妃がカワイイ黒兔を愛でてるのはなんなんだろ。ウサギはとりあえず多産ではあるけれど。
この太監 小栗子、第12皇子に茸を食べさせ、妙なことを吹き込んでるよ。
御花園を歩く皇后如懿と侍女、「梅が咲けば天下は春」と話している。
凌雲徹が梅の枝を折り、うやうやしく侍女に渡して皇后如懿に贈ったというに、第12皇子は幻覚状態にあり……。
(つづく)
ひいぃぃぃ~。
子供がツラい目に遭う物語はキライなんだよなぁ……。
誠実な母の濡れ衣を実子が誤解したままというのがしんどすぎて、もはや視聴しなければ良かったと思うレベルな鬼な脚本。
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