ドラマ『如懿伝』が2025年7月15日よりBS11にてまたまた再放送されている。
序盤はわりとすっ飛ばして見ていたので、軽くおさらいにと再視聴開始。終盤を知っている身には、もういない人が勢揃いしており、なにかと感慨深いものだ……。
84話
ずっと跪いたままの皇后 如懿に、侍女はお粥を作ると言う。
永琪の妻 西林覚羅氏が胡蕓角の遺品整理であの毒の入った容器を見つけた。そんな大事なものを残しているわりと迂闊な胡蕓角さん。
円明園の李玉だ!そうか、ここから海蘭と紫禁城の連絡役として重要なのね。
皇后 如懿は労咳を発症しており、残り3,4か月の命……。
第17皇子 永璘が誕生、皇貴妃の元で育てることができている。
陛下は「第12皇子永璂の字は整っているが勢いが足りぬ」で書かれている書。
佚名〔两汉〕《古詩十九首 其之九 庭中有奇树》
庭中有奇树,绿叶发华滋。
攀条折其荣,将以遗所思。
馨香盈怀袖,路远莫致之。
此物何足贵?但感别经时。
珍しい樹に花が咲いたので手折って贈りたいが、相手は遠くて贈るすべもなく、自分の思いが届けられない切なさを詠った詩……は如懿の心境か。
一方、「第15皇子永琰は初心者にしてはうまく書けておる」と褒められ~。
『三字経』
长幼序,友与朋。君则敬,臣则忠。
璟妧を手元に置きたい炩皇貴妃だが、実娘は穎妃に懐いているためすっかり嫌われ……。穎妃にすごんだ炩皇貴妃皇貴妃も、皇太后の前ではけんもほろろ。おまけに「義母が注げる愛情など知れてるわ」と皇太后(陛下の義母)の前で失言……陛下からも評価だだ下がり。いいぞいいぞ。
穎妃は「皇后になることしか頭にない者に、子の教育ができて?」と和敬公主を煽ることも忘れない、さすがだわ。
皇太后に「心を殺す毒」と送ったのは皇后 如懿だったのね。
85話
皇后 如懿曰く、叔母の臨終の言葉は「宮中の毒は体でなく心を殺す」。如懿は皇太后に第12皇子 永璂を託し、永璂は慈寧宮で養育されることに。
ようやく第12皇子 永璂の食事が怪しくなくなったと思ったら、茸には依存性があるようで尚書房の料理が食べたがる永璂……おかげで陛下には「性格が屈折している」と言われてるし。
第15皇子 永琰は『孝経』を教わり、「皇家の子は孝行と共に忠義が大切、私は子である前に臣下だ」と習うも、母である自分を大切にするように教える炩皇貴妃。それを和敬公主の太監が立ち聞きしていた~~~。おまけに侍女 春嬋が拘束されたことで、疑念が強まっている炩皇貴妃。
和敬公主が早速陛下に伝えて、炩皇貴妃の子たちである第17皇子永璘→穎妃、第9公主璟妘→恪嬪、第15皇子永琰→寿康宮で太妃が養育と、陛下は極端だな。
春嬋は炩皇貴妃に紅を手ずから塗られ、嫌がらないのねと思ったら疑ってないのか。そして春嬋が倒れた所ですかさず江侍医が毒消し、便利だな。
王太監にすごむ海蘭が頼もしい。
陛下も体調不良で人参汁を服している。江侍医、皇太后共々でなにやら画策してるのね?
(つづく)
皇太后が味方になると心強いことこの上ないな。
炩皇貴妃が罠にかかるのを待っているワケだが、皇后 如懿はずっと咳をしながら裁縫しており、ちょっと消化試合に入ってきた感はある。
86話感想
江侍医を下がらせ陛下の看病と称して、炩皇貴妃が皇太子の名を記した箱を取り出した所で、陛下がぱっちり目を開ける!うんうん、起きていると思っていたよ。
炩皇貴妃が捕まった~~~。
炩皇貴妃お裁きの場面。
海蘭が来て炩皇貴妃と胡蕓角の繋がりをたたみかけ、侍女の春嬋を証人喚問。おまけに弟である衛佐禄も確保し、「母は呪術はしたが第13皇子の命は奪っていない」と証言させる。
侍女 春嬋もここぞとばかりに喋る喋る。
胡蕓角は田氏の娘で、(第5皇子)、第13皇子、第10皇子、第12皇子を狙って、第5公主、第6公主を手にかけ、茂倩と豫妃に告発させる。炩皇貴妃が皇后如懿を怨んだのは凌雲徹ゆえ、凌雲徹との指輪や凌雲徹を媚薬で誘ったことも暴かれる。
こんな時でも「翊坤宮の如懿を厳罰するよう」に言う炩皇貴妃。
その言動に呆れていたら、皇太后が「まったく次から次へと弁の立つことだ」と言ってくれたよ。
皇太后が茸の毒性を暴き、陛下が炩皇貴妃に「食べろ」と言っているのがちょっとオモシロい。
如懿は経幡を作り、炩皇貴妃に叩首して謝罪させるようにと皇太后に頼んでいた。せっせと作っていたのは経幡か。
線香に火を付け、涙ぐみながら力なく笑う如懿さまの表情よ~~~。無念は晴れない。
陛下は毓瑚に体が折り曲げるほどに苦しむ牽機薬を持ってくるように命じる、足にすがる炩皇貴妃を朕キック。
炩皇貴妃は「自分は陛下に引き立てられたので、罰すれば陛下に見る目がなかったと認めることになると言うし、自分の心も得られなかった」と言う。「陛下に服従していても誠心誠意仕える妃はほとんどいないが、翊坤宮のあの人は断髪して禁足を命じられた」と、最後まで口のへらない炩皇貴妃である。
あくまで罪を認めず陥れられたと主張する炩皇貴妃に、不意にアメリカ映画『アプレンティス』で、某大統領にメンターである弁護士ロイ・コーンの3ヶ条である「非を認めるな」「どんなに劣勢でも負けを認めず、勝利を主張し続けろ」を思い出したよ。
炩皇貴妃が目覚めると侍女 春嬋と王太監が現れ……。エンドレス牽機薬の刑のようだが、まぁ、炩皇貴妃に関してはもはや興味なし。
翊坤宮の禁足が解け、妃嬪たちが如懿を訪ねるが、如懿は海蘭とまでも会おうとせず。
李玉が帰ってきた~~~玉璽と金冊を持って皇后を訪ねるがこれまた会ってもらえず。無駄じゃ無駄じゃ。
皇太后は陛下に皇后如懿を評して言う。
「寵愛 権勢 皇后の位 一切目もくれませんでした。ただ陛下への情を貫き、善には善の悪には悪の報いをと願った」「権勢のために躍起になっていた私と、良心を忘れなかった如懿、どちらが幸福なのだろうかと」。
もっと早く如懿と皇太后がタッグを組めていたらなぁ。
如懿が緑梅の世話をしていると現れたよ皇帝が。
陛下の言葉にツッコんでしまう私の声も添えてみました。
陛下:木蘭へ秋の狩猟に行く。そなたも一緒に行かぬか?
体調悪いから無~理~。なんでよりによってそんな誘いなん。
陛下:そなたには度々苦労をかけた。
うん、そうだね。と、ここまではいい。
陛下:だが過ぎたことは水に流せ、忘れよう。
迷惑をかけた側が、かけられた側に言うなあぁぁ。
陛下:金冊と印璽を受け取ってほしい。
如懿:陛下をじっと見つめる。
他に言う言葉はないんかぃ、と言っているように見えてしまうのは私の心……。
「蘭因絮果という言葉をご存じ?」とあくまで雅びな例え話で、自分の思いを伝える如懿さま。「昔は悲しい言葉だと思っていたけど今はよく分かります。咲き誇る花もいずれ散るのだと」。
翊坤宮を去り際、立ち止まり振り返りかける陛下。
振り返れ!もう時間は残されてないぞ、と思ったワタクシ……。
李玉に「蘭因絮果とは何か」と問われ、陛下が「男女の情が美しいのは最初だけ。やがて尽きる」が答えると、しまったという表情な李玉。
朗世寧の描いたふたりの絵から、ハサミで自分の部分を切り抜き、火にくべる如懿。
(つづく)
蘭因絮果は、蘭の花のように美しい結びつきで始まり、柳の綿毛な絮のように散り散りとなる結果を意味し、植物の蘭と絮、因と果が組み合わされている言葉。『庭中有奇樹』の詩を思うと、花の香りのような如懿の思いは陛下に届かなかったのね……。
絮は『山河令』の周子絮でも説明。
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