韓国ドラマ「ワンザウーマン」最終回の感想。随分前にこの記事を書きあげていたのにアップするのが遅くなったのは、韓国の七星サイダーを飲んだ感想も書こうとしたからなのだ。
16話感想
ハン・ソンヘの会長就任式は滞りなく終わる。ドウ・チョン室長の入社資料を探るキム理事。
チーム長ノ・ハクテの父親は20年入院し、毎月月100万ウォン受け取っており、チョ・ヨンジュはチーム長を財閥のパシリ呼び。「下っ端が寝返る時にはボスの首を取るものだ」と不敵に笑うワルいチーム長の顔~。薬で意識を失うヨンジュ。
目覚めたヨンジュの前にはソンヘが。
ヨンジュは1対1の取り調べには自信があると言い、カン・ミナ、イ・ボンシク、チャン・ソクホ夫妻殺害を自白しろと迫ると、指示をしただけと言うソンヘ。
ヨンジュ父からの助言は「自力で上り詰めたとうぬぼれる人間は、自分が常に正しいと信じてる。その虚をつく」だった。
チーム・ヨンジュ会議では、チーム長は「裏切りを重ねた呂布扱いしないでくれ」と不平をもらし、キム理事は「米に虫がわいたら米を日光にさらす=白日のもとにさらす」と言い計画が練られていたのだった。
「韓国の法律は強者の味方だけど、まれに弱者に味方することもある、公になった時にね」とソンヘに言い放つヨンジュ。
ヨンジュとソンヘの会話は全てライブ配信されていた。スンウクがヨンジュへ駆け寄りハグ~。
一転してチャン・ドウが供述を始め、ヘビョル画廊館長と14年前の事も認めている。ソンヘは両親はおらず病気の妹がいたドウを採用、妹の臓器移植のチャンスはソンヘに揉み消されていたのだった。なぜ話す気になったのかと問われ、「少し悔しくて」と静かに答えるのが、叫んでいた人たちと対照的で何とも言えない思いになる。
次男の元恋人アナウンサーも、ハンジュのスポンサーを降りるという圧力の中、ハン・ソンヘ会長の配信について言及し、一矢報いていた。
ソンヘに令状実質審査が下され、先生や長官に電話をかけるがすぐに切られてしまう。リュ・スンドク元検事長は落ちたイチョウの葉に我が身を重ねている。
スンウクは「好きなら迷いはない」とヨンジュと共に、目覚めたカン・ミナの元へと訪ねる。カン・ミナは「2人が素敵な贈り物」と話し、嫁いびりをしていた姑へ会いに行き真相を告げる。長男が長女ソンヘを差し置いて副会長になると決まった時に、ボランティアに行った先のシャンプーに喘息が悪化するものが含まれていた。次男ソンウンはその事を気付いていたが口をつぐんでいた。嫁いびりでは刑務所送りにはできないので、姑を子供たちの確執という監獄に閉じ込めるカン・ミナ。ユミンの飛行機事故は偶発的なものだったのか。
ハンジュの緊急株主総会の日付は2021年11月2日、解任は否決されるがキム理事が颯爽と現われる。ヨンジュに「遅れてきた反抗期」呼ばわりされていたキム理事は、ハンジュの株を持っており解任賛成多数となる。理事の名前はダテじゃなかった。
京畿道の貯水池でソンヘ会長の遺体が発見された。あれは貯水池だったのか。まぁ自殺するしかないかと思っていたら、空港でヨンジュが、ぶつかった相手(ソンヘ)にベトナムの諺「夜歩けば幽霊に会う/ Đi đêm có ngày gặp ma.」と言っており、「いつか悪事はバレる」の意味らしい。
荷物をボーリングのように投げ、逃げるソンヘに当りすっ転んだのを「ストライク!」。LATTEの炭酸飲料を飲む少女が映るのはCMか? パッケージがロッテのチルソンサイダーよね。なんでも韓国でスカッとするドラマは、サイダードラマと言うのだとか。
チーム長も「失敗は繰り返さなければいい」とスンウクに話している。
ピルギュおじさん達は2号店を開店。ヨンジュ父ハン・ヨンシクも現われ、ヨンジュは「関節の健康に」と青い箱を渡している。湿布かと思いきや飲むんかぃ。最終回に来て割と直接的にCM入れてくるのね。抱き合う父娘。
カン・ミナもユミングループに入ったようだ。
ハンジュの家族は、練炭の分け合いイベントのお手伝い。義姉ホ・ジェヒも息子ソヌのチャンスありと戻って来ていた。父ヨンシクは経済犯罪は恥じゃないと、塀の中で元気にスクワット。そのお隣の牢に髪をおろしたスンドク元検事長がいたのには笑ってしまう。
▼ワンザウーマン16話(17:20)
ヨンジュはチーム長に「愛する人のそばが私の居場所」と言っている。
アン検事は中央地検に栄転なのを左遷と言っていた、やっぱし! ヨンジュのこの豪華マンションは、アン検事が貸していたのね。それでアン検事が暗証番号で気軽に出入りしていたのか、平検事の住まいの割には豪勢な住まいとは思っていた。
アン検事、研修時代からヨンジュを待って勉強できたってアナタ……切なすぎるわ。握手を交わし「つらい人生にも贈り物のような存在が現れる。私にはあんただったわ、ユジュン」と言うのがもう……。
アメリカLA。スンウクは少女に「年周視差は韓国語でヨンジュシチャ、気分がよくなる単語なんだ」とラブラブだ。
「自分を貫いたからこそ全てをやり通せた。自分を失わずにいれば、私たちは何だってできる」と。
エピローグ。ヨンジュはアメリカの司法試験に合格し、スンウクと帰国。スンウクも髪型が少し変っている。チーム長がトンツブを持って歓迎している。そこへボブの黒髪美女が通りがかり、その顔はヨンジュそっくり! 自分に似た人は3人いるという説なのか。
曲と共に、出演者たちが歌って踊る。『ギターでオートバイに乗ろう』はこんな歌詞だったのね。
ドラマ完走記
最終回、最後まで楽しかった~。
伏線も回収、登場人物たちそれぞれのおさまりドコロも見せてくれ、勧善懲悪の痛快ストーリー! 悪い事をした人たちもそれなりにしたたかで、コメディ作品なので丁度良いエンディング。
登場人物は限定されており、今思えばイ・ボンシクの辺りが一番不気味だったかな。第10話でなんとなくこの物語は大丈夫と思えた。ベトナム人メイドはベトナムルート関連の捜査スパイかな?と思っていたが、そういうのはなかったね。
なんと言ってもイ・ハニのチョ・ヨンジュが魅力的! 弁護士になっちゃったけど、やはし悪を懲らしめる検事の方が面白いのよね。その内、アン検事と弁護士で対決する日もあるんだろうか。チームヨンジュでシリーズ化しても楽しそうだ。
祖母の話が泣けた……。
ヨンジュもスンウクもソンヘも父親の影響を強く受けた子ども達であった。とはいえその悪役な父ハン・ヨンシクも、朝鮮王朝・英祖なあのコスプレ姿で思い出されてしまうのでつい笑っちゃう。ヨンジュ父カン・ミョングクの教えが効いていたな。
小ネタ探しも楽しかった。ハングル語がさっぱりなので検索に限界があるのはもどかしくはあったが。
男主2のアン・ユジュン検事(イ・ウォングン)が健気で好きだったので、是非ヨンジュとの出会いからのスピンオフ『フォー・ザ・ウーマン(勝手に付けた仮題)』を下さい。
絶対最初ヨンジュに抱いたのは最悪な印象だったはず。それがどんどんヨンジュのパワーに押され、今のアン検事になっていくストーリーが見たい。
韓国にこの声が届け~。と、日本の片隅から送ってみる。
脚本はキム・ユン、監督はチェ・ヨンフン。
ヨンジュの加害者の娘(実際は冤罪だったのだが)という役どころを、誰かのせいにしたり被害的になるのでなく、自分のできる所から歩み進めていった所が実に頼もしく清々しかった。
そしてヨンジュがアン検事に伝えた「贈り物のような存在」という言葉に、かつて私の前に現われ、そう思えた人たちの顔を不意に思い出し、もう会うことはかなわない人もいるのだけれど懐かしく、どこか温かい気持ちに包まれたのだった。
韓国のサイダーや好みのサイダー
七星サイダーはどんな味のサイダーなんだろ……と大久保の韓国スーパーにてチルソンサイダーを見つけて飲んでみた。
割と気になった物は置いておく性分もあり、最近、ようやく蓋を開けて飲んでみた。
保存期間が長かったので炭酸の度合いは正確には分からないがまぁ普通、甘みは三ツ矢サイダーほどは強くない感じで、後味でなにかこの来る感じはクエン酸なんだろうか?なんとなく韓国なサイダーと言えば微妙に韓国味。
サイダーって微妙に甘みや炭酸の度合いが異なり、好みのサイダーは案外となかなか得難い。私は一時期、サントリーの天然水サイダーをこよなく好んでいて、自販機でしか取り扱いがなく見つけると贔屓にしていた。甘みと炭酸の具合が好みで少しラムネっぽさもあったような。いつしか見かけなくなり調べてみると2023年夏で販売終了ですと!再販にならないかなぁ。
そもそも自販機で炭酸系はどんどん淘汰されている傾向にあるのよね。
ガンバレ、サイダー。
外部サイト
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