笛の音と琴の調べ

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御史とジョイ16話最終回感想/免賤,圍籬安置,烹刑,ノウゼンカズラの花が咲きました

16話最終回感想

思っていた大捕り物劇とは異なり、イオンとジョイと愉快な仲間たちな最終回となった。

捕縛されたパク・スンは崖の上におり、皆に謝るようにイオンから言われるが応じず、髪の毛を切られる。崖でのイオンとパク・スンの攻防で、「死なばもろとも!」とパク・スンがイオンを引っ張ったら、中国ドラマではないし死んじゃうなぁなどと思いながら見ていた。

圍籬安置(ウィリアンチ):極地で罪人の家をいばらの垣根で囲み門を施錠して外界と切り離し幽閉する。パク・ドスが処される。

烹刑(ペンヒョン):罪人を釜に入れゆでる真似をする。釜から出したあとは死人として扱い、額に「死人(鬼)」のマーク。ゴザに巻かれているのがそうなのか。パク・スンが処される。

ここへテソ母(ドス母?)が現われ、パク・スンに真相を告げる……のはイイんだけど、えっ、ドスと共に罪を償うわって、テソ母はドスの所へ行くの?……というのが気になった。テソが可哀相すぎんか。そもそもドスの眼前で庶子とわかったパク・スンが手の平返しするのかと思っていたのになぁ~。

ユクチル達が「♪10点満点中の10点、再びまた再び~♪」と歌っている。これって2PMの「10点満点で10点」なのかしら。
 イオンは辞職してきていた!床をゴロゴロするイオンが可愛い。「♪遊んで食べて寝る、この世の極楽だ。よっしゃ!遊んで食べて寝るぞ~♪」と歌うイオンと従者たち。

グァンスンは薬材店をやることになり、イオンは饅頭屋を(こっそり)やることとなる。ユクチルは医員の娘であるグァンスンと身分が異なり婚姻を申し込むことができないでいる。

江華島では猫が日向ぼっこしており、猫パンチもしてる。皆が集まるという意味で「宴」という看板を掲げ皆それぞれにお店をオープン!イオンは小言が多く「小言大魔王」とジョイに言われている~。

バンドゥクですと挨拶するイオン。ジョイ祖母を含むマダム会では「美食探訪」として江華島の饅頭が話題にあがっている。

ジョイ母 リュ・ドクボンは銃を銀に換えて清へ渡り、同じような境遇の女性を助けることに。

イオンは5日働いて2日休む週休2日制を取り入れる。
ジョイは「♪ノウゼンカズラの花が咲きました~♪」と歌い出し、なるほど「だるまさんが転んだ」ね。第3話のノウゼンカズラはこの遊びで回収されたのかしら……。

罰ゲームと称して、裏山の祠の前でユクチルとグァンスンが出会う。これは拾妾!? チョゴリ姿のグァンスンが「妻にして」とユクチルに抱きつく場面は良かったな。

朝からカササギが鳴くのは吉報の兆し。免賤(ミョンチョン/使用人の身分から平民になること)がユクチルとクパルに届く。

ジョイがクパルに「人の縁に容姿は関係ないのよ、時が来れば相手が現われる」と励まし、ビリョンに見てもらうとマルチョンが憑いていると!

そしてビリョンにボリが下りてきて、ボリと会話するジョイの場面に涙した。「ジョイさんは長生きして、この世に飽きた頃また会おう」がもう……。

王様は烏頭入り献上品を摂取し続け、ついに倒れる。

野菜の塩漬けの代わりに饅頭を届けるイオン。そこへジョイ祖母一行が到着する。ジュンサイの饅頭白身魚の饅頭など全種類を注文。ジョイ祖母は御史には未練はなく、孫を抱きたいようだ。

部屋を追い出されたイオンはジョイの元へ。ジョイが「今が幸せです、お慕いする方がいて」言うと、イオンは「この先の人生を私と歩んでくれぬか?」と。

日々の暮らしで部屋を散らかすと小言を言うイオンに、居候の立場ではと言い返すジョイ、イオンがジョイを抱き上げ(終)。

BTSが流れ、ジョイの真似をするイオン役のテギョンが面白かった。
(完)

 

御史とジョイ完走記

最終回は世子様の死の真相や、パク・スン大捕物になるのかという予想を裏切り、それは最終回前半でとっとと終わり、イオンやジョイや仲間達がそれぞれ自立して幸せをつかむ……というお話となっていった。

当初想像した「アメンオサ~」な世直しモノでもなく、李氏朝鮮グルメ紹介でもなく、李氏朝鮮の庶民や文化を味わえたドラマであった。

ギャグな展開やイオンとジョイの恋物語はなぜかあまり興味はわかなかったが、グァンスンとユクチルの恋物語は微笑ましかったし、ジョイとボリとの友情も印象的だった。それにしてもテソが不憫すぎたなぁ。韓国の歌や身分制度。帰還女の差別などが描かれていたのも関心が広まった。

あと宮廷時代劇ドラマを見ると、他国の刑罰に詳しくなるような気もする……。そんな刑罰があるのかと人の業を感じるのも毎度のこと。

このドラマについての時代背景については次回に記してみたい。

 

 

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