阿飛呼びで、すっ飛んでくるのが頼もしくも楽しい日々。
25話感想
李蓮花に「公主の婿の方が楽だ」と言われた方多病が、李蓮花の肩を指でつつくのがカワイイ。
施文絶は方多病に「かつて単狐刀が神兵谷に天外雲鉄を持ち込み、李相夷に贈る宝剣“刎頸”と、鎧の制作を頼まれた」と話し、「天外雲鉄は最も頑丈で柔らかい稀物で、鎧は宝剣でしか貫けない」と伝える。李蓮花を疑い始める方多病。
方多病のピンチに「阿飛」と言うと、飛んで来てくれる笛飛声、頼りになる~。
玉楼春がこの10年女宅に招いたのは、金満堂、金鴛盟の四象青尊、黄泉府の主。
かつて長馬刀の賀家が攻め込まれ、息子を助ける代わりに天外雲鉄の在りかを教えるように言った単狐刀、賀家の息子は死んでしまったらしい。むむ。この回想のポニテな李相狐、カッコイィな。
南胤人の狙いは捲土重来やもと推測する李蓮花。石寿村では内力を高める柔腸玉醸酒が有名と、情報をもたらした蘇小慵はまたも置いてけぼり~。まぁ、武功がないから戦力にならないしなぁ……。
角麗譙さんは御御足ぽりぽり(ではない)しながら、鏡に見入っている。もはやドロンジョさま的存在になっており、謎の安心感まで感じるようになってきている。
早速配下の雪公と血婆たちが襲ってきた。笛飛声の悲風白揚から主君と察した雪公。川が爆発するのも楽しいぞ。やんややんや。
石寿村での謎解き。李蓮花は刀の跡から朝月派の形、指や手の跡は崑崙派外家拳の技と推理。
26話感想
笛飛声が強い強い!そんな笛飛声と互角に戦える李相夷を求める気持ちが分かる強さなのだ。
封磬が喬婉娩の身辺にいる間者って言った!肖紫衿のことかしらん? 角麗譙が封磬にくみせず「指図は受けない、何をすべきか私が決める」なのもイイね。
石寿村では石長老(李晓红)よりロバ肉が供される。……が不審な食べ物は口にせずは鉄則。李晓红は『花小厨』の孟母だ。そんな中、笛飛声が方多病からの食べ物を口にし、自分の飲物を方多病に分け与える、この信頼感が育っているカンジが良いのだ。
そしてむしゃむしゃ食べながら夢を聞かれた笛飛声が言う「最強の武芸者だ」が、なんだか無垢に見えるよ。「人と善をなすは最上の喜び」と言う方多病。
「格闘では頼るしかない」と李蓮花が、肩に置かれた方多病の手をポンポンと叩くのも好き。
怪物(人頭神の使者)が身に着けているのは玉霄八卦鏡、10年前に消えた翠華山の掌門、鉄扇門に舒天化、朱莫非は失踪した武林の名手。
白衣の侠客、強い、カッコイィ~~~。
あら、お酒の好きな陸剣池さん。崑崙派の乾坤如意手 金有道が親友だった。金氏……。
人頭神を祀る石長老、人頭煞を浴びると人頭神の使者と化す。骸の頭蓋骨で痋虫(とうちゅう)を育てる南胤の邪術。
27話感想
白いお顔のスケキヨは、金有道だった。しかも李蓮花のことも助けてくれていた。陸剣池さんが渡したひょうたんが役立っていたとは! 陸剣池さん、イイ人だったね。
業火虫を生み出す南胤の秘術、頭蓋骨で虫の卵を孵化させ……ってキモチワルイんですけど。
無心槐で育てた蛭に太淵穴から毒を吸わせれば無心槐を取り除ける……もキモチワルイんですけど。
雪公たちが襲ってくるが、方多病が意外と強いのよね。でも多勢に無勢にピンチなところを、李蓮花が相夷太剣である遊龍踏雪で一刀両断。カッコイィ~。
東方青塚の梅苑で美しい梅の木を、四顧門の女子たちのため手折ろうとして、東方青塚と腕比べとなり、その時に使った技が遊龍踏雪。
角麗譙が言われたくなさげな年齢容貌を、素知らぬ顔で言う所が李蓮花の食えないところ。
刎頸は至軟の剣、雲鉄は血で青く光る。共に苦難を越えた刎頸の友である師兄にちなんで名が付けられていた。師兄の所業を察する李蓮花。でも方多病には言えない。
方多病に正体もバレちゃった。
笛を手折るけど、……この笛、今まで出ていましたっけ?
目覚めた笛飛声は、記憶が逆行している様子。
いやいやいや、コレは角麗譙の様子を探るためよね?と思っていたら、そうだった。
そしてウルトラマンタイムな李蓮花……。
阿飛もいないし、守れるのは蘇小慵くらいだよ~と思っていたら、来てくれていた。
宿主がいれば母虫は千年でも生き、子虫は母の位置が分かるって、なんだろう、人間なら感動的なのに、毒虫と思うとゾゾゾとなるのは。
あら、少年・李相夷(徐崴罗)がカワイイ。徐崴罗は『卿卿日常』の李苍だし、『古相思曲』の少年・楚同裳だし、『家族の名において』の幼年・凌霄だったんだ!
この頃から師兄に万聖道の符号が?
角麗譙の様子を立ち聞きしている笛飛声。活血薬ってサプリかしら。演技ができる笛飛声ではなかったが、ぬけぬけ李蓮花と行動を共に阿飛をしている内に、身に着けちゃったのかしらん。
無顔と閻王尋命たちと合流する笛飛声。
28話感想
ボロボロな李蓮花。
連泉が修得した「黄泉聖経」の至高の技は「碧中計」。解毒に緑玉が必要となる。
大師は方多病に「最も単純な答えが、往々にして最も正しい」、「木静かならんと欲して風やまず」「心中に波風あらば水1滴の知恵を失う」と告げる。
方多病も冷静になれば、自分を救うために大技を繰り出したこととか分かるんだろうけど、正体を明かしてもらえなかったコトに引っ込みがつかなくなってるのかな。
李蓮花が金鴛盟に加わったとの疑いがかけられる。笛飛声は血域の僧 狂芥子を殺した時に、杖から金の輪を奪い戦利品として刀に掛けていた。
黄泉府の配下である牛頭馬面は、先天性の奇形で結合双生児。
王八十は包子作りが上手。王八はすっぽん。
方多病の母 何暁恵は、方多病がかつて語った「たった1人の知己を得れば、江湖を渡る甲斐がある。共に世間を歩きたい」を引き合いに出す。こういう褒めちぎっていたのを本人の前で語られるのって恥ずかしいよなぁ~。
何暁恵は「江湖の秩序はおのずから生まれるもの。朝廷の律法は420巻、条文は3千冊あるけど、真に江湖の者たちを縛れはしない」と言う。そうだ、そうだ。
李蓮花の事は買うが、「剣を持てるようになれば弟子にする」と言ったと李相夷は毛嫌いするお母さま。
黄泉府の主は10年前、武林の序列3位、秘技は「碧中計 沾之化骨」。
百川院には1口吸うだけで中毒になり、2口目を吸うまで苦しむ蟠龍煙があると脅す雲彼丘、相変わらずだな。
(つづく)
3人組がほどけてしまったよ~。
方多病、李相夷を尊敬していただけに、李蓮花を受け入れられないのね……。李蓮花の命は刻々と削られているだけにもどかしいわ。
そして方多病のお母さま、何暁恵は商売にも熱心で頼もしい~。そしてお目が高いわ。
29話感想
何暁恵をさらったのは閻魔と牛頭馬面だと、李蓮花は推測する。方多病が剣で坑道の入口を突破しちゃうのもイイゾ、イイゾ。
白水園の真下に緑玉の鉱脈が? 残されていたふたつの骸が牛頭馬面のものと思われるが、李蓮花は違和感を感じる。そして緑玉と似た翡翠緑がある事が分かる。
玉女橋という内力を使い女子の体に毒を移せる邪術があり、それが閻魔大王の嫁入りの真相らしい。
李蓮花は医師の薛先生が犯人と見破る。一方、方多病は下痢の薬に、毒消しの犀姜草が混じっていることに気付く。
李蓮花と方多病が力を合わせて薛先生を倒す場面は胸熱!
何暁恵はさらわれた際に、天機山荘の爆骨珠をくらわせていた。
薛先生(連泉)が石水たちに羅摩天氷を渡し、梵術換皮の術で魂も容貌も変えられると話す。流水八角籠に、痛くてくすぐったい経穴を尽き口を割らそうとする方多病と何暁恵たちがちょっとコミカル~。この装置を蓮花穴位指にしようかしらと、結構、李蓮花の有り様を表わしている事をおっしゃるお母さま……。
大師は牛頭馬面の片割れだった。連泉は牛頭 李雄(许长超)と馬面 李梟を気にかけてくれていたが、妻を娶ったことで邪推され仲違い、翡翠緑を使って弟の李雄には毒がまわっていた。寒水寺の住職から玉女橋の法術書を奪い弟を助けていた。
大師こと馬面 李梟は、李蓮花が婆娑歩を使ったことから李相夷と分かり、羅摩天氷と引き換えに揚州漫で李雄を解毒するよう迫る。
ムリムリ、李蓮花に内力はもう残りわずかなのよ~~~。
(つづく)
それにしても馬面 李梟はすぐに李相夷と見破るとは、四顧門な面々とえらい違いだゾ。
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