30話感想
何暁恵は方多病に「江湖は非情な世界、真の友は得がたいものよ」と言う。人を見る目があるお母さま。
指の火傷で方多病を呼び出す李蓮花……。方多病はつれないけれど、寒毒はホントなんですよ。結局気になり戻って介抱する方多病くん。
信煙を上げなかったのは、足の速い方多病が碧中計にやられないためと答える李蓮花。そして師兄と師弟の昔話を始める。
親はなく路上で暮らしていたが、師と出会い武芸者となる。そして15歳の時に賀家の天外雲鉄の件に巻き込まれていた。
李蓮花は治療と称して李雄に碧茶毒を入れ、簡凌瀟の蜂から羅摩天氷を方多病に見つけさせていた。
白水園で爆発が起き、方多病が捕えられている。
馬面 李梟は「李相夷は傲岸不遜だが冷酷無比とは程遠い。単狐刀には武林制覇の野心があると噂されていた」と方多病に語ってくれ、ご親切にどうもありがとう。
刎頸は化龍晶石を使っており毒を抜けると言う。そして李蓮花が碧茶の毒に侵されているとわかった方多病~~~。
「陽は木に陰は金に生ず、陰陽の転結にて江河逆流す。心と言葉が一なれば五気元に帰す、一即ち三と成す」と、息を合わせて連携プレイな李蓮花と方多病。
阳生于木,阴生于金,阴阳转合,江河倒悬,宣之于口,藏之乃心,心口如一,五气归元,元而无一,一则成三
坑道から出ると角麗譙たちが襲ってきたが、何暁恵も加わり、石水たちも駆けつける。李蓮花を引き渡すよう言う雲彼丘に、方多病が百川院の牌を投げつけて去って行くのが胸熱~~~。
追雲車で李蓮花を関河夢の元へ運ぶ方多病。関河夢は瀕死の李蓮花を三元帰一湯の薬湯に浸ける指示をする。
方多病は李蓮花が人を救うたびに衰弱していた事実に気づく。雲隠山の芩婆を尋ねるよう助言。李相夷の師 漆木山の住みかである。
雲彼丘は角麗譙に「百十八牢の詳細図」を渡し、四象青尊の妻 両儀仙子が羅摩天氷を持っているらしい。
笛飛声が角麗譙に羅摩天氷を渡すように迫る。李蓮花と方多病たちが苦労して手に入れた羅摩天氷が笛飛声に渡るとちょっと溜飲が下がるわ。
幼い李相夷が燃えさかる屋敷から逃げだしている。身分も高そうだが、何か今後に関係してくるのかな。漆木山がふたりを拾ったのね。
(つづく)
笛飛声が出てくると俄然、オモシロくなる。
牛頭馬面コンビ、女性たちへの仕打ちはイカンが、お互いを助け合うその心根と、李蓮花や単狐刀の実情を方多病に知らせてくれてありがとうな敵役だった。馬面 李梟(王星壹)は『山河令』の青衣剣客、第1話で屋根の上で周子舒と戦った李節度使の護衛ですネ。
そして何暁恵に育てられたからこそ、方多病の真っ直ぐな気性があるのね。
31話感想
毎日、揚州慢を施していた方多病、頼りになるゾ。
角麗譙が動き、宗政明珠も動いて消されたと思ったら、万聖道の黒幕に近付いてる笛飛声!おぉ、コチラもなんて頼りになりそうな。信じて……イイんよな?
10年前、東海の戦いの際、角麗譙が雷火弾で味方を攻撃させたこともお見通しな笛飛声。十二女護法が落命し金鴛盟が壊滅した。……やっぱし十二女護法への嫉妬か。誰かさんと同じじゃないの。
ヤンデレ角麗譙ちゃんをあっさり振る笛飛声。あ、角麗譙ちゃんが破れかぶれになるゾ。
……と思ったら咸日輦も手中に収め、角麗譙を追い詰める笛飛声。
雲居閣。師匠からは武芸ばかりで退屈だと言われていた李相夷。師父と酒を飲みたかったと涙を流す李蓮花が切ない……。
この青年・師兄に、かつて李相夷があげた南宮家の銀月弩、李相夷が作って贈った刀……は折られている。悔しかったのね。主題歌『就在江湖之上』が流れる。師兄の自分への憎しみを知って、ショックなモフモフ李蓮花……。
言いたいことを堪えると体に毒って、方多病も優しいね。
李相夷が罰を受けると、飴をくれていた師兄。師兄を兄と慕う李相夷と、師弟に勝ちたい師兄……どうしたって李相夷の方が強いワケで、少年 李相夷も困るよなぁ。
しかも師匠たちも弟子を戦わせて賭けって……煽ってどうする。
話を聞いて「己を救えるのは己だけ」と言ってのける方多病が頼もしい。そして酒との付き合いのように人間関係を教えていた母上さまもさすがである。
方多病が「互いにつぎ合い、気ままに飲んでこそ楽しい。先生とはとうに真心を支わし合っていた。杯の底を見せずともよい」と言うのがヨイのだ。この一連の場面、好きだな~。
魔道に落ちて亡くなった師父? 師匠たちは李相夷の両親に恩を受けていたのか。李蓮花は護身用の真気を授かり、方多病には治ったと見せかける。
李蓮花は方多病に雲隠山の石竹の根が入った粥を与える。師兄が残していた南胤三大秘術の書が見つかった。龍萱公主は芳璣王に嫁ぎ、萱妃となっていた。萱妃が術師 風阿蘆に宛てた文が見つかる。萱妃には息子がいた?その子孫が単狐刀?
(つづく)
この回はグッと来た。ドラマに引き込まれた好きな回。
師兄への思いを語る成毅の演技が実に良いし、迷いのない方多病の存在も光っている。
32話感想
万聖道の封磬が風阿蘆の子孫? 棺の中の遺体は偽者で単狐刀は生きている。
おぉ、あっさり父子の対面!
スターウォーズか。頑張れ、ジェダイな方多病(←チガウ)。
単狐刀の野心に血筋という御輿が乗ってしまったのね。「あるべき姿を取りもどす」という野心の正当化は、かなり厄介……。
李蓮花は単狐刀が生きていてどんな気持ちなんだろう。
生きていて嬉しいのか? 真意を知って哀しいのか?どちらの気持ちが上回るんだろう。
迷いのない方多病が清々しい。
笛飛声が四象青尊の妻 両儀仙子のいた牢を破る。角麗譙ちゃん、やはりひとり勝ち残っていたのね。お顔に傷……そういう紋様かと思いましたよ。
何暁鳳が婚礼?イケメンなその相手、アヤシイ!
父の戸部尚書 方則仕が登場。ヨイご両親に育てられたね。
天氷が消えた!
江湖神龍 展雲飛(赵文浩)が屋根の上から参上。展護院 八十六路無鋒剣の使い手。むむ、アヤシイ。
瓊海の夜明珠は天上の仙女の涙でできていると伝えられ、夜に100歩離れても明るい。
続いて氷片を紹介。如意銭荘の主 邢自如の動向がアヤシイ。
李蓮花と展雲飛の対決、婆娑歩、カッコイィ!……でも内力が減っちゃうようぅ。あれ?旧友?
新郎の名は魏清愁。
展雲飛の結い紐……かつての李相夷は勝負に勝つと、相手の品を巻き上げるのが趣味だったのか。ここまで来ると悪趣味に思えてくるゾ。約束を守って髪を結わない展雲飛が不憫……。
囲碁が分からないのに配置を覚えるとはナンテ優秀な!「忘憂清楽集」の棋譜で「上清図」「成都府四仙子図」「保清図」「金明図」。
新郎が消えた。
「形を遺し 極楽を得 仙となり 玉京へ上る」と言い残していた。
梅尧臣(宋代)《长歌行》
世人何恶死,死必胜於生。
劳劳尘土中,役役岁月更。
大寒求以,大暑求以清。
维馁求以饁,维渴求以觥。
其少欲所惑,其老病所婴。
富贵拘法律,贫贱畏笞榜。
生既若此苦,死当一切平。
释子外形骸,道士完髓精。
二皆趋死途,足以见其情。
遗形得极乐,升僊上玉京。
是乃等为死,安有蜕骨轻。
日中不见影,阳魂与鬼并。
庄周谓之息,漏泄理甚明。
仲尼曰焉知,不使人道倾。
此论吾得之,曷要世间行。
(つづく)
李蓮花と師兄である単狐刀の関係が明確となり、俄然、面白くなってきた。
そして李蓮花は自分が天狗になっていた相手と対峙する事が多いワケだが、こういうのって時を経ないと分からないし、割とありがちでもあり、なんとも言えない思いになるなぁ。
新しく出てくる人物は皆アヤシク見えてしまうが、男前はアヤシクない場合が多い蓮花楼。展雲飛は健気枠かしら。
役者が揃ってきた!
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