笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」アニメ「魔道祖師Q」に始まり、ドラマの漢詩やグルメを記したブログ。最近は「長安二十四時」「如懿伝」「致命遊戯」「一念関山」「寧安如夢」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。外部リンクはプロモーションを含みます。

琅琊榜54話最終回感想/北の軍の名付け、赤い布が舞うのは……

今日は3月3日の上巳の節句。梅長蘇と霓凰郡主の再会を願って。

54話最終回感想

ネタばれ満載なのでご容赦を。

靖王に紀王は「祁王や林、罪を着せられた官吏31名は潔白である」、続いて言侯が「宸妃、祁王一族の遺骨を皇陵へ移し林一族は祖廟へ移し、将兵や遺族は復職や弔慰」と進言。謝玉一族には恩赦が与えられた。

藺晨は今後について「撫仙湖で仙露茶を味わい、2日後 秦大師のもとで半月身を清めて修行、長江を下り小霊峡でご来光を見る。鳳栖溝で飛流に猿を見せ、朱砂を訪れる。激辛落花生を琅琊山に戻る前にふた甕もらい…」と遊歴を提案。祭典後に出発することに同意する梅長蘇。

藺晨は宮羽を同行するように勧めている。飛流が梅長蘇と遊歴するのは嬉しそうにするのに、藺晨には浮かない顔をするのがカワイイ。

林殊の位牌に赤い布をかぶせる靖王。な、なぜに赤い布!?生きてるから?
音楽が壮大に流れる中、梅長蘇がやって来て拝礼して潔白を晴らした!

軍報がもたらされる。
10万の大渝が攻撃、東海が沿岸の州に侵入、南楚が軍と一触即発、夜秦が叛旗を翻し、北燕が5万を率い潭州まで迫り、同時に一斉攻撃!

動員できる兵は17万。軍侯は頼りなく、和議を提案する始末。老いた軍侯たちは軍馬を供出するのがせいぜいという……。

北を守る尚陽軍は敗れ指揮官も亡くなり、靖王も出陣する覚悟。
地図をにらむ梅長蘇、この場面のロウソクもナゼ赤い?

言豫津と蕭景睿も兵に志願、

東海へは衛崢、夜秦は地方の軍、南楚は霓凰郡主、北燕には疾風将軍の聶鋒と夏冬。大渝は梅長蘇が出征すると。

梅長蘇は「冰続丹で3か月もたせ、林殊と同じく北の戦場に戻ること」を選択する。?が「私が手を尽くして救った友は、林殊ではない」と言うのが?梅長蘇は最後は林殊として生きようとすし、を渡し、自らも兵に志願するも熱い!

挿入歌『紅顔旧』が流れる中、梅長蘇と霓凰郡主の場面。EDでよく見かけていた霓凰郡主の涙顔に、目頭が熱くなるよ。

梅長蘇と靖王、そういや靖王もずっと赤衣装……せっかく再会したのに、見送らなくてはならないツラい立場。「お前にはそばで私を見ていてほしいのだ、今までとは違う梁の世を築く私を、いいな」と帰還を約束させる靖王。

小刀を持つ飛流の隣に、霓凰郡主が座り語りかける。かつて霓凰郡主が林殊を見送ったのは飛流と同じくらいの年齢。帰ってきたらお嫁さんになるハズだったのに13年……。「(兄さんは)純真な心を持つ、やりたいことをやらせたい」と語る。飛流は分かっていると思うよ、同じ気持ちだから。「そばで守ってあげて」にうなずく飛流。

音楽が流れる中、いよいよ出征だ。城壁から見送る靖王。
梅長蘇の甲冑姿!「私を連れて天下を旅して回ると約束した」と語りかけると、「縁は来世に続く、来世は穏やかな生涯を送ろう」と誓う梅長蘇。挿入歌『赤地長殷』が靖王とあいまり、熱い思いがこみあげてくるよ。


靖王が位牌から赤い布を取ると、そこにはあの東海の真珠が置かれていた。
そして霓凰郡主の元には宮羽が文を届けている。
靖王とは雪の場面や、剣を取った場面、真珠を渡した場面の回想が流れる。
霓凰郡主との回想も。

赤い布が舞っている。


数年後)庭生が凜々しい姿で階段を上がり、静貴妃が祖母となり、孫が庭生に「庭生兄上」と抱きついている。静皇太后は皇后と並んでおり、仲睦まじい庭生たちふたりの様子を眺めている。高湛の姿もある!けど咳き込んでるね。

皇后の「風が吹き始めたわ」に、高湛は「この皇宮で風がやんだことはありません」と返し、風を受けてはためく東宮の旗。

蒙摯大統領が北の駐軍と尚陽軍の再編を終え「新たな名を授けてください」と奏上。
靖皇帝は筆で書き記す「長林軍」と。
(終劇)

うおぉぉぉ~!

終わった、熱い!
最終回を迎えてEDを見ると、ドラマの回想を見る思いだ。

いや~良かった!
この最終回記事を書くために再び見ても、時には涙し熱くこみあげるものがあったので、本当に好いドラマだなぁ。

最終回感想を長く書いていなかったのは、終わってしまうのを惜しむ気持ちもあったが、この位牌と郡主への文をどう解釈したもんかと考えあぐねていたのも大きかった。

ネット情報によると、公式では梅長蘇は金陵へ戻らず……だったとされているのだとか? なのでその知らせが郡主へと届いた、と言うのが一般的な解釈なのかな。

そしてアナザーエンディング(と言っていいのかも分からないが)的な動画(1分29秒)を見かけコチラを見ると、琅琊閣で飛流がおぼつかない様子でお茶を入れ、藺閣主が渡す茶杯の先には梅長蘇がいる気配が感じられる。


www.youtube.com


ここからは私の勝手な願望の入った解釈です。

……ということは、靖王(皇帝)には、琅琊閣で療養している梅長蘇から「そばで見ていてと言うから自分の代わりに真珠を位牌のところに置いた(けど生きてる)」との知らせが入り、郡主には宮羽が遣わされ、遊歴できるほど回復していないが消息を知らせた文だった、という夢を見ることはできないものだろうか?

また初回視聴時の最終回から気になっていた、位牌にかける赤い布問題。
生前位牌には朱文字で記すというものがあり、それに習ったという説もあるようです。2025.3.6追記。

ナゼに赤い布なんだ?と疑問符で、それが気になってしょうがなかったものだけど、赤い布が舞い落ちる様子が、婚礼で新郎が花嫁の赤い布を取って高く放る場面を連想し……。ちなみに新郎がこの布を取るのは、花嫁と新婚の洞房に入ったときなんだとか。ま、ここでは祖廟なんですけど。

そう見ると、靖王が(位牌に)赤い布かけて、梅長蘇が地図を見ている場面では赤いロウソクが灯り、ずっと靖王が赤衣装なのは新郎衣装に見えなくもなく……。
じゃぁ、靖王が林殊に贈った真珠は結納の品だったのか、はたまた鶏大なのは卵を表わしているのか……とあれこれ連想が広がるのです。この場合、卵は林殊と靖王の思いが合体したこれからの梁の世……にあたるのでしょうか。

靖王は梁という国を体現しているようにも思えるので、それだけ梅長蘇が梁に人生を捧げた、ということなのやもしれません。

琅琊榜への思いはつきませぬ。
ドラマ完走記は長くなるのでまた改めて。

 

 

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  • 作者:海宴
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