34話最終回感想
なにがなんだかな最終回。ネタばれあります。
皇太子は今や皇帝になった。梁翊によると、元閬がいつの間にか忠臣ポジになっている……。
宋錦を大切に思う梁翊はいいね。
梁翊は辞職し、秋嫣とふたりで公安小説を書いて天下を旅する日々を語る。
梁翊が秋嫣を抱き上げくるくるは定番~~~。
ここで終わってくれて良かったような。
秋府の親戚たちとも打ち解けた秋嫣。柳姨娘を母とは呼ばないがこちらとも和解。
秋珉も元気になり、「真実の愛とは自分よりその人のためを思うこと」と、秦暄の事も悟った様子。秋珉が最も大切だったのは姉だった、と。かつて木犀の香水を贈っていた秋珉ちゃん……。秋府に来たばかりの秋嫣もかなりトンガってたわね。
元閬が梁翊を失脚させるために、林昌之と組んで父の秋宜を陥れた事も、秋嫣は梁翊父の事実との取引に応じることに。ん?
元閬は功を認められ吏部尚書となる。
梁翊は職を解かれ、劈柴処は望み通りに廃止となる。
なんだかスッキリしないわ。
梁翊母も一緒に旅に出るの?と思っていたら急展開。
なんと梁翊母が梁翊父を?
しかも郭貴妃に命じられたのではなく、宮中で一緒に育った郭貴妃を守るため自分の意思であったという……。
梁翊母は安霊花の毒を服毒していた。
えええええ、ここで死ぬの?
おまけに秋嫣が梁翊母を殺したと手紙を遺してる。でもこの方が地獄よね。
宋錦も母も秋嫣もいない。
梁翊がひとりぼっちだよー。
「私への恨みを胸に生き抜いてほしい」と来て、これを言いたかったのね。
秋嫣が子供を連れていると思ったら大家さんの子ですかぃ。
梁翊が髪をおろして作家活動を続けている。
秋嫣の名を見つけた!
市では山査子飴が売られている。
崖の東屋に来た秋嫣。
そして梁翊と秋嫣は再会。
腕の手枷を示し合う。
流れる主題歌、徐薇の《嫣语赋》。
(完)
ドラマ完走記
前回の第33話で、陛下は亡くなるわ、太監が捕まるわ、北凉人な郭貴妃が梁翊父の死に関わっていたで決着したと思いきや、突如としてまさかの梁翊母と郭貴妃の結びつきが顕わとなった。
手枷をふたり付けているのは良かったが、梁翊母のくだりはちょっと要らなかった気も。
秦暄はどうなったんだろ~。
元閬がなんで出世しているのかも全く理解できない。が、組織として回っていくにはあまり人事が変わるのも混乱するし案外そういうものなのか。
京劇が出てきたので気になって見続けたドラマ。公安小説もよく出てきました。
ヒロインである秋嫣が策略の割には無鉄砲で、家族関係もやけにゴタゴタしており、前半で頼みの綱の秋嫣 嫡母もアッサリ亡くなり、秋嫣が蘇意婉となるのはかな~り無理があったし、トドメに秋珉の身に起こった事件辺りで離脱しようかと迷った。
そんな中でも最後まで見続けたのは、梁翊や秦暄、男主たちの俳優さんが好感を持てたから。あと師小小姐さん(景如洋)も良かった。
主題歌、徐薇の《嫣語賦》も良かったですね。
最後にドラマが『嫣语赋』という公安小説でしたよ~というオチになるのはそうだろうなとも思うし、公安小説をドラマ化したと思えば、このやたらとゴタゴタした感じも、さもありなんと受け入れられる。
最終回にどんでん返しもあるし、なんとなく火曜サスペンス感があるドラマなのよね。最後、崖だし。犯人は飛び降りなかったけど。
秋嫣役の喬欣(チャオ・シン/乔欣)が『琅琊榜弐』に出演していたと知り、記憶を辿ったが思い出せず……。ようやくあの蕭元啓に嫁いだ荀安如だったと分かる。あーーー、そういえば!! 役どころが全く違うので分からなかった。そういやそうだよね。秋嫣は喬欣自身の声なので、声が違ってたのかな?
梁翊役の徐正溪(シュー・ジェンシー)が良かった! ストーリー展開が合わなくても、役者さんが良いと案外と見てしまう典型的な作品。
徐正溪をいろんな役で見てみたいと思っていたら、2024年3月頃に俳優業を引退(入っている仕事が一段落ついたら)との一報が入ってビックリ。
詳しいことはもちろん分からないが、噂ではやりたい役どころの方針が事務所と合わずという話も。そりゃ、これだけの演技力があればもっと違う役を演じたくなるよなぁと、勿体ない思いになった。役者さんって、出世作でイメージが固定されるより、いろんな役を演じてみたいという声をよく聞くよね。
いつか活動を再開されるといいな。
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