34話感想・藍湛、助けて
清河。かわいいモフモフ犬・仙子から逃げ、「藍湛、助けて~」と叫ぶと、なぜか含光君が一回転しながらあらわれ魏嬰を庇うように立つ。含光君が仙子を見て「イッヌ?」と思ってそうなこの表情が好き、それに続いて金凌にすごむのも好き、魏嬰を伏し目がちに見るのも好き、この藍忘機が実に美しく何度もリピした。
どんどん値が下がる夷陵老祖サマ。”清河の事情通”に行路嶺の人食い霊堂の話を聞いていると、知らぬ存ぜぬの聶懐桑が!久しぶり!カワイイ!
行路嶺の霊堂へ
林の中をふたりが歩き、魏嬰が草をひょいとよけるのが良いのだ。赤鋒尊は気が暴走して亡くなっていた。犬の鳴き声に含光君にしがみつく魏嬰もカワイイ。放浪中の子供時代に、野良犬と飯を奪い合いトラウマとなっていた。
迷陣が敷かれる中、霊堂へ辿り着くと仙子が吠え、魏嬰は鼻をこする。中に入ると耳をつんざく音がし、祭刀堂には棺の中に刀が祭られている。含光君は問霊を行うと、霊識は「知らない」を繰り返すも、壁の中にいた金凌を助け出す。金凌は16歳。
魏嬰は避塵で壁を掘り出す。シャベル代わりにされる避塵よ……仙剣なのに。外を走る人影を追う含光君。魏嬰とは清河の宿で落ち合うことを約束。人影の衣の切れ端が落ちている。この模様は……。
仮面の下には
清河。金凌の足には悪詛痕が、そして母の形見の玉佩を身につけている。逃げだした金凌は江澄に説教されており、魏嬰に「わがまま令嬢/ 大小姐」と言われている。するとそこへ仙子が。飛び出した先には江澄がおり、紫電に捕らえられる。ここで仮面を外し、フーッとする魏無羨がカッコイィのだ。『夜奔』♪
清河の宿。仙子に脅える魏嬰。子供の頃に犬に追われる回想、飛び込んだ先は師姉。「お前のような貴人は、自分の言葉や誓いをすぐに忘れる」と温寧も激しく恨む江澄。『人生若只如初見』♪ 金凌が紫電から魏嬰を逃がしてくれた。金凌も紫電を使えるのね。魏嬰は金凌に「ありがとうとごめんなさい」を教え、大梵山での事を謝る。そして金凌の悪詛痕を自分に移す。
(つづく)
陳情令吹替版34話感想
カワイイ木村魏無羨と凜々しい立花藍忘機。霊堂前で鼻をこする魏無羨の仕草は前世と同じ。緑川江澄と梶金凌のやり取りも楽しい。
この時点では、金凌は魏無羨の事を莫玄羽でもないけど、夷陵老祖とも思っておらず、含光君がバックに付いており、自分を助けてくれた人、という認識なのかな。
ドラマと小説との違い
原作小説『魔道祖師』第1巻 第6章陰悪
アニメ魔道祖師羨雲編第3話、第4話
比較的原作通りの描写であるが、原作の莫玄羽な魏嬰は隙を見て藍湛から逃げだそうとあれやこれやと画策していたのが見どころのひとつ。
原作では江澄の前で叫んだ名は師姉ではなく藍忘機だったようで、ますます江澄に皮肉られていた……。
<陳情令用語メモ>
・悪詛痕(あくそこん):邪崇が獲物の体につける印で、捜し出され体の一部を持って行かれるか、命を奪われる可能性がある。邪気に満ちたものの怒りを買うと付けられる。(原作より)
WOWOW字幕版放送:2020年5月14日(木)深夜
WOWOW吹替版放送:2022年8月3日(木)深夜
▼吹替版第1~12話まで感想
外部サイト
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