笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「君花海棠の紅にあらず」とアニメ「天官賜福」、漢詩で「山河令」もはじめました。

ドラマ陳情令第4話「異端の仙師」感想

第4話「異端の仙師」感想

原作小説「魔道祖師」第13章、第14章。

姑蘇藍氏家規と座学

藍氏家規【誅妖邪 立正法 大道永存/邪法を除き、正法をたてる】が映し出される。
鐘の音と共に、筆写の罰で家規に埋もれていた魏無羨が起きあがる。

蘭室での座学
座学に出席する子弟たちは皆、藍氏の白い校服に合わせてか、白地で肩に家紋入りの衣装である。各世家の見分けポイントは腰帯の色白が涼しげでホワイトパーティーのよう。姑蘇藍氏の座学に参加する前に、各世家が衣装をあつらえるのかなと思うと、陳情令・衣裳陣のセンスが光っている。

藍氏家規は3500条で、四則は【明本・辨問・極言・勤求/本質を明確に、道理を求め、言を極め、勤めて求むる】。

座学中に聞こえる鳥のさえずりは清河聶氏・聶懐桑が持ち込んだもの。君はパティか、ヒューリィか。そして藍先生、なぜ何も言わない。

金の雀を捕獲するのに3日も費やしていたらしい。狙った獲物は逃がさない。そして孟瑶も付き合わされていたの?

「お見それしたか」と、魏無羨と聶懐桑が私語をしていると、藍忘機がにらみつけ、無邪気に手を振る魏無羨。

拝礼と献上品

拝礼にて。蘭陵金氏の献上品は、金の糸であつらえらえた河洛経世書

清河聶氏は、紫砂丹鼎(たんてい)。風流人の懐桑が選んだ逸品なんだろうな。

副使は孟瑶(薄紫・薄茶色衣装)。副使として同行していた孟瑶の出自(またも金宗主の婚外子を噂する雲夢江氏の門弟たち。初め見た時は衣装が白かったので藍氏かと思っていたが、よくよく見ると青い帯で江氏でした。

沢蕪君と孟瑶の出会い。沢蕪君が献上品を自ら受け取るのは、副使が渡すから応じた、という相手の身分に合わせたのと、差別をしないあらわれなのだろうか。

岐山温氏が座学へ

そこへ岐山温氏・温晃温情温寧が登場。温晃の歩く様子は、他校へ殴り込むヤンキーの姿に見えなくもない。リーゼントも似合いそう。

招状持たない・遅れた者は入れない姑蘇藍氏の門も、門番に火術を使い、押し入る温晃。

ちょうど雲夢江氏の江澄が拝礼している時に、乱入する温晃。岐山温氏が座学に参加するのは100年ぶりらしい。

藍忘機が詰め寄ろうとして兄を見るが、首を振っていさめる沢蕪君。

 

師弟が拝礼中に邪魔をされた事もあってか、温晃に口をはさむ魏無羨。一同が剣を抜き緊張が走る中、孟瑶は懐桑をかばっている。

沢蕪君が簫を吹くと剣は吸い上げられ・・・藍氏双璧の実力を発揮。
江氏と温氏(温寧が手にしていた)の献上品はなんだったのかしらん。

魏無羨・江澄・聶懐桑が連れ立って歩いていると、通りかかった藍忘機に魏無羨は「機兄/jī xiōng」呼び。にらみ返し無言で去る藍忘機。

沢蕪君と孟瑶と

松風水月」は藍啓仁の居室。なにやら温氏仙督の不穏な展開が感じられる。

孟瑶が役目を終えたので沢蕪君にご挨拶。孟瑶は客卿の身分で沢蕪君と同世代らしい。
藍氏と江氏の女性仙師が通りかかり、礼する孟瑶が暗い顔をしていたのは返礼してもらえなかったからなのだろうか?

雲深不知処の裏山にて

裏山で魚とりに興じる魏無羨と聶懐桑。清河は、雲夢はに囲まれていると語られる。夏めいていて、藍氏の座学自体がサマースクールっぽい感じ。

銀針を手にしながら裏山を探る温情。ここで魏無羨と出会います。裏山は立ち入り禁止である。

そんな風に遊び過ごす魏無羨に対し、剣の稽古に励む江澄。

 

江厭離が、江氏の祖先は侠客で「正義感があって束縛されない」と言うと、「だから父上にも好かれる」と言う江澄。江厭離は「文句は言っても気にかけている」と、弟・江澄のこともよく理解している。

 

魏無羨が焼き魚を手にして帰ってきて、師姉の作ったじゅんさいスープと一緒にお食事タイム。「虞夫人(江厭離・江澄の母)の言うとおり面倒は起こさない」と魏嬰が話しており、座学出発前にも虞夫人に言い含められていたのか・・・。

第3話の天子笑対決の後からここまでは陳情令のみのお話。

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授業中にクラスメイトとやり取りしたくなるのは万国共通

座学での問答

座学の風景。藍氏家規がお経のように続く中、魏嬰はウサギを落書き。

魏無羨が「亀」の絵を藍啓仁の背中に貼りつけると、藍忘機がそれを取って魏無羨をにらみ、魏無羨が紙人を藍忘機に飛ばすと、それを握りつぶす。

魏無羨と藍啓仁の問答は、重要な伏線にもなるので、まとめて記しておく。

妖魔鬼怪の違いは、

  • 妖:人以外の生き物
  • 魔:
  • 鬼:死者
  • 怪:人以外の死骸
    が化けたもの。

五大世家Q&Aは、

  • 清河聶氏の祖先の商い:肉売り
  • 蘭陵金氏の家紋の白牡丹の品種:金星雪浪
  • 修真界で門派より血縁を重んじた者:岐山温氏祖先の温卯

悪霊となったら、

  • 1.化度
  • 2.鎮め
  • 3.絶やす
  • 第4の方法、戦わせる

大禹の治水「塞ぐは下策、流すは上策」。
霊気も怨念も気であり、怨念も利用できる。

怨念を利用するなどもっての他と、魏無羨に蔵書閣で家規「礼則編」を1000回写せと、藍忘機には監視を言い渡す藍啓仁。

魏無羨と温寧の出会い

弓の稽古をする温寧に、天賦の才があると褒める魏無羨。目を輝かして嬉しそうな温寧。温情に声をかけられ弓の狙いが狂うが、魏無羨は呪符で弓を落とす。

そして裏山にいた魏無羨に、剣で向かう藍忘機。剣のやりとりは二度目。この時も「機兄」呼び。

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陳情令用語メモ

・河洛経世書:経典を集めたもの。河洛理数は、中国占術のひとつで、生年月日時を易卦に置き換えて診断する。皇極経世書は、人類の誕生から滅亡までの社会的な運勢の盛衰を、数理学と易学とで紐解いた、中国では本格的な予言書とされている。
・紫砂江蘇省宜興市の丁蜀鎮で産出される「紫砂」と呼ばれる土で作られたもの。
・丹鼎(たんてい):煉丹用の鼎。
・客卿他国から来て、一時その国の支配者に仕え公卿の地位にある人。
・銀針:鍼治療などに用いられる。経穴を刺激することで経絡として知られる道を通る「気」の流れの異常を正すとされる。
・化度:教え導き迷いから救うこと。
・大禹の治水夏王朝の開祖。「(そ)」という治水方法(水路を切り拓き、堤防を築いて洪水を流す)で、治水に成功した。

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 第1話から第4話まで、WOWOWで一気見した。
そして陳情令を見始めて、ドラマの中で「?」な箇所が気になり、アニメではどうなってるのかなとYouTubeを見始めたけれど、ドラマにはない清談会の弓術比べが出てきて、ネタバレにならないよう撤退。

冒頭で、魏嬰の敗北、江澄との仲違いが描かれ、どう墜ちていくのか展開が気になるインパクトであった。そう見えたのだ。そして、「崖落ち」が気になって気になって、どうなるか観るまではやめられない止まらない状態がロックオンされる。

今思えば、沼へ歓迎光臨(ようこそ)、であった。

WOWOW放送:2020年3月20日(金)

 

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★↓ 先の話のネタばれあります。

 

★↓ 大禹の治水についての説明もあります。

fuenone2020.hatenablog.com

 

 

 

 

外部サイト

陳情令月桂双兎手鏡
 

▼Prime Video