陳情令本国放送6周年、おめでとう~~~。
6月27日はドラマ『陳情令』が中国で放送開始された日。
放送から6年経っても、日本で舞台『魔道祖師 邂逅編/ステそし』や、陳情令出演俳優たちによる『中国時代劇ドラマファンミーティング2025春』(劉海寛,于斌,王翌舟,紀李)や『于斌バースデーイベント』(于斌,王翌舟,朱賛錦)が開催されるとは、当時は思ってもみなかったこと。まだまだ続いてほしいな。
当ブログが開設したのもその1年後なので、ブログ開設5年目ということになり……。当初は『陳情令』への思いの丈を1,2年で綴って終える予定だったのが、途中から中国ドラマブログへと移行していき、初めの予定が大幅に異なってきているけれど、それもまた一興ということで気の赴くままといたします。
国内線で機内映画
最近はちょこちょこと国内旅行へと出かけており、前回に乗ったA321では個人モニターが搭載され、国内線でも映画を見ることができるようになっている!!
最近、機内映画と言えば中国映画ばかり見ていたのだけれど、さすがに国内線では中国映画は搭載されておらず……で、その中に映画『ウィキッド ふたりの魔女』があった
『ウィキッド』は大好きなミュージカルで、OSTも持っているし劇団四季ミュージカルも見に行ったし原作小説『ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語』も読んだ! 原作小説はわりとアダルティなのをうまくミュージカル化していた印象。二次小説ながら、アメリカのメタファーも込められているのが興味深い。
実写映画にはあまり気が進まず、ミュージカルナンバーをオーディオ代わりに聞けばいいか、と音声:英語、字幕:日本語に設定して、気楽な気持ちで見始める。
映画『ウィキッド』のエルファバと『魔道祖師』の夷陵老祖
映画『ウィキッド・ふたりの魔女』は、童話『オズの魔法使い』の外伝で、西の悪い魔女エルファバと南の良い魔女グリンダの友情が描かれた物語。映画『オズの魔法使い』でドロシーが西の魔女をやっつける場面は、映画でも見たけどわりと一瞬なんですよ。
映画『ウィキッド』ではその「西の魔女が死んだ」との知らせに人々が喜び沸き立つ『グッド・ニュース/No One Mourns the Wicked』のナンバーから始まるのだが……。
西の魔女が死んで、人々に誹られているサマが、
『魔道祖師』冒頭の
「魏無羨が死んだぞ!こりゃ愉快だ」
“魏無羨死了。大快人心!”
と同じ構図じゃないか?
と気付き、おおおぉぉ~と眠気が吹っ飛んでしまった。
人々が喜んでいるところへ、グリンダがふわふわと舞い降りて……なにやら人々とは異なる面持ちである。
そんなこんなで楽しく視聴していたのだが、乗機して結構時間が経ってから見始めたので、帰りの飛行機で続きを見るかと上映時間を見たら、映画『ウィキッド』は全161分(2時間41分)で、こりゃ、帰りの時間を足しても見終わらない。
案の定、帰りでも途中までで、今回のB787に乗ってようやく最後まで見ることができたという~。それでも物語自体は「♪Defying Gravity」までで、映画は2部作だったのですね。
「♪Defying Gravity」のあたりは、『魔道祖師』や『陳情令』で言えば、夷陵老祖 爆誕!で笛を吹いている辺りかなぁ。
グリンダやネッサローズ、フィエロやエルファバは魔道祖師や陳情令では誰になるかなぁと思いを馳せるも、それは本題ではないのでさておき。
世の人々が真相を知ることなく、悪とされているものの滅亡に喜んだり、その裏で悪とされているものが善行に励んで世を救っていたり、真実を訴える機会を閉ざされ非難されるという構造の物語は、世の共通なんだなぁと感じ入っていた。
映画『ウィキッド』感想
映画も良かったですよ~。
なんと言っても歌がいい!
物語ではグリンダはふっくらバラ色の頬、エルファバは痩せっぽっちなイメージなのだが、映画ではそのイメージとは対照的に、グリンダ(アリアナ・グランデ)は痩せており、エルファバ(シンシア・エリヴォ)は貫禄のあるカンジとビジュアルは異なるも、歌声は素晴らしいし、アリアナ・グリンダは可愛く、シンシア・エルファバの心情は胸に迫る。
ガリンダ(途中で改名する)はカースト上位女子なんだけど、望む魔法力はない。エルファバは緑色の肌で周りから疎外されており、気にしないようにしつつも孤独。そんなエルファバが皆の和に入って行く場面はとても良い。
特にガリンダがエルファバとダンスを共にする場面はグッと来たし、エルファバの涙が美しいのよ。そのエルファバによって、ガリンダも欲しかった杖を手に入れることができた。
ガリンダの名前がグリンダになったのは、ヤギのディラモンド教授絡みだったのか。
動物のCGも見応えがある。
ポピーをエルファバに渡すフィエロ、おでこの挨拶がいいな。
エメラルドシティでのエルファバとグリンダふたりの歌のハーモニーも素敵。
猿に翼がはえた~~~、お馴染みの翼の生えた猿たちだ。
マダム・モリブル(ミシェル・ヨー)は「動物たちを監視し、結束するには共通の敵が必要」と言い、人々を扇動していくなかなかの人物。
おぉ、気球だ。
「邪悪な魔女」とエルファバを悪に仕立てるマダム・モリブルに対してエルファバが「アンリミテッド~」と歌うのが壮観。エルファバのシンボルな帽子やマントはグリンダからもたらされたアイテムなのね。
エルファバが飛ぶのがカッコイィのだ。
皆が歌う中、グリンダは「幸せになって」と歌っていたのね。
(続)
そして帰りの便では映画『教皇選挙』を見る気満々だったのが、ナントB777-888便は個人モニターが付いてない!
オーディオ音楽だけ聞いて帰途につきました。
おまけ・沖縄シーサーとちいかわ
今回、沖縄へ行き、ちょうどちいかわ×オリオンビールコラボもあり、私はオリオンビール×シーサーなステッカーが欲しかったのだけれど、オリオンオフィシャルストア那覇にも浦添西海岸パルコにもなく……。モトブにはありそうではあったけれど、他の頼まれモノは手に入っていたので、まぁいいかと諦めーてん。
「ア、うん…」なちいかわシーサーがとってもキュートなんですよ。
「うん」と言えば藍忘機なので、「ア」は魏無羨かな?
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