原作小説「魔道祖師」第18章。
陰鉄に関するまとめ
- 包山散人は隠遁。魏無羨の母・蔵色散人の師匠なので、師祖にあたる。
- 藍翼は100年間、霊力で陰鉄を抑えてきた。
- この10年、他の陰鉄の欠片が世に現れた可能性がある。
- 藍翼が執着したのは償いのため。
- 陰鉄は天地の霊なので消し去れない
- 陰鉄の欠片は呼応しあう。
- 欠片を集め寒潭で鎮めることが唯一の方法。
寒潭洞での誓い
母に繋がる人に会えて嬉しそうな魏嬰。
藍氏の末裔として、意志を引き継ぎ寒潭洞で陰鉄を鎮めると話す藍忘機。
魏無羨も大義のためなら迷うことなく戦うと、共に誓っている。
結界が解かれ、温寧にも影響があらわれる。
岩から二人が飛びだし、藍忘機の上に魏無羨が。
江澄に呼びかけられ、「どけ/起来」と言う藍忘機。
温情に裏山の中を尋ねられ、魏無羨ははぐらかし、藍忘機にこっそり笑いかける。すっかりふたりの秘密の世界ができている。
藍曦臣が陰鉄を簫で鎮め、藍啓仁が乾坤袋に入れる。
五大世家でも藍氏宗主だけが陰鉄の存在を知っていた。
雲深不知処の上空を飛ぶ梟。
温若寒が陰鉄を一つ手に入れており、協力者がいるだろうと推測される。
他言しないと三つ指立てて誓う魏無羨。
蛇は一番苦手なんだと話す聶懐桑。そんな魏無羨・聶懐桑・藍忘機の様子を、声をかけずに眺めている江澄。
「藍氏の門下になっては」と揶揄する江澄に、「家規に寿命が縮まる」と返す魏嬰。それを聞き、寂しそうな様子の藍忘機。白い花が咲いている。
不夜天で薛洋と並ぶ温晃。雲深不知処に陰鉄が表われたことを温若寒に報告する、櫟陽へ行くように言われ、目を輝かす薛洋。「陰鉄には興味はない。しがない修師」と言いつつ不遜な態度で去って行く。温晃は、温若寒から静観するように言われている。
天灯での誓い
江厭離が金子軒の天灯作りを手伝いに近づいている。
忘羨ピアノ曲が流れる。
魏嬰は藍湛に「生死を共にしたんだ。一緒に天灯を揚げて祈ろう」と誘う。
「特別に藍二公子に作った天灯」と、魏嬰がウサギの絵を見せると、微笑む藍忘機。この笑顔がとても好きです。
魏無羨は聶懐桑の灯籠を踏んでしまい、清河澈雲堂の極上の紙を使った灯籠はあえなく燃えている。陳情令曲と共に、いっせいに天灯が揚がっていく。
それぞれの願いは、
聶懐桑 「無事に修行を終え、来年は来なくて済むように」
温情 「弟の阿寧が一生平穏に暮らせるように」
そんな温情を見つめる江澄。
魏無羨 「一生悪をくじき弱きを救えるように」と祈り
その言葉に藍忘機も思うところがある様子で、乾坤袋を握りしめる。
喧嘩
周りに江厭離のことをひやかされ立ち去る金子軒。とりなす綿綿に「私の望む婚姻ではない。二度と言うな」と言い、それを聞いた魏無羨は金子軒に詰め寄る。
ここでいきなり場面が夜の風景となり、二人は喧嘩をしている。魏嬰を止めようと腕に触れている藍湛の姿も。江厭離が止めに入り、喧嘩の真相も知ってしまう。
宗主・江楓眠登場 金光善も
中庭でひざまずく魏嬰が反省していると思って声をかける藍湛。しかし魏嬰はアリと退屈しのぎに戯れていた。江楓眠には「ひざまずけ/跪下」と言われている。
雲夢江氏宗主・江楓眠登場(藍啓仁から見て左側)。
蘭陵金氏宗主・金光善もあらわる。(右側)
江楓眠は「雲夢江氏は天性と本心を大切にしている。嫌なことを強要はしたくない。双方が気が進まぬなら無理強いもよくない。一生を共にするのは彼らだ」と話し、金光善も「江兄が決めたことなら従おう」と、江厭離と金子軒の婚約破棄に応じる。藍啓仁たちは、江氏宗主にのみ陰鉄の相談をもちかける。
魏嬰が師姉の様子をうかがうと、ベージュの鶴模様の香袋を手にしている。赤い紙に念をこめ紙人を師姉のもとに送る魏嬰。拱手で挨拶もする紙人形。阿羨を気遣い、「縁がなかったの。仕方ないわ」と話す師姉。
櫟陽で仙門が次々と襲われ、薛という温氏の客卿が手を下したと話す江楓眠。魏嬰のことをこぼす藍啓仁に、江楓眠は「嬰はこのような性分なのです」ととりなしている。
挨拶に来た藍忘機の様子に察した様子の魏嬰。藍忘機のことを「認めている。誰も打ち負かせない無敵を誇る俺がやっと好敵手に会えた」。やりあう魏嬰・江澄とそれを止める江厭離。それを見守る江楓眠。魏嬰は藍啓仁の物真似もしている。
それを眺めていた藍忘機、そして歩き出す。
魏無羨はウサギに話しかけ、連れて帰るべきか、藍湛が退屈な時にウサギと遊びたがるかもと思案している。そして藍湛の様子を思い返し、一人で陰鉄を探しに行くのではないかと、ウサギに問いただす。
★ ★ ★
“喧嘩”と“二人の宗主が来た”のは原作と同じです。師姉は座学にはいませんでした。
天灯の場面での藍湛の笑顔は、陳情令一好きな藍忘機の笑顔です。ポスターサイズでほしい。なんせドラマ7話まで進んで初めての笑顔なんですから。このほのかさが絶妙ですね。
天燈あげは、台湾の十分で実際に揚げたことがあります。台北からは鉄道orバスで1時間くらいでしょうか。観光地化されていて、日中いつでも揚げることができるのです。
ドラマの天灯と同じように、願いごとを書いて、ランタンがふくらみ、手を離すと空に舞いあがっていき、とても楽しい思い出。少々の雨でもあがっていくのが頼もしい。
第7話のキーワードは誓い。
<陳情令用語メモ>
・三つ指立てる:誓いを立てる際の身ぶり。3本の指なのは、①天地人、②キリスト教の三位一体、③三本の線香説とさまざまである。人差し指・中指・薬指を立てる。
・清河澈雲堂:蝉の翼のごとく薄くきめ細かく高価な極上の紙。実際に澄心堂紙という、五代・南唐の宮廷で作られた最高の紙がある。原料に桑皮が用いられ、詩画のために使用されたそうな。
筆・墨・紙・硯を文房四宝と呼び、中でも、諸葛筆・李廷挂の墨・澄心堂の紙・龍尾硯は名高い。
WOWOW放送:2020年3月26日(木)深夜
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