陳情令WOWOW放送から一年
2020年3月19日深夜にWOWOWで陳情令が放送された。20日には録画した1~4話を面白くて一気見したが、一年後にブログを書いているとは思っていなかった。陳情令漬け1年目。まだ浅漬けかしら……。
日本に五大世家があったならば
陳情令やアニメ魔道祖師には五大世家の位置が示された地図があり、地理好きなので見ているとワクワクする。(陳情令は設定集に載っている、アニメは第10話で出てくる)
これは陳情令放送終わりの頃、五大世家の中国での位置を地図で確認していて、「もし日本だったらどういう地理関係かな~」と妄想していた時に思いついたものである。
イメージは陳情令の役者によるところが大きいので、今回は陳情令の五大世家という設定にしてみた。
そしてその場所ではご当地ならではの方言を話しているハズである。日本語の方言を話す陳情令なキャラクターたち。想像するだけでも楽しい。
方言には詳しくなくステレオタイプな方言イメージで語っており、地元の方にはツッコミどころ満載でしょうが、そこは生温かく見守っていただければ……。
岐山温氏・大梵山温氏編
まずは岐山温氏から。九州は鹿児島あたり。
そして大梵山温氏は福岡である。
まずは温情に登場してもらいましょう。
「魏無羨、なんばしよっとね!」at乱葬崗 27話。
©2019 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
これを言ってもらいたいがために、この記事を展開したと言っても過言ではない。
一番に思いついたのが、博多美人ぽぃ色白なモン・ズーイー(孟子義)に、博多弁を喋らせたかったのだ。
孟子義な温情が「なんしようと」「よかよ」とか話してたらカワイイ。
もちろん温寧が「大根はどげんね」と言っていてもあいらしか~。夷陵で喋っていたら目立つかな……。
そして温若寒には不夜天 9話から
「ばかをみれ。大凡山温氏ば温情の一族じゃっど。陰鉄をみしけけ」。
シウ・チン(修慶)に西郷さんみを感じるのですが。眉太だから?
温晃(ハー・ポン/賀鵬)
「おいどんが間違うちょった。おやっどん」
と鹿児島弁を喋ってほしかったという。方言の尊敬語はわからんたいね。
姑蘇藍氏編
次に思いつきやすかったのは、姑蘇藍氏。
祖先は和尚ということやし、お寺の京都のイメージはどないどす~。
雲夢不知処は、公家言葉。
彩衣鎮は、町ことばと思っていたら、当時、ラジオ魔道祖師で姑蘇なまりが関西弁で話されていると知り、ヨイ線をいっているとシメシメ。
蘭陵金氏編
そして蘭陵金氏は、尾張名古屋だがね。
金麟台、という金のシャチホコを思わせるニュアンスと言い、金ぴかで絢爛豪華なイメージはやはり中京地区かなと。名古屋の嫁入りはド派手だがや。
織田信長が「麟」という花押を用いていたというのも、こじつけとしてはヨイかと。
金光善(シェン・シャオハイ/沈暁海)に「ほ~きゃほ~きゃ。どえりゃぁ」(←金光善は適当)と言ってほしい。
金子軒(ツァオ・ユーチェン/曹煜辰)には江厭離に「おみゃーさんを連れてきたかったんは私だに」at百鳳山 25話 。
「でら好きだがや」と告白してほしい。
そして師姉がお手製の鬼まんじゅうを作って、魏無羨や温寧に
「これ鬼まんじゅうって言うんよ。食べてみんさい」とあげてほしい。
そして時は流れ流れて、藍思追と金凌の間で鬼まんじゅうを巡って「(思)懐かしい味がする」「(金)なんでお前が懐かしいんだ」と会話してほしい。(←妄想中)
雲夢江氏編
さて、雲夢江氏である。
位置的には、九州と京都の間。
そしてなんといっても水に浮かぶ建物のイメージから瀬戸内海沿い。
じゃけん、厳島神社や水軍から広島あたりや。広島の夏の夜は、空気が動かず暑かった記憶もアル。蓮花塢を懐かしむ感じと、瀬戸内海を見るとゆったりとする思いがどこか重なる気がしている。
金光瑶も雲夢の出身なので、山口はどねえかね? すると温氏と金光瑶で薩長な要素も少し入るかと~。(薩長入れてもしょうがないのですが) 金光瑶が「来ちょっちゃって」とか言ったりしないかなぁ。
清河聶氏編
最後になった清河聶氏。
騎馬軍団のイメージが強いので、甲斐武田的なイメージで甲州弁かなと相成りました。聶明玦は懐桑に
「懐桑! こぴっとしろし!!」とか言うんだろうか。
懐桑は「大哥のわからんじん!」と言い返したりするんだろか。
眉山虞氏編
そして虞夫人の眉山。
陳情令の眉山は地図にはなく、実際の中国の眉山は岐山より南西にある。
日本でも徳島に眉山という山はあるのだが、陳情令の虞夫人を演じたチャン・ジントン(張浄桐)を見ると、河内弁で話してほしい~と思ってしまうので、あえて大阪。
金夫人は虞夫人よりはおっとりしていそうので、帝塚山あたりか。六麓荘で神戸弁もいいかな。
虞夫人が金夫人に「ねえさん、聞いてーなー。ウチの人、急によその子(魏嬰のことです)連れてきてん。ほんまかなんわー。」みたいな会話が、かつてあったとか、なかったとか……。(アニメの虞夫人のイメージではないですが)
義城編
義城は陳情令地図では雲夢より南西なので、四国あたりかな。お遍路さんのイメージ。
それぞれの方言での会話になると清談会など、世家が揃う場面は想像するだけで実に楽しい。バリバリの名古屋弁を話す蘭陵金氏の中に、山口弁の金光瑶なんて、アウェイ感がより伝わる気がする。
名古屋と広島を行き来して育った金凌は、バイリンガルとか。江澄や江厭離が腹を立てると、母親譲りで実は関西弁になるとか。
お国言葉で話すと、出身の違いがにじみでる感じがしてちょっと興味深いのです。夷陵は雲夢と近かったハズだから、山陰の山中あたりかしら。ときどき魏無羨も夷陵の言葉がでて、藍思追が思わずしらず懐かしくなったりとか。(思追の懐かしネタ好きなもので)
中国でのアニメ魔道祖師方言版
本家の騰訊視頻では、アニメ魔道祖師の日本語版と、方言版というのも放送しているのです。中国ネット情報によると、虞夫人の四川語はかなり笑えるらしい。観てみたが、字幕版を知っている人ならば印象が違うのは伝わってくる。興味のある方は「魔道祖师 虞夫人 四川方言(または四川话)」で検索してみてください。魏無羨・温晃は陝西語、夷陵老祖は武漢語なのか?このあたりハッキリしません。
魔道祖師Qの吹替版ができたら、スペシャルで日本語の方言吹替版を放送してくれないかなぁ。
魔道祖師Q記事はヨイ息抜きだったのがお休みしており、遊んでみたくなりアップしました。独断と偏見による地理と方言のイメージによる想定です。公式なのは姑蘇なまりの関西弁だけで、それ以外は勝手に言っています。
ご当地ネタは好きなのです。アニメ「八十亀ちゃん」も楽しいよ。「京都人の密かな愉しみ」とか「お前はまだグンマを知らない」とか「翔んで埼玉」とか。
発想の源が温氏の九州だったこともあり、ほぼ西日本寄りとなってしまった。
東日本はまたなにかが降りてきたら~。
いつか五大世家の欧州版を紹介してみたいな。
思いがけず……
当記事がいつにないアクセス数で、Twitterでご紹介いただいたおかげと思われ、ありがとうございます~~。
笑ってくださっているのは嬉しいですし、方言を載せておられるのを見ると、おぉ、そういう表現になるのかと楽しんでおります。2021.3.21追記
▼薛洋がなまってます。
外部サイト