蔵海と星斗大師が話しているこの場所は、ドラマ『雲之羽』でも出てきたよね。
3話感想
蔵海が去って行くと、星斗大師は師弟に閉鎖するように指示。刺客養成所かと思われたこの場所は、稚奴専用なの?
え?火をつけてるけど、星斗大師は中にいるよね?
え?
え!?
え!!
「別れの憂いは酒に溶けゆく 再び会えぬ場所もなし。稚奴、ありがとう」と……。
晏殊(北宋代)《喜迁莺·花不尽》
花不尽,柳无穷。应与我情同。觥船一棹百分空。何处不相逢。
朱弦悄。知音少。天若有情应老。劝君看取利名场。今古梦茫茫。花が咲いては散り、柳葉が緑となっては枯れるように、まるで私の思いのように盛衰は尽きない。
大杯の酒を飲みほせば、別れを悲しむことはない。どこかで巡り会わないことがあろうか。
だんだんと離れていき、琴の弦は音もなく、知音も少なくなる。天に情けがあれば、蒼天も霜に染まる鬢となろう。どうか気をつけてお行きなさい。名利の場の波は荒く、官界の海は茫洋として浮き沈む。古今の幾多の出来事を見れば、思い返せば空しく、人生の浮き沈みは夢のごとし。
晏殊はドラマ『孤城閉』にも出てきた北宋屈指の名宰相で、真宗・仁宗に仕え、范仲淹や欧陽修はその門下生。なるほど、生母の李貴太妃……。
都入りした蔵海。花火が華やかだね。
枕楼で蔵海がVIP席 朱雀で灯籠を注文したのは髙明師匠仕込みか?と思いきや、ただのおのぼりさんなだけだった……。以前に灯籠をともしたのは永容王。よく見逃してもらえたな、ぼったくり楼だったら売り飛ばされるで。
女給ちゃん(張婧儀)『無名』方小姐 が、影絵芝居を親切解説。
鳳凰:太后、龍:先帝、鯉:先帝に寵愛された李貴太妃、金龍:陛下、蟇蛙:文官、雄鶏:太后の子 臨淄王、白虎:平津候。
「太后が亡くなり、礼法に従い李貴太妃の棺を移すべきか」「臨淄王は都に戻り太后を弔いたい」が、礼法を重んじる臨淄王派 VS 反対派で、陛下はどっちつかず。
曹公公は司礼監 掌印太監で督衛司を統括し宦官の頂点。
蔵海は女給によって八王子に仕立てられ、追われる羽目に。
高明師匠とようやく再会。
今回の件は皇帝 VS 朝廷で、貴太妃の棺を移さなければ臣心が離れ、移せば民心を失う。
李貴太妃は陛下の生母とな。嫡子の臨淄王は皇太子になれなかったのか?
テキトーに風水師が集められ、陸墓に送り込まれる。この陸墓もなにかのドラマで見たような……なんだっけ?
陸墓は九星位法を基に建てられており、「南の方角に向く翼軫亀、五星は水と土を離れず、九星は常に輔弼二星を伴う」と言って、西の方角を見つける蔵海。
床板を指示通りに踏んで進んでいく一行。このスリルは『致命遊戯』を思い出すわ。
何溥撰《灵城精义 四 卷上》
形气章
五星不离水土体,九星常带辅弼随
「卜木と角己は凶星、人専は万事吉なり。立早 妖星 惑星 禾刀の四星は災いとなる」で映る平津侯。葬送を任された工部侍郎は平津侯の長子 荘之甫(劉潮)《梦中的那片海》
段磊に助言している。このあたりの描写は、敵方を暗示していそうね。
《金符经》
民俗吉凶日篇 定九星歌诀
卜木角己为凶慝,人专诸事并清宁。
立早妖星惑星共,禾刀四体有灾逆。
「坤元は徳と合し機緘通ず。五気の偏全は吉凶を定む。天地に従う人こそ貴し。順応して吉 逆らえば凶」。あ、踏み外した。
断骨絛が仕掛けられている。天地に従わないと、こうなる運命か。
「干支を配し詳らかにすれば吉凶は定まれり。迷れる人の耳目を開き、順逆の機を理会すべし」。扉に辿り着く。
《滴天髓》
2、地道:坤元合德机缄通,五气偏全定吉凶。
3、人道:戴天履地人为贵,顺则吉兮凶则悖。
4、知命:要与人间开聋聩,顺逆之机须理会。
6、配合:配合干支仔细详,定人祸福与灾祥。
「五黄土星。逆行して中宮に入る/逆行五王土星 五王中宮」。
(つづく)
蔵海の台詞を覚えるだけでも大変そうだな。調べるだけで時間が溶けるよ。多分、ドラマの流れを含んでいそうだけれど、今はなにがなんだか。
第2話でオモシロくなってきたゾ~と思ったけれど、第3話でちょっと残酷テイストなのには、これは武侠ではなく盗墓筆記なんだなぁ。
4話感想
残ったのは蔵海ひとり。
ついに蔵海と平津侯が対面~~~。
蔵海は雨が降ると予言して、平津侯の関心を向けさせる。
「春雷が鳴り雪解け水が流れる(震上坎下为雷水解卦)。凍てついた流れは、雷雨の集めた天地の気が動かします。四方を山が囲む地に気がとどまり、初夏は南方の暖流が勢いを得る時節。今日は草が湿っていて暖流が昇り冷気が沈む。万馬が駆けるように雨が降り注ぐでしょう」。天気予報もできるのね。
雷水解は六十四卦の第四十卦。そのまま記してくれた方が解読しやすい。上が震卦(雷)下が坎卦(水)で、雷(行動)が水(困難)をゆるめ、長年の困難が解決するという卦。震(若者・勇者)が上で、春雷のごとく鮮烈に蔵海が現れたのを感じさせる卦でもある。第2話で水草で起こった風が雷風となったのかと、早くも第3話で感慨深くなるよ。
李貴太妃のお告げと称し「皇族自ら長明灯を持たねばならない。東は青龍の座ゆえ、崩御で安定を失う」と蔵海は臨淄王を都へと入らせない進言をする。孫公公(施羽)『風起洛陽』義父 柳適 は陛下の腹心。
内殿へ入り込み、棺に仕掛ける蔵海。
李貴太妃がどうやって現れるかと思いきや、棺が倒れて音が出ればええんかぃ。ここで大切なのは陛下のご意向に沿い、もっともらしい理由が付くこと。
無事、蔵海は長男 荘之甫付きで荘之府に仕えることになる。平津侯は皇陵での同行人への死には目もくれない、そりゃそーだわね。蔵海さんは情が篤いがそれがどう出るか?
舎人府勤めとなり、同僚となる慧剣(宋元甫)《幸福到万家》王律师が案内してくれる。とぼけた人だけど縁故採用なのかね?
楊長使(邵汶)《三生有幸遇上你》刘雪松はにこやかだが、部下の手柄を独り占めするので、優秀な部下はすぐに辞めちゃう上司。蔵海が『荘氏世家』を手に取っていると、楊長使が「王侯は国を興し子孫が世襲する。ゆえに世家と称す」と。
蔵海が平津侯に呼ばれると、楊長使は祠堂の修理を言いつけてブロ~~~ック。
宝物庫の百集亀甲文の琵琶、定窯白釉 牡丹文梅瓶、金鑲宝石玉帯、早春の山水画、准堤菩薩座像、富夏の金製腕巻き、長風剣、玉鈎付き描金龍文の佩玉、和田玉の帯留め、玉製の鈴付き腕輪。博物館みたいな平津侯のお屋敷。
和田玉の杯が片方だけない。そして蔵海だけ居残りさせられる。これはトラップ……?
(つづく)
陛下(平津候)の寵愛を得るチャンスを、上の人が他の用事を言いつけて機会を奪い追い出そうとするのは、後宮ドラマでよく見たやつ!
官吏出世モノになってきたよ。
5話感想
蔵海がひとり宝物を確認していると、仕掛け扉を発見した!これはなに?
戻ると、宝物を持っていく二公子 荘之行(周奇)『長安二十四計』蕭文敬が。おぉ、めっちゃ昔の面影あって似てる!!
蔵海は「志を立て貧しくとも強くあれ」と母の教えを口にしている。二公子は放蕩息子なんかな?でも一緒に宝物庫を出てくれたお蔭で、トラップ回避できたよ。
《后汉书·列传·马援列传》
丈夫为志 穷当益坚
長風剣の記載で平津侯の関心を得る蔵海。貞順6年、将軍が冬夏 塞蒲里の首を取った雁翎関の戦いを記し、この剣は塞蒲里の物。
枕楼の宴に呼ばれる蔵海。
褚懐明(沙宝亮)《星汉灿烂》凌益 が「昼間 歌を放ち酒に身を任せ、春の光の中 家族と共に帰郷する」と詠じている。杜甫が安史の乱の終結(官軍が河南河北を取り戻す)を聞いて喜びを詠じた詩。敵方が詠んでいるが、これからの状況を表したものか?
杜甫(唐代)《闻官军收河南河北》
剑外忽传收蓟北,初闻涕泪满衣裳。
却看妻子愁何在,漫卷诗书喜欲狂。
白日放歌须纵酒,青春作伴好还乡。
即从巴峡穿巫峡,便下襄阳向洛阳。
小枝は「赤とんぼが緑の柳枝の上を舞う。蜘蛛はそれを見るや網を張って夢中でその姿を追う~網を張るのはおやめ、どれだけ策を弄しても罠にはかけられない/红蜻蜓,飞在那绿杨枝上。蜘蛛一见,就使张网。痴心痴意将他网」と歌う。赤トンボは蔵海で、蜘蛛は幕僚3人衆?それともトンボが平津侯で、蜘蛛が蔵海?
枕楼の香さんは滞納している荘之行に「冬夏の瑪瑙は店主が喜んでいた」と言っている。
楊長使は蔵海に小枝を贈り、平津侯の伝記を書くことを自ら申し出るようにと、パワハラしまくり。蔵海がお断りすると小枝ちゃんが~~~! 助けようとする蔵海の心意気を感じたか、小枝は枕楼に置いてもらえるみたい。
仇は「人の命を軽んじ道理も知らぬ獣」に対して、蔵海は「決して人の道を外れぬ」は、険しい道のり。
二公子さんがお風呂に入り、蔵海にも入るよう誘っている……が、お背なを見せるワケにはいかんのよ。海鼠10回と同じ効果って、海鼠にそんな効用が??これだけ広い浴槽の温度を保つのって大変だろうなぁ、この当時はどんな仕組みだったんだろ。
平津侯は巡邏(見回り)には連れて行ってくれたと言う二公子。蔵海の誘いかけに察して「愚かになれ」と忠告する辺り、ただの放蕩者ではないということか。
陸墓で先帝の霊騒ぎが起こる。
(つづく)
あの仕掛け扉の密室にはアレがあるのか?
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