笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」アニメ「魔道祖師Q」に始まり、ドラマの漢詩やグルメを記したブログ。最近は「清明上河図」「蔵海伝」「国色芳華」「寧安如夢」「一念関山」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。外部リンクはアフィリエイトリンクです。

蔵海伝23~27話感想/浣紗記 打囲,露陌刀

曹静賢な邢岷山は崑劇役者だったのか。

23話感想

酒に弱いと言って酔ったフリな蔵海~~~。早速、荘之甫がニセ癸璽箱の紙を曹静賢に届けており、その時に映る曹静賢衣装の模様が実に手の込んだ刺繍でしかも龍……。

今度は荘之甫とお酒を飲みながら泣きマネもしている蔵海~~~。肖戦はこういうコミカルな仕草、似合うよね。

あ、曹静賢が荘之甫に荘之行の事を吹き込んでる、蔵海が危うし!
蔵海が刺された~~~!!魏無戦@陳情令を思い出しちゃうわ。

陸煙がトドメを刺そうとすると、拾雷が助けに来てくれた。
蔵海が生き延びたとなると、曹静賢は途端に荘之甫に罪をなすりつけ牢に入れたよ。
蔵海は平津侯の元へ行き、荘之甫と曹静賢の関わりを伝える。

平津侯が正面から睨む表情が、まさに虎!
平津侯は反対派の都察院副都御史 徐岱山、僉都御史 斉銘を呼んで曹静賢を弾劾するつもり。

これらは全て蔵海の苦肉の策だそうだが、大丈夫かーい。

曹静賢が「骨を埋むべき青山は古今を問わず~」とまた《琵琶记 第三十八出 張公遇使》を唱っている。一方、平津侯は剣を研いでいるよ。

曹静賢が外出して会いに行った相手が3人目だと確信して追う蔵海、負傷したばかりで水の中に入るって……と案じたが全く問題なしだった。
質宮は朝廷が人質を住まわせる場所。そして曹静賢が会っていた人物は女性……とくれば香暗荼~~~。
水中からふたりの密談を聞いていた蔵海は、声で分かるのかな?と思ったら、そうでもなかったね。

冬夏の人質は蒯家襲撃の時は10歳だった。

平津侯の誕辰の宴に、蔵海は荘之行に兵士を率いて屋敷に乗り込むように指示。
香暗荼が宴の日に会って秘密を話すというのは、蔵海を血の宴から遠ざけたいのね。

24話感想

誕辰の宴が夜の屋外で催されるのは珍しいような……と思っていたら、招かれていないのに曹静賢が押しかけて来たよ。贈り物は露陌刀
三国時代の著名な宝刀で、曹丕の佩刀。

吏部郎中 呂殿が弾劾の奏状を胸元にしまっていたから、これが後々厄介になるのかしらとの予想を裏切り、あっさり曹静賢に奪われていた。しかも曹静賢は荘之甫の両膝をえぐり取らせて残酷きわまりなく、平津侯が私兵を養ったと汚名もきせ、平津侯に殺されると猿芝居までしているよ。始まる乱闘騒ぎ~~この機会に乗じて陸煙と香暗荼が密室へと向かい、香暗荼の侍女VS陸煙が戦う。一方、橋では蔵海の代わりに観風が逢六と会っているよ。

密室では蔵海が待ち伏せており、迷香と弩弓により香暗荼は逃げ出せない。声をあげると正体がバレてしまうし、ここはハラハラする場面なんだろうけど、香暗荼が3人目のワケないやろと思ってしまい、むしろ蔵海が「蒯鐸の息子だからだ」と言うのを、誰かが聞いてなきゃいいけどと心配していた。

密室に火を放つ蔵海、香暗荼を抱きかかえて歩いて行く。嗚呼、燃やしちゃうのか。

平津侯の妻と荘之甫を脅されながら癸璽を出すようにと迫られるこの光景は見覚えがある……平津侯は「天道輪廻とはこのことか」と言い、蔵海がそれをじっと見つめてる。そこへ駆けつけた荘之行……は平津侯をかばって刺され倒れた。

荘之甫は癸璽のことを知らないので、不審に思う平津侯。蔵海のことも疑っている……が目下、それよりも平津侯の懸念は陛下の思惑。そして荘之行に荘家の重責を託している。

25話感想

陛下張国強《重生之门》方海忠 が登場!このまま姿を現わさないパターンかと思ったよ。ちょっと大臣っぽぃ陛下だわね。曹静賢は督衛司の統括権が取り上げられ、荘之甫は庶人となり、平津侯は辞官を申し出る。

初六姐さんがいる~と思ったら、蔵宅の地下に香暗荼が監禁されていた、軟筋散で手足に力は入らず、わりとヒドい扱いね。香暗荼に初六姐さんとの繋がりを知られてもいいんかな。蔵海は香暗荼の言い分を聞く耳持ってなくて、こういう所が危ういんだよなぁ。

平津侯は荘之行に荘家の希望を託し、武挙を受けて武状元となれと言う。科挙ならぬ武挙ですか?初めて聞いたよ~。
第1試験は政策論、第2試験は武闘、最終試験の相手は方累で弓馬。方累は「庶子ごときが武状元になれるとでも?」と襲ってくるが、見事勝利す荘之行。

蔵海の助言を受けて、平津侯は荘之行を世子にしようとするも、妻 蔣襄の子ではなく、沈宛を正妻にするのは重婚にならんの?

26話感想

荘之行を祝う宴に妻 蔣襄が乱入~平津侯は永州の屋敷へ荘之甫たちを送ろうとする。

荘之行は大勢に褒められ、権力の力を実感している。父 平津侯から真相を聞いた荘之行は蔵海に銅魚を渡し、3人目は冬夏朝廷そのものと話すと、蔵海が冬夏女王と言ったのを荘之行は肯定し、父を殺さないように頼む……が蔵海は承服できるワケもなく。

武状元となった荘之行は中軍都督府 鎮南衛 副将を授けられた。
すると蔣襄がドンドコ登聞鼓を鳴らしたよ。訴えたのは武挙での不正。荘之甫の横領を奏上した礼部侍郎 何自清は曹静賢派よね。

牢に入れられた平津侯は、蔵海に兵部の謝厚光と礼部の黄慎に会うように指示するが、蔵海は動こうとせず、自分が蒯鐸の息子だと明かす。およよ、この段階で話しちゃうの?

蔵海が「曹静賢と冬夏女王も決して許さない」と言うと、平津侯が盛んに「之行よ、いい息子だ」と言い立ててがから、3人目は……ということよね。
武勲の誉れ高い平津侯には、冬夏打倒は宿願でもある。荘家を盛り立てるのは叶わなくとも、コチラが達成されれば良し、ということか。

荘之行も、父親を許すかどうかで賭けたのかな。「善悪には必ず報いがある」と言ったのは蔵海だしね。

平津侯は「蒯鐸が息子の今のざまを見れば、笑みと涙どちらを浮かべるかな」って言うけれど、そもそも稚奴を復讐に誘い込んだのは大人たちなんですよ。

雪降りしきる中、ひとり歩き、よろめきあおぎ見る蔵海。
「人の心は捨てた」と蔵海が言っていたのが切ないな。
(つづく)

荘之行はどうなっちゃうんだろう。不正を知らなかったから、二重にショックよね。
曹静賢が先に倒されるかと思っていたら、平津侯からだったか。あんまりスッキリしないけど、曹静賢は遠慮なくやっちゃって~。

27話感想

ドラマ『清明上河図』でどんよりして、ちょっと復讐モノにお腹いっぱいになる中、なんとなく見始めると、曹静賢が太鼓をどんどこ叩いて、なんだかコミカルになってきた。シリアスだとしんどいので、これくらいの方が見やすいかも。

荘家の財産は国庫入り、使用人は軍営に送られ、親族は幽閉。蔣襄は毒入り生姜湯を荘家に撒き散らして荘之甫共々自死。……この時点で蔵海はどういう処遇なんだろ。傘下でも官吏だから関係はないのか。

平津侯の処遇に関して、石一平は許すまじで、趙秉文は功臣だと取りなしている。
平津侯は庶人に落とされ、曹静賢に蔵海の正体を明かした文を届けさせようとするも、観風らがうまくすり替え、あれよあれよと平津侯脱獄計画へと展開する。

蔵海は地下に閉じ込めた香暗荼の元を訪れて「ついに今夜敵を討ち果たせると」つぶやき、もはや気持ちが恋人同士な近さじゃないの。

幼い蔵海が詠じる「粗末な家なれど私の徳に満ちる。苔が階を緑にし貴人が行き来する、琴を弾くこともでき…」。

刘禹锡〔唐代〕《陋室铭》
山不在高,有仙则名。水不在深,有龙则灵。斯是陋室,惟吾德馨。苔痕上阶绿,草色入帘青。谈笑有鸿儒,往来无白丁。可以调素琴,阅金经。无丝竹之乱耳,无案牍之劳形。南阳诸葛庐,西蜀子云亭。孔子云:何陋之有?


曹静賢が太鼓を叩く中、男性たちが唱い、平津侯脱獄&皇宮攻め入る劇が繰り広げられる。曹静賢役の邢岷山は浙江省崑曲劇団出身なのですね、吹替えじゃないのか!

「長弓と大弓を携えて江東に悠然と君臨す。車馬の勢いは水や龍の如し、この目に天下を収む。管楽の調べが香風に乗り、幾千もの旗が瑞雲に靡く。姑蘇台の高みに錦が重なる。今宵は貴き宮殿に宿を取らん」
「走狗塘に軍声が響く、毛皮をまとい猟に興ず。金の鞭を振るい…」
「整然と並ぶ騎馬隊肩を寄せ合う歩兵、掲げた旗が連なり紅羅の刺繍傘が龍袍をまといし君主を待ち望む、幾千もの兵が猟場を取り囲み、響き渡る歓声が天地を揺るがす。猟犬は風のように駆け、鷹は矢のように飛ぶ」。

《浣纱记 第十四出 打围》
【北醉太平】长刀大弓,坐拥江东,车如流水马如龙,看江山在望中。一团箫管香风送,千群旌旆祥云捧,苏台高处锦重重,管今宵宿上宫。
【普天乐】斗鸡陂,弓刀拥;走狗塘,军声哄。轻裘挂,花帽蒙茸。耀金鞭,玉勒靑骢。前遮后拥,欢情似酒浓。拾翠寻芳来往,游遍春风。
【朝天子】马队儿整整排,步卒儿紧紧挨,将旌旗列在西郊外。红罗绣伞,望君王早来。滚龙袍,黄金带;几千人打围,数千人喝彩。闹轰轰,翻江搅海,翻江搅海。犬儿疾,鹰儿快;犬儿疾,鹰儿快。

浣紗記』は呉越の争いで、呉王夫差が越王勾践を捕虜とし、献上された西施により呉王の臣下たちは離反し、呉王が追い落とされる物語。
【打囲】は呉王夫差が大規模な狩猟を行う段で、呉国の全盛期から衰退へと向かう政治的背景もうかがえる。呉王が平津侯のようでもあり、狩られる虎のようもあり。
傾国な西施ポジは、やっぱり蔵海……よね?

曹静賢は「草は根から断つ」と、荘之行も排除にかかる。この台詞でなんとなく荘之行は五行の「木」性なのかな?と連想した。

平津侯は皇宮へ攻め入り奸臣を討ち取れと言うけれど、どう見ても謀反にしか見えないよ。のっしのっしと歩く姿はターミネーター感すらある。

そこへ蔵海が平津侯に迫る……と思ったら、蔵海が逃がした荘之行が、藍栄吉の首を持って戻って来たよ。藍栄吉さん、平津侯に忠実なだけなのに、不意打ちで首を取られて気の毒な……。

てんやわんやで次回続く!

 

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