孤城閉
いよいよ最終回。ネタばれを目にしないようにとすっ飛ばしてきたOPをようやく見ると「皇子たちは死に、皇位は人の手に」と、歌詞がネタばれだし切ないわ……。「愛する民は太平の世で安楽に暮らす」とあるが、太平な世でも生きていればなにがしか大変な思い…
67話感想 司馬光は灯市も中止するよう進言したようだが、無事に開催された。女相撲に至っては袖で顔を覆っている司馬光ながら、冠に花を飾ってはいるのがなんだかお茶目さん……。女相撲で勝ったのは、前回は負けていた力士さんかしら?
光武帝と郅惲の郅惲拒関。曹操と曹植の開司馬門出。張籍『秋風』の漢詩。
61話感想 徽柔が扉を開けさせて、懐吉の帰りを待つ部屋の様子に風情がある。
58話感想 皇后丹姝はひとり「どちらが孤独なの?」と、皇帝と比べている。茂則がいるよ~と言いたいところだが、立場上そうもいかず……。
55話感想 張妼晗は「自分の持ち物は全て陛下に賜わった物ばかりなので、灯籠錦をまとい陛下の目を喜ばせたら」と宴にやって来た。そんな皆の目の前で袖を広げられても……。やんわり諭す陛下に、張妼晗は「この衣装は二度と着ません」と。 灯籠錦は金糸で織…
范仲淹『南京書院題名記』、晏幾道『鷓鴣天』、孟郊『勧学』。
陶淵明の『閑情賦』に蘇舜欽の『水調詩頭』。
46話漢詩メモ 梁懐吉は徽柔に「欧陽修『酔翁亭記』は字の書き間違い、范仲淹『岳陽楼記』の暗唱はまだ、最近蘇舜欽が『滄波亭記』を書いた、駙馬都尉が『落凡閣記』をお書きになるやも」と話す。いずれも有名な詞が揃い踏み~。皆、都落ちしたこの頃の作品…
42話感想 欧陽修は朝臣たちは親しくしても馴れ合ってはおらず、『後漢書』にいうところの「忠臣は和せざるの節あり」と言う。 欧陽修の姪との不倫疑惑への反論、なんだかそれまでとトーンが異なるというか、曖昧に抗弁してないか。このドラマではそういう…
38話歴史メモ 范仲淹の陝西に関する上奏の幾つかが許可され、「兵書の議論」が取りあげられている。 王拱辰の『再論騰宗諒公用銭事』を放り投げる陛下。陛下は、自身が祖法の法と国の安定を苦慮しているのにかこつけて、朝臣たちが脅しているとご立腹。騰…
34話料理メモ 梁懐吉は理想の応対をしてくれるなぁ。こんな少女漫画みたいな宦官と育ったら、理想すぎてお嫁に行けなくなっちゃうよ。 陛下は徽柔に蘇州と杭州の珍しい点心が増えたと新作の点心と梅を持ってご機嫌うかがいをするが、タヌキ寝入りしている…
30話香料メモ 張妼晗が曹皇后と同じ赤い衣装を身に着け、冠群芳という冠を付けてやって来た。原作小説によれば、宴などでは皇后のお召し物の色と被らないようにするのが妃嬪たちの礼儀なんだとか。 張妼晗のせいで気まず~い一同に、尚食局に作らせた秋牡…
この度、旅行へと出かけており、その間のドラマを追っかけ視聴はできても、記事にするには追いつかず、『孤城閉』もワープしてお届けします。 26話漢詩メモ 皇子が誕生、陛下は最興来と名付け、1000個の餃子と糖水蛋を用意させた。
14話漢詩&感想 公主の誕生で梁元亮も恩赦、曹皇后は生姜湯を飲ませるように張茂則に言い、名前も梁懐吉となる。
10話料理メモ 妃嬪たちは砂糖漬けの菓子を贈り、皇后は『斉民要術』で白餅、焼餅、髄餅などの餅子の作り方を学ぶ。お酒を醸造し、干し肉や乾燥野菜も作っていた。
6話料理&漢詩メモ 王后の六服とは褘衣(きい)、揄狄(ゆてき)、闕狄(けつてき)、鞠衣(きくい)、展衣(てんい)、褖衣(たんい)。太后・劉娥は袞衣(こんえ)をまといたいと言い始める。袞衣は天子の礼服。 《周礼·天官》下内司服掌王后之六服,袆衣…
中国ドラマ『孤城閉〜仁宗、その愛と大義〜』が、2023年5月17日(木)からBS11にて各話月~金放送で始まった。BS版は全69話。オリジナル版タイトルは《清平乐》。 時代は宋代仁宗で、『夢華録』でも見かけた皇后劉娥に興味を持ち見始めた。淡々とした押え気…