笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

孤城閉30話,31話,32話,33話感想/論語 顔淵,石介 慶暦聖徳頌,香料対決

30話香料メモ

張妼晗が曹皇后と同じ赤い衣装を身に着け、冠群芳という冠を付けてやって来た。原作小説によれば、宴などでは皇后のお召し物の色と被らないようにするのが妃嬪たちの礼儀なんだとか。

張妼晗のせいで気まず~い一同に、尚食局に作らせた秋牡丹を使ったお茶を勧める曹皇后さま。

貿易の禁止で塩の価格は5倍となり、波斯の香料 瑠璃も入ってこない。広州や明州からの玫瑰露も値上がりし、茶商や織物商の収入が減っている。

秋和は香料を甘松、檀香、零陵、丁香を1両ずつと藿香の葉、黄丹、白芷、香墨、茴香1銭で作った。

立春の日に皇后様と春帖子詞を読んだ。欧陽修は薛幼渓と結婚したのか。

范仲淹と呂夷管が語らう仲になろうとは~。しかし自分が現役の時は役人を減らさず、引退間際には同意するってどうなのよ。さすが老獪な政治家よね。

崔白が描いた絵に秋和と似た面差しの女官が描かれている。

皇后と陛下は七夕以来に半年ぶり! なのにどうして張妼晗に関する話をするよ。喧嘩売ってるデショ。皇后の馬車うんぬんも陛下の寵愛が過ぎるからでしょうに

催しには牛の土人形の鞭打ちなどもあるようだ。

31話漢詩メモ

曹皇后に高麗人参を届けさせると、酒だけ持って行きそそくさと陛下は退散。徽柔ちゃんは何も言わず皇后に寄り添う賢い子。

徽柔はそんな思いを懐吉にだけ桂花糕も分けつつ、打ち明ける。

范仲淹や韓琦、富弼に改革を指命。

政が長くなれば弊害は避けられず、弊害を正さねば災いが起きる。「易経」に「窮すれば変じ、通じれば久し」という。

周易·系辞下》
穷则变,变则通,通则久

8種のうち、許女官が調香した翔鸞閣の閣中香と、儀鳳閣の酔江寒が同票。

徽柔VS張妼晗。陛下がどちらを取るかと言ったら、やはり娘なんだろうなぁ。徽柔ちゃん、正しいけれど、どこかわきまえず無茶なのは、やはり陛下に溺愛されているから。それは張妼晗と同じなのよね。

秋和は褒美の中に貴重な名人の品があったことで残念に思っていたと陛下に話す。こういう意欲的な新人を好きな上司っているよね。

32話漢文メモ

徽柔が学んでいる。「己に克ちて礼に復るを仁となす。一日己に克ちて礼に復れば天下仁に帰す。己に克ちて礼に復るを仁となす。一日己に克ちて…」。

《论语·颜渊》
颜渊问仁。子曰:“克己复礼为仁。一日克己复礼,天度下归仁焉


皇后は徽柔に甘草と梅の糖蜜と干し杏子をあげている。石介先生は『慶暦聖徳頌』で「賢人は茅を抜くように抜擢し、悪人は鶏の距(けづめ)のように斬れ」と記す。

石介(宋代)《庆历圣德颂》
众贤之进,如茅斯拔。大奸之去,如距斯脱

徽柔も張氏も恐れないのは、陛下の寵愛があるからでは?と問いただす曹皇后。その通りですよ。


陛下は「民は食をもって天となす」と菜館の料理全集の印刷を提案。医書や「武経総要」も整理したいのでしょうと言う曹皇后。

夏竦が左遷となり、女性にモテモテ夏竦。きっと金回りがイイんだな。戦の時も日和見な意見しか出さなかったくせに、命かけてる范仲淹や韓琦を政敵呼ばわりするのが何だかカンに触るよ。冗官でしかないのに、天罰うんぬん言うな。「どちらが我慢できず、先に大逆の罪を犯すかだ」とふんばる茂則、ガンバレ。

珍しく同衾しているかと思ったら、「何かをやり遂げたら朕はそなたに真っ先に伝えたい、仕損じたなら朕はそなたに会いたくはない」と太后と重ねている陛下。コンプレックスが強いんだなぁ。

「地方に聡明な師がいれば、国や人を治める道を教えることができる。一方国家は辞賦により優劣を判断するゆえ、皆文章の華麗さを追求するのだ」と。

33話感想

董秋和は張妼晗から南海の真珠と白玉の腕輪、金の塊を2つ渡される。

曹皇后は国母にふさわしい行いをするしかないと、またあの「罰してください」。コレしたくなるのは分かるけど、陛下は心底嫌いよね。もっと陛下には情に訴える作戦の方がイイんだけど、そういうのをしたくない皇后の気高さもあるよね。

張妼晗の四公主は梶の花粉アレルギーらしい。陛下は燕の巣川貝には肺を清める作用があると言い、毎日会いに来ると言う。すると張妼晗は降格してほしいと言う。こういうのに陛下は弱いのよね。。。張妼晗の足を引っ張っているのは、寵愛されている妬みではなく、自分がかつてした事が返ってきている自業自得だという事がいつか伝わってほしい。許蘭苕もいくら張妼晗が憎くても、陛下の娘に害を及ぼしているワケで、すごい刑になっちゃうよ?

徽柔は懐吉と饅頭を食べようとする。

酔江寒の香り玉は結局、張妼晗の閣中香よりも都で大人気。董秋和は崔白とうまくいってほしいけれどなぁ。絵には秋の雁が描かれている。

公主の婿に選ばれたら、出世も望めないの? それならば学を付けちゃうと益々婿が物足りなくなっちゃうじゃないの。

元旦にくれた真珠と皇后様からの玉、母上が刺繍した袋を妹に渡そうとして、張妼晗にひどい言われよう。徽柔、なぜにそんなに妹にこだわる……と思わないでもないが、7歳ならば姉妹思いの優しい子よね。愛娘VS寵妃では、寵妃の味方をするか……。

 

 

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