この度、旅行へと出かけており、その間のドラマを追っかけ視聴はできても、記事にするには追いつかず、『孤城閉』もワープしてお届けします。
２６話漢詩メモ
皇子が誕生、陛下は最興来と名付け、1000個の餃子と糖水蛋を用意させた。
下賜された瑠璃杯が壊れており、「玉杯を揮わず」と典礼は伝えるが、「彩雲散りやすし」「過失は許すべきだ」と言う司馬光。
《礼记·曲礼上》
饮玉爵者弗挥。
彩雲散りやすしは、『山河令』を履修したので覚えてるわよ。
白居易（唐代）《简简吟》
恐是天仙谪人世，只合人间十三岁。
大都好物不坚牢，彩云易散琉璃脆。
孔子「人不仁なら、礼をいかにせん」。
孔子《论语.八佾》
子曰：“人而不仁，如礼何？人而不仁，如乐何？”
２７話漢詩メモ
陛下の叔母上 魏国大長公主は女子の鑑、才徳があり親孝行で慈悲深い。
崔白の絵は懐吉が加えた。白鷺は空を飛ぶ時は必ず首を縮めて飛ぶ。観察眼があると褒める皇后。
徽柔は「父上から私に梅の砂糖漬けは？」とねだっている。
蔡襄が夏竦を糾弾。
大学。明徳を天下に示したい者はまず国を治め、国を治めたい者は家を斉え、家を斉めたい者は身を修め、身を修めたい者は心を正す。
《礼记·大学》
古之欲明明德于天下者，先治其国。欲治其国者，先齐其家。欲齐其家者，先修其身。欲修其身者，先正其心。欲正其心者，先诚其意。欲诚其意者，先致其知；致知在格物。物格而后知至，知至而后意诚，意诚而后心正，心正而后身修，身修而后家齐，家齐而后国治，国治而后天下平。
２８話漢詩メモ
懐吉に「将来、最興来にあてがいたい」と話す陛下。
苗心禾、「皇后様という妻がいてなぜ張氏に寵愛を？」と本人に尋ねるのは酷なのでは……。陛下に訊いてよ、陛下に。
ここでもまた夏竦のラブソング『鷓鴣天』が流れる。そのモデルは賈玉蘭だった！まさかこの髭オジサンが悲恋なラブストーリーの男主だったとは……恐れ入るよ、孤城閉。
日がな一日眉を引き心ここにあらず。戦に赴くあなたの姿を愁い見る。ただ郎君の心を傷つけるのを恐れ、あふれる涙を押しとどめる。馬車を止め玉の酒器を捧げ、互いに酒を勧め別れを惜しむ。いっそ先に酔ってしまおう。郎君が去るのを知りたくはない。
夏竦（宋代）鹧鸪天·镇日无心扫黛眉
镇日无心扫黛眉，临行愁见理征衣。尊前只恐伤郎意，阁泪汪汪不敢垂。
停宝马，捧瑶卮，相斟相劝忍分离？不如饮待奴先醉，图得不知郎去时。
司飾の座をかけて、張美人包囲網が敷かれている後宮。ガンバレ～。
２９話料理＆漢詩メモ
董秋和は、江西産の金橘が張美人の好物と噂になり羊肉の８倍となったと、翡翠を用いた冠を止める。賢いな。
徽柔にあやうく辣脚子や鱔魚包と名付けられそうになった侍女の姜は、嘉慶坊のスモモで作った嘉慶子（砂糖漬け）となる。他の侍女も香櫞子（こうえんし）、韵果児、笑靨児（しょうようじ）と名付けられていた。香櫞子はシトロン、笑靨儿は宋代の七夕のお菓子（巧果）。
あらら、出来杉くんな先輩師匠・しげのり（張茂則）がお叱りを受けてしまった。何を言って何を言わないか、ホント難しいよなぁ。そして出来杉くんな後輩弟子・梁懐吉の察しの良い事良い事。陛下に頼まれ、絵の装丁も出来るのね。
徽柔は、祖父の詩を引き合いに出し
「外出するに従者なきことを恨むな。書の中から車馬は群がり出てくる。妻を娶るに良縁なきを恨むな。書の中から美女が出てくる。男児たる者志を遂げたいなら、窓に向かって五経をひたすらに読め」。
真宗の詩であり、なにはさておき一心に勉強に励んで官吏になれば、望むものは自然と手に入るという意味らしい。
赵恒（宋代）《劝学诗》
富家不用买良田，书中自有千钟粟。
安居不用架高堂，书中自有黄金屋。
出门莫恨无人随，书中车马多如簇。
娶妻莫恨无良媒，书中自有颜如玉。
男儿欲遂平生志，五经勤向窗前读。
いよいよ七夕節。徽柔は大相国寺の市や御街にある文房四宝の店、刺繍の作業場や家具の店に興味がある。
董秋和の実家は薬剤と香料の店をしており、父と祖父は医術にも通じている。榷場（かくじょう）が閉じて香料が手に入らず、延州で軍医として招集される。三川口のあと。
楊懐敏ってこの人か。こんな人を皇城司を一緒に統括しろって情報保持は大丈夫なのか。そして許蘭苕の仕業だったか。
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