笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。アニメ「天官賜福」「愛なんてただそれだけのこと」「恋心は玉の如き」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

孤城閉58話,59話,60話感想/詩経 何彼襛矣,蘇軾 刑罰忠厚之至論,西施豆腐

58話感想

皇后丹姝はひとり「どちらが孤独なの?」と、皇帝と比べている。茂則がいるよ~と言いたいところだが、立場上そうもいかず……。

陛下が食べたいものがある、に「梅の砂糖漬け」とでも言い出すのかと思ったら、皇后の干し肉でした。そんなに好きやったんかぃ。
 そして曹皇后も徽柔に「食べ物に意地汚くて好色な人よ」と陛下の事をずけずけ。いいぞ、いいぞ~。一視聴者としては「お酒と若い娘が好きな陛下ね」とは思っていましたのよ。
 「手本となるように君子としてふさわしくない欲望を抑えてきた」。皇后さまもそうよね。

陛下と皇后の仲をとりもつ徽柔ちゃん。陛下は曹丹姝の手に触れ、曹丹姝の「陛下への想いをご存じのくせに」で伝わったのかな。赤い花を皇后の髪に挿す陛下。

それを遠くに見やりながら、徽柔は「心の全てをくれぬ人を愛せない」と懐吉に話し、「懐吉は心の中にいる」と。それを聞いて懐吉はどんな思いなんだろう。

韓琦が枢密院で復帰、陛下は司馬光を褒めつつ、国史の編纂を命じる。

「天子の孝は親族の孝養にとどまらず、前人の業績を守り次代に伝えることにある」。三王両漢の代から父上まで例を挙げて、「皇室から太子を立てるべきだ」。
「在位久しく太子が立たぬままでは天下が不穏となる。祖宗が築いた基盤は偉大である。深謀深慮をもって国の安定を図らねば、万世を保つことはできぬ」。

皇后の侍女は秀娘というのね。董秋白には娘3人が生まれている。これは史実の董氏にのっとったのかな。
 自分や陛下の周りから近しい者が減り「こうして年を重ねていくのよ」と話す皇后の表情が穏やかだ。

慶暦3年(1043年)9月に范仲淹が出した10項目の政策『答手詔条陳十事』。

欧陽修に対して、「天下を憂う心で誠実な建言を行った。国の急に身を捧げ、朕その勇を知る。更に文章には典雅剛健の気あり。ここに権知礼部貢挙とし書を下賜する」。なぜ雪降る中で行っているんだ。賜わった「文儒」の文字も濡れてるじゃない。


嘉祐2年(1057年)、蘇軾蘇轍、キタ~~~!!
蘇軾の丁禹兮(ディン・ユーシ-)に華があり目を惹くわ。

欧陽修は科挙の選考方法を変えようとしており、状元にしたい科挙の答案は、曾鞏(そうきょう)の文章と間違えられている。

梅尭臣だ!出てこないなぁと思っていたのよ、こちらにいたのね。
范鎮も登場。

 

59話感想

蘇軾の「賞罰は忠厚の至りの論民を深く愛し切に憂う、天下には君子の道で向き合うべし賞するに疑わしきは広く賞し、罰するに疑わしきは刑を慎む」は省試の第2位。

蘇軾(宋代)《刑赏忠厚之至论
尧、舜、禹、汤、文、武、成、康之际,何其爱民之深,忧民之切,而待天下以君子长者之道也。有一善从而赏之,又从而咏歌嗟叹之,所以乐其始而勉其终; 有一不善从而罚之,又从而哀矜惩创之,所以弃其旧而开其新。故其吁俞之声,欢休惨戚,见于虞、夏、商、周之书。

成、康既没,穆王立而周道始衰,然犹命其臣吕侯,而告之以祥刑。其言忧而不伤,威而不怒,慈爱而能断,恻然有哀怜无辜之心,故孔子犹有取焉。传曰:“赏疑从与,所以广恩也; 罚疑从去,所以慎刑也。”

当尧之时,皋陶为士,将杀人,皋陶曰“杀之”三,尧曰“宥之”三,故天下畏皋陶执法之坚,而乐尧用刑之宽。四岳曰:“鲧可用。”尧曰:“不可。鲧方命圮族。”既而曰:“试之。”何尧之不听皋陶之杀人,而从四岳之用鲧也?然则圣人之意,盖亦可见矣。《书》曰:“罪疑惟轻,功疑惟重。与其杀不辜,宁失不经。”呜呼!尽之矣。

 

出題には「而るに」が加えられていたが、出典の「易伝」には載っていない。かつての受験生であった欧陽修も今や試験官だ。

劉幾が欧陽修と姪との事をあてこすり、「江南の柳~」と欧陽修の詞を歌い始める。王拱辰の戯れ歌騒動を思い出すね。

文字が作られたのは、道を伝えるため、聖人の道、自然の道、万物の道、衆生の道。

奔馬 道で犬を蹴り殺す」が簡潔で明瞭な表現。一部始終を目にしていた徽柔も「好!」と。「駿馬が逸し四通八達 犬が殂す」が太学というもの。確かにわかりにくい文章だ。

蘇軾の「堯の時代に皋陶(こうよう)という司法官がおり刑罰を決めていた。皋陶は3回とも処刑と決め堯は3回とも許せと言った」「出典は不要」「論拠は何でも構いません」に感じいる所があった欧陽修。「文章は道理の載せ物」と馬に乗り去って行く。


陛下は「人は怒っている時極端な行動に出る」「寛容な態度で接さねばならぬ」と言い、避けるべきものに「蜂の巣と徒党を組んだ読書人」と。


嘉慶子も戻って来た!懐吉は公主府の匂当に。

真珠の化粧姿も麗しいが、悲しげな表情の徽柔の花嫁姿。

なんと美しき唐棣の花のよう、何を騒いでいるの、王姫の車が通り過ぎていく、なんと美しき桃李の花のよう、平王のお孫、斉侯のお子」。
 こちらも結婚の祝頌で、王の孫娘が、諸侯の子に嫁ぐ、降嫁の情景が描かれている。

诗经·国风·召南《何彼襛矣》
何彼襛矣,唐棣之华?曷不肃雝?王姬之车
何彼襛矣,华如桃李?平王之孙,齐侯之子
其钓维何?维丝伊缗。齐侯之子,平王之孙。


礬楼にて西施豆腐。西施豆腐は春秋戦国時代に越の美女 西施が作った豆腐スープが絶品であったことにちなんでいる。蘇軾が花嫁行列を見て、「あの内侍(懐吉)は容姿端麗だな」に梁元生もその姿を見て……? 西施豆腐は、蘇軾の漢詩に西施を詠じた『飲湖上初晴後雨』があるからなのか、徽柔を越のために呉に献上された西施になぞらえたのか……?

ヤケ酒あおる懐吉。
一方、陛下は生母辰妃と李瑋の眼差しに同じものを感じていた。華美の裏にある危険がどれほどかって、体験(張妼晗で)しても気付かない陛下に言われても……。

曹皇后と同じ憂き目にあってしまった李瑋。
お酒を飲んで疲れていたのだろうが、憧れの女性に袖にされても、徽柔曰く豚のように眠れてしまうのね……。

 

60話感想

徽柔の乳母韓氏梁全一登場。
 国舅夫人楊氏が李家の掟により、白綾を寝台に置くようにと預けてきた。白綾と言えば自害なので、武家の娘の懐刀みたいな風習かと思いきや、純潔のお印の方でした……。格下の姑(義姉?)にこんな事されたら、そりゃ怒るわな。

公主VS 国舅夫人は、「義姉上」呼び&贈り物攻めで公主の勝ち。今まで公主は陛下以外には負け知らずだから、国舅夫人なぞ目じゃないの。公主が嫁いだ家では長幼の序が一等下がる。銀器300両、衣帛500匹、化粧用具数箱、礼装着一式、上質紙ひと組、藻豆袋一つ。

そして国舅夫人は、なんと側室だった。どうりで嫡男と李瑋の様子が違うワケね。『明蘭』の毒姑を見てきた身には、大声でわめく&告げ口スキルな国舅夫人は、曹氏(賀弘文の伯母)クラスかなぁ。

董氏が陛下の司飾となっている様子。

狄青将軍の葬礼がなされており、失意の内に亡くなった様子。文官たちは武官が兵力を掌握することを恐れていたようだ。噂の中にあった「天罰で飼い犬に角が生えた」って一体なに?と調べたところ、出典は不明だがそういう噂があったようだ。諱は武襄。陛下に取り立てられたけれど、文官たちに潰されちゃったね。

直談判に出かけた国舅夫人楊氏も陛下の溺愛ぶりに進言できず。広州から献上されただいまいと真珠を贈られる。

楊氏は皇后からは魚の薫製も振る舞われ、公主は陛下の宝と先手を打たれ、こちらももの申せず。苗氏は苗賢妃となっているのね。

徽柔が刺繍した香り袋を贈られる懐吉っつぁん。喜びや悲しみを分かち合えるとは……その心中は嬉しいのか戸惑いなのか……? この香り袋はサトイモ(芋头)の刺繍ですか?確かに『瓔珞』のニラ(制作者曰く蘭だったけど)に続いて斬新だ。

陛下と韓琦は魚釣り。韓琦は「達成できぬことは私の定めか能力が足りぬだけ」と。

李瑋に側室をとの話には、公主はシメシメと言わんばかりに歓迎。だけど李瑋は拒んでいる。「神でも迎えたよう」ではなく「推しを迎えた」のですよ。推しと結婚したのですよ。となると同じ空間で同じ空気を吸えるだけで喜んでいる……のか? 違う物語になってしまう……。
(つづく)

 

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