笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「蓮花楼」「古相思曲」「ロングシーズン」「宮廷の諍い女」「月に咲く花の如く」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

琅琊榜17話,18話,19話感想/人の心には秤がある,広陵散の宝探し

『琅琊榜』の続きが楽しみで楽しみで、毎回エンディングで流れる『風起時』が頭の中をぐるぐるし始めたので、歌えるようにと歌詞を覚え中~。

17話 矛盾升级 靖王疑苏

蕭景睿が謝玉に「君子は国を重んじるもの」「それが国への忠義ですか?」と直談判するも、謝玉には叩かれ「朝廷の争いに善悪はない、勝者こそ正義だ」とも言われ、全く相容れないふたり。そりゃ、そうやって一品軍侯になったワケだからねぇ。


秦般弱が余計な策を授けたがために、闇炮坊が爆発し民が犠牲となる。謀士として功を焦ったのか? 誉王もこういう非情な所が梅長蘇と合わないところ。

救援している靖王を梅長蘇が訪ねると、霓凰郡主もやって来た。靖王が「先生が誉王に献策したのか?」と問うと、霓凰郡主がキレるキレる。
梅長蘇は靖王に「人の心には秤がある、是非は自然と論じられましょう」というのが深い。そして「それだけが目的なら徳に欠けましょう、だが善行が誰にも知られねば、私のいる意味がない」というのがカッチョイィ。
 その後、梅長蘇と霓凰郡主が並んで去るのを靖王が見ていて、「ほら、こういう光景、昔にもよく目にしなかった?」と肩をちょんちょんしたくなるけれど、頑固一徹な靖王には思いもしないわね。梅長蘇と靖王のすれ違いはワクワクするのはなんでなんだろ。靖王が信用するようになるエピが今から楽しみなのだ。


あ、皇太子が越貴妃に叩かれてる。親が子を叩く回だね。内容はえらい差だけど……。貴妃は闇炮坊には噛んでいなかったのか。さすが貴妃になれるだけあって状況判断は的確で、誉王派を装った御史に弾劾させるとは~。そして貴妃にも語られる「陛下は疑い深い」は、陛下のキャッチフレーズだな。
兵部からの物資はあえて報告せず、皇太子側に上奏させて、靖王の善行を知らしめる作戦に、まんまと皇太子がやられていて笑っちゃったよ。

陛下に問われて、沈追が「韓礼は実に大した人物ですな、たかが従四品の官吏だというのに、二品の楼之敬にこれほどの分け前(8割取り)を強要できるとは」と言うのが食えなくて好き。
 皇太子は圭甲宮で反省、朝政への参与も禁じられる。


庭を改修した蘇先生の元を客人が訪れ、「招かれてもないのに訪れる客」である誉王と秦般弱も来た。飛流はついに蘇先生に言及されるだけで現れず。
料理に合わせて酒の種類を変えており7種目……は七皇子? 言豫津は秋月白を言い当て、蕭景睿は照殿紅と答える。新年に兄の青遥が謝弼に贈りお裾分けされたらしい。

伝説の名曲「広陵』竹簡の琴譜捜しゲームを提案する梅長蘇。
広陵散」は三国志の魏の嵆康が得意としていた曲で誰にも教えず、讒言され処刑される前にこの曲を演奏した。これらにちなみ、後継者がなく絶えた者を「広陵散」と呼ぶようになったとか。本物ならお宝鑑定でスゴい事になりそうだけど、偽物も多そうなシロモノね。

音楽好きな夏春は目の色を変えている。穆青が言豫津を担いで捜しているのが面白い構図。
お、秦般弱が隠し壁を見つけた。

18話 搜查苏宅 使团入京

夏春がお宝をGet。
秦般弱が見つけたお宝は飛流のもので、落としたはずみに木彫りの鷹の片翼が折れちゃったよ。激オコな飛流、庭生が贈ってくれたものなのに。片翼折れる……誰のコトなんだろ。

えっ、季節は花も咲き乱れる4月なの?いつの間に?お誕生日会ももうすぐ?


蒙摯大統領も霓凰郡主も塀を乗り越えて戻ったの? その姿を見たかったわ。
なるほど、靖王府への秘密の道が完成したのか。

抜け道をなんとか一緒に行こうと、蒙摯大統領が繰り出す理由があまりに説得力ゼロでオモシロいわ。地位があり自身も強い武人は、詭弁で人を説得しなきゃいけない場面なんてナイもんな。靖王府へ行ってみたいか?と水を向けたのは梅長蘇の方なのに……。

靖王が正体を知れば、梅長蘇を守ることを考えて帝位争いに集中できなくなる事を恐れる梅長蘇。伝えないのは靖王の内面を案じていたのか、私は靖王は真っ直ぐな気性だから、小殊と知ったら外にバレてしまう行動を取ってしまうからかと思っていたよ。

皇太子と誉王は人心を弄することが治国だと思っており、文官は政を疎かにし、武官は戦わない。祁王には朝廷を正そうとする志があり、その志を受け継ぐのは靖王だけ。だからこそ「あくどいことは私一人がやればいいのだ。景琰から純真な心を失わせてはならない」言う梅長蘇。


誉王は蘇先生を純粋に祝おうとしていたので、さすがに気の毒ではある。
秦般弱の鼻をチョンと触れてて、誉王は秦般弱には甘いよね。今のところ、秦般弱の策が功を奏した場面はなかったような気がするんだけど。

20数年前に南楚が人質を寄こし、莅陽長公主が人質と深い仲になる。人質は帰国し、長公主は謝玉に嫁ぎ、数年で軍侯に抜擢、赤焔事案を経て寵臣となり、長公主は3人の子を産んだ。
えええ、あの時代でソレって相当なスキャンダルでは……となるとまさか……。


南楚の公主の婚礼話が持ち上がっている。皇子には景亭や景礼もいる。

夜明け前に戸を叩いていたのは靖王で、しかも抜け道の戸だった! この抜け道、ちゃんと蝋燭も灯されているし、予想より立派だったゎ。
靖王は灰色に袖が紺と赤のトリコロール衣装だ。確かに梅長蘇が林殊だとわかったら、体調を心配して訪問も躊躇しちゃうよな。
楚人は迷信深く占術を重視することで、靖王は選ばれない、と。

刑部尚書選びで頭が痛い陛下。靖王がサラッと言った「慶国公の事案」で、刑部主司 蔡荃が引き立てられた! 高湛は何を感じ取った?


禁軍 寿春が免職となり、靖王府に入ったようだ。弓は北狄が優れている。北狄の弓を見に行った蒙摯大統領が、密室を見つけたとの知らせが入る。


陛下が薬の香りに引き寄せられ、静嬪の元へ。この高湛のアシストは、先の靖王を受けてるのかな、蘇先生クラスやん。

宸妃は景禹を産んで病気がちで、林家が送った医女が静嬪で、宸妃は妹のように可愛がっていた。禁句にしたのは朕のクセに、朕が言うのはイイんだから困ったもんだ。

帝位争いモードに入っているであろう静嬪の振る舞いが楽しみ~。

19話 蒙靖结盟 霓凰返滇

蒙摯大統領が靖王に「(帝位争いに加わるならば)私 蒙摯もお力になる」と言った!
赤焔事案の折、靖王は東海で練兵しており、帰ってきたら全てが変わっていた。
祁王と林燮主帥が大渝と結託し謀反を企てたと謝玉が察知し、梅嶺へ向かい赤焔軍を全滅させた。この軍を全滅させた経緯がよく分からないんだよな。

靖王に「ついてきてくれるか?」と問われ、蒙摯大統領が裾を払って「たとえ敗れても悔いはありません」と応じるのがカッコイィ!


静嬪は簡素な住まいに、陛下のお疲れを案じてモミモミ&お茶で癒し癒し。
靖王をそうっと推し推し、「誉王はどう思うか」設問にも禁足前の皇太子を織り交ぜ見事に答える。
陛下、静嬪が「寛容で何事も気に留めぬ」だったら、核心をつけませんよ。無意識じゃないですよ。
そして静妃へ昇格~。

皇太子は圭甲宮→東宮で禁足へ。
誉王は帝の代理として、南楚の使節団を迎える任務を命じられる。公主の婿は寧王になったようだ。

南楚の公主喬欣な秋嫣@策略ロマンスだ、荀安如@琅琊榜弐だ。


雲南は西南の重要な地で南楚も狙うために、霓凰郡主のみ帰されることに。お、嫁入り問題はうやむやにできたのね。

雨降りしきる中、雲南に帰る霓凰郡主は、祖父からの玉牌を梅長蘇に託す。一緒に雲南へ行くことを切望する霓凰郡主。梅長蘇は霓凰郡主を抱き寄せ、流れる挿入歌『紅顔旧』と、今までの回想。梅長蘇は「私もそんな日を望む、いつか林殊に戻れる日を」と。

謝玉が女性の刺客に狙われた、と思いきや、宮羽ちゃん!?秦般弱さんに助けられるけど……あ、これも計画の内か。怪我しちゃった宮羽ちゃん。どれ位、武芸ができるんだろ。

右か左か当てっこしてる梅長蘇と飛流。あ、梅長蘇がずるっこして「今日はを食うなよ」って言われてる。飛流のガッカリする顔も両手で顔を覆うのも、蒙摯大統領の肩を掴んで三すくみなのも可愛い。

 

霓凰郡主の見送りに、南楚の陵王までもがやって来た。みんなやたらと「刺繍してるんじゃないか」って言い合ってる。
蕭景睿と南楚郡主 宇文念が手合わせすることに。おぉ、鐘楼の上でも戦ってる。
郡主は遏雲剣で、岳秀澤の弟子。岳秀澤は南楚の指揮使で、琅琊達人榜第6位から第5位となり、次の目標は天泉山荘の卓鼎風の天泉剣。なぜか思い入れのある表情を蕭景睿に向ける郡主。
南楚の陸王は言豫津みのあるキャラだな。
(つづく)

◆◆蒙摯大統領が靖王の仲間に加わった◆◆

 

 

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