笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「蓮花楼」「古相思曲」「ロングシーズン」「宮廷の諍い女」「月に咲く花の如く」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

琅琊榜7話~10話感想/皇太子と誉王の勢力図が木札でわかる

7話 帅府试探 兰园事发

飛流がお花を生けてるよ~~~が、可愛すぎた第7話。そして雲南王 穆青を持ちあげるほど、予想以上に飛流は力持ちでもあった。穆青役の张晓谦は、『明蘭』の義兄な盛長楓だし、『夢華録』の杜長風さん。

夏冬さん、蘇先生の所へ何をしに……と思ったら、親友である霓凰郡主の恋バナ相談という、意外な方面だったわ。

謝玉のひょっこりな現れ方、えらく可愛すぎんか。夏冬は刺客の黒幕に気付いていたけど、亡き夫の恩もあるのでここで相殺。
謝玉は誉王に皇太子派と気付かれ、梅長蘇にも牙をむく予定。

第7話は蘇先生の新居探し。邸宅訪問は楽しいからもっと色々見たいわ。タイトルである「廃園」は、旧林邸と買い取った蘭邸で、後者からは死体がわんさか。そういえば言豫津は夜盲症なんだっけ。

梅長蘇は霓凰郡主にだけは切ない表情をするのよね……。霓凰郡主はもはや確信を持って梅長蘇に揺さぶりをかけに来ており、「屋敷が空となり時が移っても、消えたわけではない。残るべきものは残るのよ。大切な人との記憶や思い出は心に生き続ける。絶対埋もれやしない」と梅長蘇に語りかける。霓凰郡主の青い衣装がお似合い。

名前はちょこちょこ出ていた宮羽は芸妓で、江左盟派だったのか。十三先生も頼りになりそう。めっちゃ梅長蘇ラブの矢印を隠そうとしない宮羽ちゃん……不憫枠?

慶国公事案は靖王が取り仕切ることになった。ガンバレ~。

◆◆宮羽と十三先生は仲間だった◆◆

8話 以身犯险 主仆相见

飛流のイジイジ壁つんつんが可愛い~~。そうか、蒙摯大統領との手合わせはお芝居で、蒙摯大統領の方が強いんか。酸っぱい果物を渡すくらいには懐いてる。この場面で誉王がカットインされる辺り……誉王は実は酸っぱい果物を食べてるカンジ?

蒙摯大統領はナイスアシストで有能でしかないのだが、ナゼにそんなに梅長蘇に褒めてほしがるのだ。もはやお茶目さん枠になっているゾ。
そして蒙摯大統領の「密会」発言。感覚的に「政治家の密会」とか聞くのであまり思わなかったけれど、語彙的には「男女が内密に会うこと」なんですね♪


誉王府 謀士 秦般弱
さんも梅長蘇の手の平で転がされ……。誉王に皇太子側の憶測を進言しており、いやいや皇太子側は鳴かぬなら(付かぬなら)殺してしまえホトトギスになっとるでと視聴者には分かるが、着地点がひとまず静観なので、まぁいいかという感じ。蘇先生には虚栄心はナイヨー、むしろ誉王の事なのでは……。秦般弱の師匠である滑族の璇璣公主も穏やかでないわね。

第8話は雪も降る中、謝家と卓家な父の所業に打ちのめされる蕭景睿くんが気の毒な回。とはいえ始まりでしかないんよね。梅長蘇の「束縛のない者などいない。欲望や情が生じれば必ず何かにとらわれる」は真理よね……。

江左盟 配下 黎綱登場。十三先生は昔からの知り合いか。

それにしても皇太子の銭袋な戸部尚書 楼之敬が気持ち悪くて、皇太子側にはロクなのがいないわね。

9話 折翼断羽 游刃有余

雪降りしきる中、飛流が蘇宗主と雪玉を投げっこしてるよ~、雪だるまも作ってるのかな、カワイイ。

吉さん晏医師と、蘇宗主の身を案じる人たちに囲まれ、人望の厚さがうかがわれる。さしもの蘇宗主も晏医師の咳払いにはヨワイみたい……。

高昇の元に、蘭台県の県令から珍獣騒ぎの報告があったようだ。


皇太子VS誉王
に朝廷の勢力は真っ二つに分かれている。のでココで整理。
皇太子:戸部、兵部、礼部、寧国候。→戸部の楼之敬ポイッ。ここにないけど御史台も皇太子派。
誉王刑部、吏部、工部、慶国公。→慶国公ポイッ。

この時に使われている札が、銭湯の下駄箱の札みたいで、男湯(誉王)と女湯(皇太子)みたいだと思ってしまったわ……。

誉王の訪問中、指をスリスリさせている梅長蘇。梁皇帝の思惑を盾に、慶国公を捨てさせ、靖王を支持するようサジェストしている。それに対して礼を言う誉王に、思わず笑いが出てしまったよ、踊らされている~。

軍隊は、陛下は御林軍を持ち、禁軍大統領が皇宮を守る、謝玉の巡防営は都の警固を司る機関。

キリッとした靖王 配下 列戦英登場。


誉王が帰ったあと、飛流はの食べ過ぎを梅長蘇に怒られ、明日は2個食べて良いと言われる。庭生に鷹の木彫りをもらったらしく、金の鎖帷子を贈ることに。あの果物は瓜だったのか。策もあれもこれもでなく、絞って確実に、という事なんだろうか。

今晩もやって来たらしい暗殺部隊、その間、梅長蘇は悠々と『翔地記』を読んでいる。


靖王府を訪れた梅長蘇に蘇る回想場面
赤装束の若き靖王と、白衣装な若き林殊が連れ立ち肩を組んでいる。胸熱な場面!
靖王府は17歳で長兄が選んでくれた屋敷。髪はハーフアップな靖王と、前髪おろして結い上げているお顔もまんまる林殊。前髪アリだと張哲瀚(チャン・ジャーハン)と分かりにくかったよ、割とセンター分けしている事が多いよね。

靖王自ら座布団を置いているのがなんだか新鮮だった。今は冬至なのね。寒がる梅長蘇に火鉢を用意させ、運ばれてきた火鉢を梅長蘇の傍へ置かせるのだ。冬のお部屋寒い問題、よく中国時代劇では炭も配布してもらえない冷遇ぶりを見かけるが、靖王の場合は武人で寒さにも慣れている、という事なんでしょうね。身体が丈夫で何より。

そして相変わらずの真っ直ぐな靖王。欲望渦巻く皇宮でこれだけ貫けるというのは、「あの人は頑固だから」というレッテルを貼られるのも一種の処世術なのかもしれん。

梅長蘇が壁にかかった弓に思わず触れようとすると、靖王に止められる。友の遺品で他人が自分の物に触れるのを嫌がったと。
魏無羨の隋便@陳情令を思い出し、この弓に霊識があったら、「殿下~~~」と身もよじれんばかりだったに違いないと想像したが、封印できる剣と違って弓だからなぁ。梅長蘇が靖王邸へ来た夜には、触れていないのになぜか弓の弦が鳴る、とか屋敷内で噂になるエピとかないかなぁ。

戸部は沈追が代理を務めている。果たしてこの沈追の正体は?

ドラマの都は金陵で今でいう南京。都が北京ならば冬は寒かろうと思うが、それよりは南だしどれ位の寒さなのだろうかと調べてみた。年代的な寒さは考慮せず。

緯度的には鹿児島県辺りなのだが、日本は黒潮のお陰で温かいらしく、一概に緯度では測れないようだ。南京は盆地であり、確かに盆地の冬は寒い。おまけに冬の湿度も高いらしく、日本は夏の湿度が高く、同じ気温でも湿度が高いと暑さがより増す。日本の冬は乾燥しているのであまり実感できないが、湿度の高い寒さというのは、一段と寒いらしい。よって梅長蘇には冬の寒さがこたえるだろうなぁ……ナンテ想像を巡らしていた第9話であった。

◆◆方さんと晏先生も弓(?)も仲間◆◆

10話 冤仇得报 风波再起

戸部の沈追は清河郡主の息子で、どちらの派閥にも属しておらず、戸部侍郎から尚書に昇格。

靖王から遣わされた刑部 主司 蔡荃……は味方なのかな? まずは純粋な臣を増やして謀を減らそうという梅長蘇の策。

飛流VS戚猛が手合わせしており、刀に興味津々な飛流。戚猛が飛び道具を梅長蘇や靖王のいる方向に飛ばしたが故に、靖王の面目は丸つぶれ。微動だにしなかった梅長蘇は、軍律が緩んでいると釘を刺しつつ帰って行く~。戚猛は百夫長に降格。

靖王に任命された審理官
刑部主司 蔡荃、郎中 韓致義、代理寺丞 張鑑禎魏元、廷尉府都尉 袁時英、執金令 秦岳。皆、紫色一色衣装なので、もはや顔の見わけはできない……。靖王には側室だけ……正室は早逝したのかな。


野菜売りの童路は十三先生との連絡役で、妹は井戸の中のひとりだった……。仇を討てたと感謝している野菜売り。

黎綱に札をランダムに選ばせ、黎綱が返した札は誉王の吏部。指スリスリな梅長蘇。

妓女 心柳心楊の弟は、13歳で伯爵の息子である邱澤に殴り殺されていた。計略にまんまとノセられた何文新は、怒りで邱澤を殺してしまう。もちろん宮羽ちゃんも陰からアシスト。

江左盟は力なき者の駆け込み寺みたいなカンジなのかしら。


温泉へと出向いた言豫津と蕭景睿は、梁皇帝の末弟である紀王と会い、紀王は何文新の場面を目撃していたと話す。
あら、これまた見たことのある紀王役の宁文彤、『明蘭』の邕王、『霜花の姫』の老胡、『風起洛陽』の武三俞だ。

登場人物が一気に増えた~。

◆◆童路も仲間◆◆

(つづく)

 

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