笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「蓮花楼」「古相思曲」「ロングシーズン」「宮廷の諍い女」「月に咲く花の如く」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

琅琊榜23話,24話,25話感想/天牢での攻防 

23話 离间计成 叛逆真相

謝玉との勝負は第22話で終結したと思っていたら……。
天牢での梅長蘇VS謝玉との心理戦な攻防があった!!
たまらんく面白い~~~。


蘇先生は誉王のツテを辿って牢にも楽々入れるし、
飛流は琅琊榜の達人でも入れないという懸鏡司にも楽々入り、禁足中の夏冬を牢へと連れて行くし。石を投げるポーズが可愛いぞ。

天牢は重罪犯を収容しており「寒」は皇族を閉じ込める牢で、かつて祁王が収監されていた、と看守たちが噂していると、蘇先生が通りかかり……という演出がいいな。安殿は誰だっけ?

牢で何かを食べ始めながら、謝玉の負けポイントを解説し始める蘇先生。「夏江の方が謝玉より賢く、謝玉は夏江の秘密を話す機会もなく、流刑の中で命を落とす可能性」をジワジワ攻める。

一方、誉王は夏江に「謝玉が卓鼎風に李重心を殺させたのは、夏江が頼んだからか」と直接尋ねている。

その事により「夏江が疑念を抱き、謝玉を始末するのでは」と謝玉の恐怖をあおる蘇先生。
相手を信じて秘密をもらさないか、相手が裏切ったと考えて秘密をもらすかの二択
実際、謝玉は殺した方が秘密はもれないと卓家を抹殺しようとしたし、そもそも謝玉と夏江の関係は信頼関係ではない。

そこを突かれて梅長蘇に飛びかかろうとするも、鎖にはばまれる謝玉さんは「私に何の恨みがあってここまで追い詰める?」と迫るが、蘇先生は真実は告げずに「名利と主のためなら手段を選ばない人間です」とのたまう。

謝玉が陥落した!

13年前、夏江は李重心に「林燮が謀反を画策、察知した私を口封じのため殺そうとしている。助けを請う」と聶鋒の筆跡で書かせた偽の文を作成。
軍は救援に向かうが、その前に聶鋒は奇襲をかけられており、謝玉たちはその屍の残骸を持ち帰り陛下たちに謀反を信じさせた。

約束通り、謝玉の命は助けるんだ~とちょっと意外な展開であった。


その話を聞いていた靖王は母の元を訪れ、「小殊に会いたい」と言って涙する。いつも会ってるあのヒトがそうですよ~と教えてあげたくなる場面。
夏冬姐さんも師匠に夫の筆跡を盗まれ、ツラいだろうな。
そしてこんな時には融通がきく晏先生は、空気が読めるお人だ。


風鈴が鳴っている……と思ったら、靖王の密道呼び鈴か。
真相を明らかにする勢いの靖王に対して、梅長蘇が「夏江と謝玉だけで才徳ある祁王を死に追い詰め林家を絶やせたとでも?」の後に映る太皇太后を囲む陛下と後宮の面々。
うわごとで「晋陽、小殊」と言う太皇太后晋陽とは林殊の母で、皇帝の妹との注釈が入る。
梅長蘇は「陛下は祁王を脅威に感じており、夏江が君主の憂いを取り除いたのかと」と推測している。
(つづく)

梅長蘇が狙っていたのは謝玉の命ではなく、夏江の所業を謝玉が証言することだったのか。
という事は、謝玉が莅陽長公主により勧められ自決していたら、蘇先生には痛恨だったのね。まぁ、そうはしないだろうと読んでいたのだろうけど。

小殊は皇帝の甥だった。ならば靖王や誉王や皇太子や蕭景睿とは従兄弟なのか。
祁王に至っては、父方母方と両方の従兄だっけ? となると庭生は両方の家系で従兄の子になる。
莅陽長公主は叔母にあたり、今回、莅陽長公主は罰せられず、謝玉は流罪という事を考えると、林家とは対処が異なったことが分かるよね。
林殊は太皇太后の曾孫であることは分かっていたけれど、思ったよりも親戚同士(皇族)の争いなんだな。

これはある意味、『宮廷の諍い女』のパターンなのか?
靖王を帝位に就かせることで、合理的な謀反(正確には後継者争いなんだけど)を起こすことが最大の復讐になる、という事なのか。
祁王や林家の名誉回復は、靖王が帝になり詔を出して回復すればいいのだし。

性分もあるだろうけど、なぜにそんなに陛下が祁王や林家に対して疑い深くなったのか、がポイントか。

24話 长苏伤逝 谢玉流放

義に篤い靖王は、梅長蘇に赤焔事案の真相を明かすことを依頼する。
梅長蘇は真相を解明することを誓って叩頭、それに応じて靖王が「感謝する」と叩頭するのが熱い!

そこへ宮中の鐘が27回鳴る、それは訃報の知らせで太皇太后が逝去。
梅長蘇はひっそり屋敷で黄色い紙銭を焼いている。飛流までが白い布を髪に付けているのね。
林殊として会う前に亡くなってしまった事が心痛な梅長蘇。配下コンビな甄平と黎綱が宗主を案じて、並び座る後ろ姿がカワイイのだ。

皇太子も誉王も三皇子も葬礼中にモグモグタイムを取っているが、靖王は断っている。

紙銭で遊んでいる飛流。ティッシュ箱を渡したら、無くなるまでティッシュを取りそうなカンジだね。霓凰郡主の前で蘇先生は膝を抱えて悲しみ、曾孫になっている。太皇太后には小殊って分かったんだよ。一番可愛がっていたのだから。

流刑地へと赴く謝玉を家族が見送りに来て、莅陽長公主は蘇先生に頼まれたと文を預かる。この謝玉の重ね着ファッション(サムネの左側参照)、妙に味わい深いのはなんなのだろう。

梅長蘇と靖王は戦馬や兵糧の議論を交わし、梅長蘇が流暢に語るサマに、林殊をほうふつとする靖王。軍事に関しては元来、小殊の得意分野だもんネ。「ひき合わせられたら友になれたはず」と、周玄清先生みたいな事を言うのね靖王。


皇太子と誉王の争いにお疲れな陛下を、太監総管 高湛がトコトコと手拳でほぐしてあげるのがなんだかカワイイ。陛下は蝉の音がうるさいと追い払わせている。むむ、蝉の声。それは高潔な高官の声なのか?

そして高湛が「今日は静妃の誕生日」とアシストするのがやりおる。贈り物は絹織物10匹、珍珠10斛、玉器10体。

陛下が静妃を訪れると、ナイスタイミングで靖王が百合の汁物を誉めていて、軍営の話もするし、自由に参内できない事も言っている。いいぞいいぞ、陛下に聞かせるのだ。餃子緑豆の菓子茯苓と鶏の汁物と言う静妃。

ご機嫌な陛下に望みを訊かれ、靖王は流刑中の罪人の恩赦を求める。宮仕えする前の静妃に医術を教えてくれた医者らしく、1か月前に嶺南へ流刑された。恩赦も好感もgetしたゼ。
(つづく)

梅長蘇が郡主を前にすると「迷いが生じる」と話すあたり、やはり靖王に正体が分かると、梅長蘇自身もやりにくくなっちゃうんだろうな。

◆◆謝玉が文を長公主に託す◆◆

25話 靖王获利 般弱求救

蒙摯大統領はカワイイから忘れがちだけど、禁軍5万の大将軍なんだよね。
梅長蘇の前では、ミカンをねだる大統領。

4月から2か月経ち、皇太子と誉王が争った巡防営は、あっさり靖王の手に
巡防営を任される時よりも、母にいつでも会いに行けると聞いて、ぱあぁっと笑顔になる靖王 景琰たん。こちらの誕生日は福が舞い込んでるよ。

誕生日のお礼に来た静妃の前で繰り広げられる皇后VS越貴妃のバチバチ。静妃くらい賢ければ、得られる情報もあるんだろうな。


かつて滑族が大渝に寝返り、赤焔軍は1年かけて平定。璇璣公主は捕虜となり、掖幽庭で紅袖招を立ち上げた。
璇璣公主、第8話で師匠として名前を聞いた時には、秦般弱さん的な色っぽい感じを想像していたのだけれど、意思の強そうな女子だったのが意外。
璇璣公主の知謀により皇帝と皇子が反目、赤焔軍を排除できた……璇璣公主の復讐と策謀か!

秦般弱の間者の逃亡を助けた者が、蘇宅に出入りしており、四姐に探らせる秦般弱。まさか童路にハニトラ?


『翔地記』は旅行記で、以前に行った場所に注釈をつけている梅長蘇。筆跡が変わったのは、筆に力が入らない体になったから。

誉王が突然やって来たので、蒙摯大統領は密室へ隠れることに。頭角を現してきた靖王に対して誉王は地団駄を踏み(←蘇先生による表現)、梅長蘇は冷静に宥めている。「殿下ひとりで皇太子の翼を折った」と言う言葉に、秦般弱が落として折った、庭生木彫りの鷹の片翼を思い出すが、滑族が祁王の翼を折った、とも連想される。

一方、密室には靖王がやって来て、鉢合わせし微妙~な空気になるふたり。
梅長蘇も林殊的にワシワシ歩いて蒙大統領に気安く呼びかけ、「あ、靖王」となる場面もオモロい。
帰り際に『翔地記』をしれっと借りていく靖王。何に興味を惹かれたんだろ?
(つづく)

赤焔事案は璇璣公主の恨みによる策略だったのか。
どうやって璇璣公主が宮中に波乱を巻き起こしていったのか、が解明されるのかな。

璇璣公主が亡くなっているから安心だけど、生きていたら相当厄介な敵になっただろうね。

そして誉王は、もはや蘇先生のパシリに見えてきた……。璇璣公主にも誉王的存在がいたのかな。

 

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