9話感想
ヨンジュ検事の父は解雇の恨みで放火か。ヨンジュはスンウクに真実を告げ、加害者と被害者の子が惹かれ合って……って最近の邦画でもあったな。被害者に家族がいたらドロドロだが、このスンウクには身内も数少ないもんね。
スンウクは世話焼き舎弟さんたちから、ヨンジュ父は火が苦手と知る。家が火事になり腕を火傷し、竜(ヨン)の入れ墨がゆがみ(イルグロ)、「ゆがんだ竜」を縮めて「イルヨン」になった。
加害者の娘の辛さ……。アン検事、いい人だな。気まずいのは危険な徴候なのね。一方スンウクは言われて従うばかりの人生に嫌気がさしている。「加害者の家族は加害者とは違う」と言うチーム長もいい人ね。
次男ソンヘンはミナの正体をわかっていて一応、味方か。そういえば長男は亡くなっているのよね……。キム理事が長女ソンヘに脅され、かつて自分がハンジュの家族達を助けた記憶で反論するのが好き。
ここのボンシクの場面がドラマで一番怖かった。
アン検事、「何もないところから一から始めるのが同じ」って、9年前に4年前とそんなにヨンジュを思い続けていたのね。9年前の眼鏡がカワイイし、4年前だと洗練されている。スンとした人のそういうエピソードにヨワイ私。それを習慣って……切ない。このアン検事のヨンジュへの片思い時代のスピンオフ、ください。上流階級出身のアン検事だと、うまくいってもヨンジュが何かと見下されてツラい目に遭いそうだしなぁ。
暗証番号を「ピロピロ」と言い、酔っぱらった顔で見つめるヨンジュがカワイイ。
本物ミナが降り立ったのは……。
10話感想
14年前の合併はハンジュファッションとホテルの合併。検事長、何かに気付いたか?チョ、で朝鮮の国母て~~~。
キム理事は14年前は二重スパイ、自分の言動がきっかけかと負い目がある。
ヨンジュとミナ姑とのパートは安心なコメディになってきているな。14年前の病院に高校生ミナもいたのか。長女ソンヘがリストラをユミンサイドへ押し付けるとは。韓国でピンチを脱出できる方法は「お金か声のデカさ」……なるほど。
検事長はハンジュから車を貰ったと。うん、このドラマはこんな感じなのねとちょっと安心した回でもある。アン検事は検事長からは魚嫌い呼ばわりされているが、なにかの隠語なのかな。
人権運動家の「壁を倒せば橋になる。壁が崩れても踏み越えればいい」という言葉は、アメリカの女性人権家アンジェラ・デイヴィスの言葉。
Walls turned sideways are bridges.
アンジェラ・デイヴィスは監獄や差別についての著作もあり、読み込むとこのドラマとの関連も深そうである。
ここへ来て次男のハン・ソンウンが代表に踊り出る。
マンションでの回想で、ヨンジュがスンウクと初キス~から告白してたんかぃ。14年前に「壁を倒せば」の話もしていた! 牛乳も渡してストロー折るクセも健在。この高校生カップル好きだな。高校生ヨンジュには、今のキャラの面影があんまりないけど……。
エピローグの歌が気になる。元歌あるのかしら。
「悪い人(ナップンサラン)、魚の頭を簡単に切り落とす人よ。カレイやカレイよ」
多分、魚の頭が人で、簡単に切り捨てるみたいな意味のような気がするんだけど。
アン検事、ヨンジュがあんなに酔っても「全治2週間の診断書」しか言われないのは脈ないね……。
11話感想
チーム長に「付きたいたてのふたり」と言われ、「え?」という素振りな従兄スンウクが可愛い。長女ソンヘが愛人アナウンサーと手を組んだ~。
9年越しの思いでもアン検事くん、引き際が良くていいコだ。しかし裏腹に世話を焼いてしまうのは習慣が長すぎたか。父親の事を関係ないと言うヨンジュに、冷静になれるよう生きてきたんだねと返すスンウクにどこか救われる。
ミナの正体を知っていると長女ヨンジュに告げる次男ソンウン、あらワルい奴……でも無策でそうでもなかった。長女ソンヘが二重に映るショットいいな。何かとヨンジュに褒めてほしがるスンウクがかわいい。検事長はさすがに気付いたか。
賭け場に潜入捜査でカードに興じるアン検事、サマになっている。舎弟なおじさん達がこっちの方がいいと言っているのが面白いし私もそう思うよ。住まいはアン母の不動産なのね。このヨンジュの鶏の着ぐるみはなんなんだ。
事故を起こして意識不明だった運転手が、放火事件の目撃者で、ヨンジュ父は工場の人を起こしてくれていて犯人ではなかった。これは偽証した動機が気になるな。長女ソンヘがすごむ「弟みたいになりたくないなら」ってコワイ~。DNA鑑定、毛根は残っているのかしら。
エピローグでスンウクがヨンジュ父と面会していて、「簡単に失望しない」はヨンジュ父の言葉だったのね。
(つづく)
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