紫金山・アトラス彗星を見ようと西南西の空を眺むるも、まず目印となる金星からして見えないという……。遠ざかる前に一目、見たいなぁ。
ドラマは説明の語りが長い回。でも映像は綺麗。
23話感想
宮子羽が語る「愛する人がいても金繁は気持ちを抑え続けてきた」にホロリとしたよ。宮紫商たちが守った出雲雪蓮は、家族も同然な金繁に与えられることになる。
花公子は悲旭を仕掛けの中に誘い込み、そして爆発……。花公子~~~。花長老の幻が出てきたのはちょっとアレだけど、「私のことを誇りに思ってくれるよな」はそうだよ! 横にいる子供は誰だったか、幼くして死んだ兄だったっけ?
そして宮尚角+宮遠徴 VS 寒衣客。2対1でもここまで戦えるとは、寒衣客が一番手練れなんじゃないか? 宮遠徴が素手で鎌を押さえ込み、宮尚角が討つという連携プレー! あれ?宮尚角、いつの間にそんなにダメージを負ってたんだ。倒れている宮尚角ににじり寄り「誰か来てくれ」と叫ぶ宮遠徴の役周りは、おおよそヒロインがするヤツ。挿入歌まで流れとるし。
亡くなったのは花長老・花公子・雪公子。えっ、雪公子は倒れてたけどそうなの!?宮尚角は助かったのね。
宮子羽の前に、亡くなった人たちの幻が勢揃いしていたのには笑えてしまった。シリアスな場面なんだけど、このドラマは人が亡くなっても悲しくならないのよね、驚きはするけど。
雲織羽の刀は雲為衫に贈られ、雲為衫は「雲知羽」と名付ける。そのまんまだね!
雲為衫が清風派の雲錦心経を、皆さんの前で披露してるよ。
清風九式剣の神行有実・実有太虚・欲気則再冥、
風送三式は執刃の心法と融合できる。
いくら宮門を助けたとはいえ、この前まで無鋒だった雲為衫の九式剣をほぇ~と感心したように見ている宮門’sを見ていると、なんなんだ……と思ってしまう場面ではあるが、雲為衫の心経がカッコイィから良し。
雪長老が詠じる「この世の得難き雪月花、清い風吹きて別れを惜しむ/人间难得花雪月,清风相送勿离别」。
後山にかつては風家もあった。風月雪花の風がないと思っていたらあったのね。雪月花の刀法は攻める技で、風は補助の技で、執刃夫人が習得するもの。無鋒に風家の人間がいるのやも?無鋒は無風……。
宮遠徴が宮尚角のための出雲雪蓮を、宮子羽に渡す。
雪重子が潜って取ってきた箱には、無量流火の図面が無くなっていた。
宮子羽は兄 宮喚羽のところを訪ねて言う「心に秘密を抱えた者は暗闇を好む、暗闇が秘密を隠してくれるからだ。だが完全に光が閉ざされた時、秘密は浮かびあがる」と言い、「月のない闇夜、天を仰ぎ見れば無数の星」と詠じ、「この世に光がある限り正義を照らしてくれる」と言うと、宮喚羽の手が緑色に光る。
そしていつの間にかあらわれる宮門な人がズラリ。今回、この演出が多いなぁ。
白珽(宋~元代)《题王大令保母帖》
大令书法美少年,玉函金籥随飞烟。
累累一百又五字,岂意近出黄閍砖。
字奇文古两超绝,保母从兹倾众帖。
谁将瓦合嘲玉碎,一片孤衷本相接。
快剑横斫铁山摧,戏龙猛蹴银河欹。
方庭无月天地黑,仰视别有星离离。
浪言贞石志千载,不及永和洼砚在。
白石已仙千里死,千百人中几人爱。
兰亭信美如捕风,贵耳贱目人响从。
三日呕血饥捶胸,叶公画龙惧真龙。
図面を入れた鉄箱に燐灰石の粉末を付け、触れた者は暗闇の中で粉が光を放ち分かるという仕掛け。宮子羽が金田一くんになってるよ。
(謎解き)父 宮鴻羽が修練のために宮喚羽に渡した出雲雪蓮を、宮喚羽は賈家職の息子に与えて救い、恩をきせた賈家職に父の百草萃をすり替えさせた。亡くなった霧姫夫人が残していたダイイングメッセージは「羽」。
宮喚羽が無量流火を使いたいのは、覇を唱えたいのではなく無鋒を殲滅するためで、そのために執刃になりたかったと語る。
宮喚羽は玄石奇功の第8段階で気が暴走、無量流火を主張し続ける事から、父は少主に宮尚角を指名変更しようと決意。宮喚羽は宮流商から三域試練について聞き出していた。そして宮尚角を阻止するために害のない宮子羽を、臨時の執刃に据えた。ここがいまひとつ理解し難くて、この段階では宮喚羽はまだ少主なのだから、わざわざ宮子羽を執刃にする必要はあったのか?
霧姫夫人の弱点である弟を使って、無鋒に成りすまして文を書き(第20話)協力させた。霧姫夫人は宮喚羽を冬蝉草で仮死状態にさせ、棺の中にいる宮喚羽を救い出し匿う。霧姫夫人には宮尚角の仕業と告げられ、無鋒の令牌を賈家職の部屋に置いた。月長老を殺したのは霧姫夫人だが、殺した理由はイマイチ分からない。
鄭南衣は宮喚羽を切り、宮鴻羽を刺すも、宮喚羽が鄭南衣を殺害。鄭南衣の表情からして、宮喚羽が裏切ったカンジ?
霧姫夫人からの箱は元は宮喚羽が渡していたもので、その後に雲為衫に届けられ(第19話)毒に侵されるも、宮遠徴が助けていた。
症状が分からないと解毒薬が作れないと宮遠徴は自ら毒に侵され「毒薬の天才は楽じゃないんだ」と言うのがなんだかカワイイ。この場面の宮遠徴がイイし、編込みも似合ってるね。
宮喚羽の玄石奇功の第10段階は、武芸を捨てねば到達できず、心法の修行に励んでいた。宮尚角の弱点は宮遠徴なゆえに、宮遠徴の手袋を盗んだのは宮喚羽(第21話)。宮喚羽は「手に金剛の刃を持ち、菩薩の心を示す/手握金刚刃 方显菩萨心」と言う。刀塚の場所を上官浅に教えたのも宮喚羽。上官浅が「本来はあなたの花嫁になるはずだった」って、そうだったっけ。
雲為衫が宮喚羽の前に立ちはだかり「宮門の人間よ」と言うと、宮喚羽は「私もかつて宮門の人間だった」と言う。
(つづく)
途中からひたすら宮喚羽の長~い解説が始まった。ちょっと一気に話しすぎだよなぁ。宮喚羽の語りのトーンが同じなのは、魔道に落ちているという事なんかな。宮喚羽は不気味と言うよりキモチワルイのよね。
宮紫商と金繁の場面はグッときた。そしてすっかり好い人になっている宮尚角と宮遠徴。
雪重子が映ると楽しい。けど、雪公子が亡くなって傷心よね……。
外部リンク




