笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」アニメ「魔道祖師Q」に始まり、ドラマの漢詩やグルメを記したブログ。最近は「清明上河図」「蔵海伝」「国色芳華」「寧安如夢」「一念関山」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。外部リンクはアフィリエイトリンクです。

国色芳華41,42,43,44話/順星節,阮籍 咏怀

曦臣兄さまのコンサートは延期となっていたが、この度払い戻し案件となってしまった。調整を重ねてくださっていたのだけれど~。
昨年の日中イベントは遠い昔となりにけり……。いつか来日してくださいね。発券しないままだったが、いったい席はどの辺りだったのだろう?

41話感想

寧王と劉信が蒋長揚の隠し部屋に迫り、大丈夫だろうけどどうやって目を逸らすのかと思いきや、中にあるのは『春宵秘戯図』な性にまつわるモノばかり~。寧王は「飲食男女は人の大欲 存す」という言葉があると言っている。
劉暢、人の屋敷の壁を壊しておきながら罰酒3杯って、んなバカな。隠し部屋に入っていく時に蒋長揚に体当たりしてたクセに。

『礼記』
飲食男女、人之大欲存焉。


何惟芳から三郎へ、好きな女性への薬は「夫が毎夜寄り添うこと」。
蒋長揚と陛下との取り決めでは、露見しそうな時は関わりを断つことだったけど、つい庇ってしまったね。蒋長揚が望むのは太平の世のため。
それを見ていた何惟芳は忠義心に駆られ「王業は須らく良輔されり」と身を尽すことを宣言するのもカッコイィ。

阮籍(三国 魏)《咏怀》
王业须良辅,建功俟英雄。


何惟芳は蒋長揚に「小人は身を謀り、君子は国を謀る」と女子でも国に報いる心があると告げる。

隠し部屋は射雁沐桐《上古密约》石之妖原身と何惟芳が連携して偽装していた。射雁は婚姻1年祝いにと、末永い夫婦仲を願う雁の羽根を使った風鈴を贈っている。


立春の宴にて、陛下たちは遠くの国々から使者と共に祝っている。末席に何惟芳がおり、唐時代は側妻が正式な宴にいてもイイのかな?明代はダメだったけど。筆を持った男性の踊りもあるね。

何惟芳は南詔が献上した竹筒飯の開け方が分からずにいると、蒋長揚が開けて食べさせてくれる。こういうの、接待係が開けてくれるもんじゃないの?

草原の天女花 爵北の阿史娜丹加奈那《夢華錄》張好好が剣術を披露すると、誰かの所に剣が飛んでいかないかハラハラするよ。
勝負がつかず、淑妃が対戦相手に名乗り出る。それでも互角の勝負が続き、最後に何惟芳が提案した梅の花を射落とす勝負で淑妃が勝ち、梅の枝を贈っている。

南詔の使者が、名産の牡丹はないのは見下しているのかと難癖つけると、陛下は「天行 常あり 堯のために存せず」と答える。唐は諸国に陶磁器・茶葉・綿織物・絹織物を交易してるのね。唐の威信のため、何惟芳は雪の中で牡丹を献じ、唐の雅を披露すると言った!

荀子《天论》
天行有常,不为尧存,不为桀亡


何惟芳はサウナ方式で温めて牡丹を咲かせようとしてるのかな。大福と穿魚は雪合戦とは微笑ましいな。
蒋長揚は何惟芳に順星節だと灯明皿を運び、9つ続けて火をつければ神仙が新しい1年を庇護してくれると話す。自分のことを「偽の夫」というのがまたね……。
順星節は旧暦正月八日に行われる祭事で、一年が順調であるように祈願するもの。

何惟芳は牡丹のつぼみの硬さで咲く時季が予想できると、蒋長揚の手を取って説明してくれる。指の骨の硬さ:ひと月、指先くらい柔らかい:半月、指の股くらい……で見つめ合うふたり。蒋長揚の顔も赤くなっちゃうよね。

42話感想

ものすっごい雪景色な皇宮。描かれている絵が聖徳太子のように見えなくもない……。牡丹を待ちきれない使節たちに、何惟芳は「酒を温めて月を待ち、花を愛でるため時を待つ」風習が唐にはあると話す。そして満を持して花開いた牡丹と鳥~~~。

蒋長揚は「東隅の道 長く一磚の功にあらず、河洛天中 一泉の力にあらず」(东隅道长,非一砖之功,河洛天中,非一泉之力)「唐の繁栄は諸国が心を合わせ力を尽した成果だ」と話す。

阿史娜丹に名を問われ、何惟芳の名前は「明徳 惟れ芳し灼灼たり芳華」(明德惟馨 灼灼芳华)「母がこの名を付けたのは牡丹と同じように強くなり困難に負けないようにと願ったから」と答えている。【明德惟馨】は陳情令の蓮花塢の扁額にもあった。

そして陛下は何惟芳に「国色芳華」の書を授けた!
それにしても劉暢、県主の横で何惟芳の話にうっとりするんじゃなーい。

 

何惟芳は淑妃に「諱むこと深きに如くはなし」(讳莫如深 深则隐) 「素直に話したほうが良い」と助言。酔った方がイイとは言ったけど、いきなり寝てるんかーい。淑妃からもらった手作りの筆を大事にしている陛下。

淑妃は「専ら君を思いて化すべからず、君は知らずいかにすべけん」「皇帝の心を望むのは分不相応」と本心を話し、誤解も解けて、キス~~~。

宋玉(戦国時代 楚)《九辩》
专思君兮不可化,君不知兮可奈何

 

一方、宮中で泊ることになり、同じ床について眠れない何惟芳と蒋長揚。牡丹の様子を見に行くともうしおれており……何惟芳は「結局何事でも強いてはいけない」と呟く。
酒を飲んだ何惟芳は酔って蒋長揚に寄りかかりながら「あなたが好き」と。
きゃ~~伝えた!

蒋長揚は簫雪渓に「上元節に伝えるつもり」と言うが、こういうのは早く言わないと何かが起こるのよ。

陛下から書を賜わった何惟芳は、早速 花の組合長に推薦され、「男女の別なく才に応じた役を与える」と決まりを変え、そして再び呂万栄に組合長を頼んでいる。
カッコイィ~~。
組合長なんてなったら大変だわと思っていたので、良かった良かった。

秦六郎の顔を見ると、複雑な思いになっちゃうわ。
何惟芳のパパ、「奴婢だったのに顔を出して商いをするな、早く役人に嫁げ」なんて文を寄こしていたのか。

うわ、裴忠だよ、不吉だよ。

蒋長揚が仕掛けを操作すると、池に浮かべた船が集まり……やって来た何惟芳に蒋長揚は「花と月を愛でながら共に老い、生涯離れない。牡丹、今後の人生を共に過ごしてくれるか?」に何惟芳がうなづいた時点で、あ、コレは妄想?と思ったら、やっぱりそうだった。

朱福が負傷して帰ってきた。
(つづく)

なんだか良き回だったこれら二話。
何惟芳が清々しいな。

43話感想

何惟芳が裴忠に捕えられ、助けに来た蒋長揚。あくどい裴忠が落とし穴を床に仕掛けていたのを、何惟芳がかばって落ちちゃった。何惟芳を助けるためなら、蒋長揚は裴忠を刺すのもためらわんわな。

助かった何惟芳は「友のため死ぬのは、魂に恥じないこと」(能為知己者死 魂魄不愧矣)と秦六郎に語っている。

蒋長揚は何惟芳を守りたいがゆえに遠ざける……せっかく告白するハズだったのに~~~。「独りで歩く夜が長すぎ、夜明け前まで耐えられるとは思えない。遠く望める月があるだけ幸運だ。わざわざ風に揺れる灯に替えることはない」と穿魚に語る。

独行长夜太久,早就不敢奢望能撑到日出。能有遥遥相望的明月,已是万幸,又何苦将这明月变为风灯呢。


蒋長揚から裴忠への意趣返しは、泥穴に放り込むこと。何惟芳が県主にした方法と似ているネ。

転運使に昇進した劉暢が、何惟芳の船を止めさせ絡んでいたと思ったら、誕生日だったのか。何惟芳が劉暢に言う「真の愛とは愛も痛みも共にすること、束縛ではない。真心とは人を傷つける剣ではなく月よ、永遠に寄り添ってくれる」は蒋長揚のことかな?
炭の中に劉暢が贈った金の簪が放り込まれ、金の融点が気になり調べたら1000℃位だった。

県主が甲斐甲斐しく玉の冠を贈ると、炭の中に玉が放り込まれ、コチラも融点が気になり調べたら1200℃位だった。金より丈夫なんだ。
思う人に思われず執着する劉暢と県主……。

劉暢は3日後に捕まるのね。
情報は共有しておかないと、誤解がとんでもない方向へ行くのが中国ドラマ。

44話感想

蒋長揚が庭で魚を釣り上げさばいてる~。
劉暢の船が検められ、陛下の前で寧王は劉暢を足蹴にして転運使を辞させる。陛下は「大義 親を滅す」と。

何惟芳の父の商売は傾いており、後妻がワガママ息子を連れて何惟芳にたかりにやって来た。このワガママ息子は畢芳齊のお菓子を食べたがるが、同じ8歳の頃に何惟芳は商いを手伝い算盤を弾いていた……母親の出来が違うしねぇ。

後妻は「何惟芳の母親は毒を盛られた」と言い始め、絹織物5千疋と交換で告げた下手人の名は呉洪周璞《霸王别姬》で、長安の貴人に仕え親のいない子の世話をしている。
誰かと思いきや、第12話で子供の世話をしていた男性??

その動機が、疫病が流行り自分の家族が亡くなり、親切にしてくれた何惟芳ママを無差別殺人に巻き込んだ?えぇぇ?

しかも蒋長揚も知ってたの?いくら家族同然とはいえ、そりゃ隠してたらアカンやろ。
あ、何惟芳のふりかざした刃が、蒋長揚を刺しちゃった。そりゃ貰った腕輪も引きちぎっちゃうよね。

何惟芳は蒋府を出る。

(回想)疫病が流行った頃、何惟芳たち商人が家にこもっていたのは、病気になると他の病人の薬が減るから。配る薬に高価な氷晶牡丹の根皮を入れ、熱を冷まし痛みを取り、知母や黄柏、乾地黄と合わせれば肺の熱を除けると、菩薩のような何惟芳ママ。
(つづく)

呉洪は言いかけていたので、何か裏があるんだろうか?

何惟芳が望まぬ劉暢との結婚をする位に大切な母親。それがこんな理不尽な経緯を知ったら許せなくて当然よね。

 

 

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