フライト・トゥ・ユー23話,24話,25話感想/恋愛豆腐果,月下の密会,硬着陸

２３話

恋愛話が少ないと、こうも穏やかに物語が進んでいくのかと、順調なフライト（放送）な回。

林一成観察員のウェイポイントでの燃料消費の記録には、各高度の風速と風向きが記載されていない。ウェイポイント（航路点）はWay Pointで、航空路の経由点。

貴州での車が続々と走り出す空撮が良いな。山深い風景が広がっている。

満点の星空の下、またあの騒がしいやり取りが始まるのかと少々ゲンナリしていたら、知己知己タイムキター！！

苦労人な倪湛は、中学の時洪水被害に遭っていた……。都会との格差社会。宋宋が「風流ですね、月下の密会（花前月下）ですか？」というのもナイス！良識的な男性トリオだとなんと平穏なのでせう。

宋宋は貴州名物の恋愛豆腐果を手渡している。鹹水に浸けた豆腐にドクダミの根（折耳根）、葱、香菜、唐辛子などを詰めて焼いたちょっと辛い小吃。折耳根は貴州では定番の食材なんだとか。

山奥の小学校へと辿り着く。『致命遊戯』を見ていたせいか、今からNPCが出てきてコワイことが起こるのでは……と一瞬、よぎってしまったよ。

この地域の親は出稼ぎで帰ってこれず、先生の家族も深圳へと行ったまま。これも中国現代事情なんだろうな。

ここへ来て林一成が子供に面倒見のよいパパぶりを発揮！子供の扱いは手慣れたもの。

「輝く星のように」と挿入歌が流れる中、無線が通じたと倪湛と顧南亭の連携は、ある意味『致命遊戯』なブロマンス～～～。

倪湛は手品もできちゃうのね。ダンスは「まんまる怪獣ダンスが好き、えっちらおっちら谷を行く/小怪兽胖乎乎喜欢跳舞左摇摇右摆摆去往山谷」という挿入歌『小怪兽』。宋宋も林一成も加わっている。もしや宋宋のダンスが好きの回収はココなのでせうか。

山崩れが起き、小楽が薪を拾いに行っていた。こんな時に単独行動はダメよ。
程霄が行き、顧南亭が助けに行き、結局小楽を助けたのはとっさに動いた林一成。おぉ～こんなに林一成が活躍すると思っていなかったよ。やはし離婚していたのね。

程霄と夏至も仲直り。ふたりの出会いは雲南のシャングリラの山道。謝っていてもグイグイ行くのは程霄だよなぁ。

そして雑魚寝でもお隣さんな程霄と顧南亭。ホッペにキスされ、わななく顧南亭の人差し指～。ここには筋トレマシンもないしなぁ。じとっと顧南亭が横目で程霄を見るのが好き。

程霄が顧南亭の手を取った。わぉ、大きくて綺麗な王凱の手だ！ちゃっかり握り返しとるやん。

２４話

皆が目覚める前に顧南亭が起きて良かったね。
え？そこで程霄に手を伸ばすのは……あーーー、倪湛が見ちゃったよ。

朝食の支度をしている知己知己タイム。「俺とはお似合いかな？」は顧南亭とのことだと変換して見ているよ。台詞も敢えて誰かと言っていないしね。程霄は紅茶を飲んでいる。

倪湛の気持ちを知り、程霄を避け始める顧南亭。王道の展開だ。
こういう物資の不足した地域への救援は心強いよね。

帰りのコックピットの程霄と顧南亭は重た～い空気で、気の毒な後部座席の宋宋と林一成おふたりさん。公私混同はいかんよ、そういう事をしていると社内恋愛禁止になるよ。

程霄があっさり告白するが顧南亭には「生徒だ」と言われ。
手を握ってたのにそりゃないわな。

夏至が部屋に帰ってきた時にクルミ割人形が映ったのは、顧南亭が固いクルミという事なのかしら。いつか程霄によって割られる運命……？　留守の間に李語珩がMS便、マドリードサンパウロ便の最長路線を志望。

程霄が記した色の異なる飛行記録は貴州線か。
顧南亭の部屋ではブラインドも下ろされ、程霄の飛行記録も剥がされる。
なんだろう、見ていて全く心が平静なのは。

程霄が報告した「硬着陸の発生が増加傾向」は、いわゆるハードランディングで地面に叩きつけられるように着陸すること。ただいま恋の行方も硬着陸よ。

程霄が昇格試験の対象者に選ばれる。流れる挿入歌 胡夏《念风及你》。
ベランダの5番植物が、また顧南亭部屋のガラスケースの中に戻された。

新しい副社長の候補者は江部長、倪湛部長、顧部長の3人！皇后争いだっ（←チガウ）

バスケコートにスーツ姿で知己知己タイム。顧南亭にとっては理想を実現する術。倪湛は「お前がなったら夢を叶えろ、俺がなればその夢を手伝う」と言い、ふたり見つめ合ってるよ～～～。

程霄が上級副操縦士に昇格！
お騒がせな李語珩が帰って来ちゃったよ。

倪湛から程霄へのプレゼントは何？

２５話

顧南亭は程霄と倪湛のやり取りが気になりすぎて、壁にぶつかってるし。
プレゼントは機長モデルのペンで、離着陸の気圧の変化でインク漏れしない特注ペン先らしい。

乗客の荷物をあげるのを手伝わなかった祁玉を注意するのは、上司のパーサーの役割で程霄が人前で咎めるのは～～と思っていたら、顧南亭には褒められてた、ええんかぃ。

案の定、「女狐パイロット」呼ばわりされてるし。ただ中国ドラマ脳になっているので、可愛いモフモフな九尾の狐を連想しちゃったよ。

社内掲示板にこんなゴシップが載るのも妙だし、そもそも足が付くし、コメントしてる人も社内よね？これで盛りあがる神経がよくワカラナイ。

そして「程霄は誰かから恨みを？」と聞かれた顧南亭が「分からない」と言っていて、ずっこけた。少なくとも祁玉には恨みを買いそうじゃないの。

江部長も皆の前で飛行部として謝罪するのはどうなのよ。3人共独身なんだし恋愛自体は節度をもってもらえば関与する必要もないし、ここで問題なのは教官が生徒を贔屓したかどうかで、そこをキッパリ部長として否定してもらわないと。
程霄が法的措置を取ると毅然と対応するのはいいぞいいぞ。

顧南亭が倪湛に声をかけ「程霄とは…」と言うと、「お前を好きなのは自由だ。俺が好きなのも自由だ」（顧南亭が倪湛を見つめている。倪湛が顧南亭の腕をポンポンする）は、コレ、このふたりの物語にしても通る台詞にしているのはワザとよね。

地上部の喬正宇は程霄を励ましてくれている。おぉ、さすがええ人や。

「あいつ（程霄）は簡単にへこたれない。だが出る杭は打たれる」と、今日も江部長ならぬ江貴妃はなにやら画策中。

新居はリフォームが完成間近で、なんと程霄パパが進めてくれていた。なんて頼りになるパパ！程霄と程霄パパとの電話のやり取りの場面はじーんとしたし、タン・ユンソンは恋愛よりもパパとのやり取りの方がイイよね。程霄はパパみたいなタイプが合うんだろうな。一番タイプが近いのは……案外と宋宋？まぁ、そうはならないけどね。

師父が顧南亭の恋バナの相談も乗ってくれるのは、なんだか違和感あるのだけれど、顧南亭の機長制服がカッコイィからまぁいいか。師父、記憶の更新よか、知己との友情が問題なんすよ。

顧南亭が不器用ながらも大家さんとして接するのに対して、引越しお任せ隊で全面協力しちゃう倪湛。
（つづく）

あんましメインCPを応援していないせいか、無事着陸するよか、いいぞ飛べ飛べ～とすれ違う方が楽しいドラマになっている。

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