笛の音と琴の調べ

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花小厨17,18,19,20話料理感想/名士宴,フカヒレ,酥山,パイナップル料理

17話料理メモ

負傷した孟郁槐。繕い物をする花小麦に、孟母、怒るのかと思いきや優しいな。

名士宴。琴が流れ、書を鑑賞。花小麦の髪型もかわいい。出た、フカヒレ姿煮(紅焼的大群翅)は知県で、淡い色の料理は招かれた名士。孔雀な飾りのフカヒレ(孔雀開展大群翅)……にドライアイス?筆立ての筆も料理だ。

 

蘇軾(宋代)《戏咏馓子赠邻妪》
织手搓来玉色匀,碧油煎出嫩黄深
夜来春睡知轻重,压匾佳人缠臂金。
細い手で均等にこねる。油で揚げれば黄金色の麺食。

筍の穂先と豚足を煮込むキバノロの肉(小型の鹿)は羊の脂で強火で炒め中は柔らかい。岩茸と鶏の煮込み(石耳煨鶏)は鳥の形で煮込まれている。段違いに美味しいようだ。トウモロコシな形なのもかわいいし、筆にタレを付けてあるのいいな。

家でたらの芽(刺龙芽)を食す。北の地方の食材のようだ。孟父と母の間に何が?

食欲不振な姉、乾燥した竜眼肉の砂糖漬けは良い。

陶知県の家に招かれる、奥方が産後で食欲不振……可愛らしい奥方だが食欲不振とな?肌ツヤ良く見えるよ。 冷製春巻き(冷製春餅)は海老と柚子,野菜,木の実入り。甘酸っぱい酸梅醤辛みたれ(清醤)、胃を温めるお粥、貴重な唐辛子を使った魚料理

乳製品を使った氷菓子(酥山)で演出。氷菓(冰粉菓子)に蜂蜜乳脂をつけて食べる。ぷるんとしたウサギ菓子の中にベリーが入っているような?酥山は唐代にあったアイスクリーム(冰激凌)で、酥を皿や氷に垂らし山状にして凍らせたもの。花小麦はお礼の銀票は断る。食欲不振の人が食べることができるのは、名料理人よね。公私混同ではあるけれど、妻を案じる良き夫婦仲~。

あ、お久しぶりな鏢局の女料理人さん。唐辛子入りな麺も美味しそう。

孟郁槐が7歳の時、母は身ごもり、父は家族を養うため大晦日に大吹雪の事故に遭い、長年わだかまる。

 

18話料理メモ

孟郁槐は家族を守れない自分自身に腹を立て、母親と仲をこじれらせていた。

お礼の品は肉桂(にっき)、肉豆蔲(にくずく、ナツメグ)、蒔蘿子(じらし、ディル)、岭秀府産の八角唐辛子(番椒)。料理人には食材確保の方が貴重かもしれないなぁ。

山鳥(黒牛肝菌)、編笠茸(羊肚菌)、衣笠茸(竹荪鸡枞)。牛・羊・鶏の字が入っている茸たち。姉は妊婦は台所に立つなと隣の牛さんに食事を届けてもらっている。村の評判も気にするようになった姉は、子を守りたい母になっているのかな。

陶知県が調味料の蔵に出資すると言う。陶夫人は(卤杏干)や海棠果の砂糖漬け(海棠脯)も美味しかったと。知府として村の産業を栄えさせるためとかでなく、商売な感じなのか……。蔵の名前は自分たちの名前を人文字ずつ取るって、小麦の方じゃないの?槐→浣で浣花園に。

雷安は桐安城で調味料の職人をしており、頼りになる感じ。創業式の食事は豚肉を数回に分けて煮る。花小麦の衣装が冬でマントになり、品があり若奥様だ~。好みの味付けを考え始める花小麦

試食しサンプルを無料配布して、購買意欲をそそる戦法の浣花園。口上は実演販売員な小豆子くん。

春風楼の趙さんは、既に2割引な調味料と契約を交わしていた。古い大豆を運ぶ女性と火花バチバチ。古いんじゃなくて腐ってるの??

周蕓児と文華仁のロマンス~。

柯さんにトラブル発生。引き抜かれてしまった呂彪は、カエルの時の片割れくん?鎮静の薬湯(順気的湯)を毎朝飲ませるように言う。

 

19話料理メモ

大根の煮込みかな。調味料は隣町にも売れ、万記が粗悪品と分かり軌道に乗る。孟郁槐が有名店と契約を結ぶことで一帯で売れたようだ。やり手な贅婿……じゃないお婿さん。

歳の暮れという事で、臘肉と卵を渡している。爆竹が鳴り年越し。大聖の嬉しそうな姿が良いな。繁盛鉢(盆満鉢満)で新年も儲かるよう願かけし、魚の形をした豚の煮こごり(豬肉凍)で見かけと中身の違いを説く。左料理人さんも良い人だな、一緒に褒めてあげて。花小麦は料理好きなんだろうけど、お休みはないのかしら。

花火があがる中、孟母はひとり酒、義母の胃袋も心も掴んでいる花小麦ツンデレさんがひとり酒でブツブツ言うのはアルアル。孟母が火事を見つけひとりで消火ってスゴすぎる。足跡から探偵もできちゃう孟郁槐。孟母は餃子を食べて寝たようだ。

姉夫婦に待望の赤ん坊が生まれる。鯉の汁物(奶湯鍋子魚)で滋養を取る。唐時代からの長安名物料理。

孟母の好きな板栗鴨排骨の甘酢あん(糖醋排骨)や蟹みそと豆腐の煮込み(蟹黄炖豆腐)で釣る花小麦あひるのおこわ詰め(八宝鴨)も。見ていられずお店を手伝う義母さん。盗み聞きして褒められてたら嬉しいよね。

困った時の交渉上手な韓さん。鴨肉の香味焼き(無水葫芦鴨)と細切り三菜の油あえ(炝三丝)で値引き成立なるか??


20話料理感想

新鮮なザリガニ料理(小龍虾)も加わり合格。この炝三丝は豚肉、ステムレタス(莴笋)、エノキタケ(金針菇)の三種。関蓉も嫁入りだが、ご近所さん同士でこんなに当て擦りあいするものなのね。

孟夫人もすっかり料理を気に入り、アサリ辛味炒め(辣炒花蛤)を食す。孟夫人が来る時は店を貸切にするようだ。

新しい店も孟郁槐の設計。ハチノスの辛味あえ(麻辣牛肚)を褒めつつ唐辛子をねだる村の人も、孟母が撃退。やはりこれ位の剣幕じゃないとやっていけないのか。鎮静の薬湯(蓮子湯)を作ると言う花小麦。気を鎮める蓮子湯は『尚食』でも出てきたような?

屋台で肉野菜炒め(八宝肉)と腎臓炒め(爆炒腰花)、揚げ豆腐(魚香豆腐)が注文されている。誰だっけ?と思ったらあの街で対決していた譚料理人さんか。結局店も失ってしまったようだ。

料理人としての腕試しは牛肉炒め(炒牛肉)と豚肉の蒸しもの(蒸蛋餅)。塩魚の塩分を薄めたのは褒められたが、脂身と赤身と分けずに切り刻んだので繊維が崩れてひき肉状になり、蒸すと脂が表面に浮いてしまい赤身が脂を含まなくなり柔らかさも香ばしさも失われる。皮を下敷きにして叩いて刻むより粗みじんに留めたほうが肉の食感が残っておいしい。味付けした牛肉は炒める前に油と混ぜると熱を加えた時に肉汁を閉じ込め柔らかさも保てる等々。

春間楼の開店には爆竹と獅子舞? パイナップル器な豚肉料理(菠萝咾咕肉)。大聖が周蕓児に惹かれたようだが、どうなるのかな? 韓風至にお店を紹介してもらってその態度はひどいと私も思うよ。孟郁槐は馬となり花小麦をおんぶ~。

科挙を受ける文華仁に、鯉の甘酢あんかけ(糖醋鯉魚)は事業成功や合格を願い、魚頭の唐辛子蒸し(剁椒鱼头鴨掌年糕)はよい運にめぐりあうように、蓮の糸飴のせ(糖丝密汁藕)は前途洋々を願い、卵腸詰め茉莉花蛋菇)は才能が花開きますように。
(つづく)

 

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