笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。アニメ「天官賜福」「愛なんてただそれだけのこと」「恋心は玉の如き」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

花小厨5,6,7,8話料理感想/木瓜銀耳湯,陽春麺,槐葉冷淘,寒食節,藤蘿餅,甘露子

5話料理感想

鏢局の柯さんの誕生祝い。
香菇火腿蒸鲟:鱼蒸籠と炭を使って、鱗の固い蝶鮫をカリッと香ばしく焼く。椎茸とハムを魚に詰め、ニンニクと生姜をのせている。タラで作る香菇火腿蒸鳕鱼がメジャーなよう。
鶏茸雪蛤木瓜銀耳湯。バラバラになった白きくらげ(銀耳)と雪蛤と鶏を煮て、パパイヤ(木瓜)を器にしている。雪蛤(ハスモ)はカエルの輸卵管で高級食材。ちょっと気になる食べてみたい料理。

潘さん親子にふるまう。
仙醤:桃の新葉(桃叶)で作った醤油。桃の葉を敷いてお菓子に使ったのかと思ったら調味料にもなっていた。豆腐に肉と魚のうまみが染みている。
豆苗の胡麻たれをタワー状に盛り付けしてる~。豆鼓醤も。

孫おばあさんの汁粉屋台。
この水辺にかかる橋が素敵なのだ、渡ってみたいな。花小麦の住まいは火刀村。芋ぜんざい(一碗芋)、くるみ汁粉(核桃糊)、杏仁茶をそれぞれ注文。なんだか美味しそう。

文華仁が言う「男女授受、親らせざる」は【男女授受不亲】で古代の交際礼俗。と言いながらもう花小麦はほっぺにキスしていますよ~。
「莧の実は白く玉の如く、さじを流れ香り屋に満つ」は、【大如苋实白如玉, 滑欲流匙香满屋】。文華仁、お金が入るようになったら孫おばあさんにふるまってあげてね。

団子(松黄団子)やおこし(凍米糖)、落花生煎餅(月亮花生粑)を平安さんに売りに行ってもらう。

お義兄さん、お姉さんのことを気が強いとは思っていたのね。

孟郁槐が白衣装でブーツと、まるで宝塚スターのような衣装で出てきて、坐る時にひらりと裾をひるがえすのもそれっぽい。関蓉は恋のライバル的ではあるが、いろいろと情報を伝えたり、連れ出した先でアイデアの源にはなっているのね。

漬物のお焼き:梅干菜焼餅。前回小麦が渡していたゴマがのっていたもの。なるほど、甘い物でなく梅干菜だったか。

孟郁槐の設計図で、屋台や中華道具まで作れる義兄さんのスキルがスゴすぎる!! そして『尚食』でも、『アド街』浅草編でもおこしが出てきて、ついにおこしが食べたくなる暗示にかかる……。

6話料理感想

今回はがいっぱい。

早速、あの川辺で手打ち麺を売っており、屋台というよりもはや青空食堂。1杯4文は高いらしいがたくさんギャラリーは集まってるな。大聖!福を呼ぶ招き猫的な! 揚げ魚の麺(魚鮓面)とジャージャー麺炸醤麺)を注文すると、漬物(醤菜)付き。粉から作るんかーい。大聖の一口多すぎやろ~。メニューがたくさん。と、ツッコミどころは多いが、美味しそうで麺が食べたくなってくる。

小麦畑の中を歩く花小麦。関蓉は葱油のあえ麺(葱油拌面)を注文、陽春麺もあるようだ。江南地区の名物で、具のない麺とスープのみのかけそば。シンプルであっさりしている。乾隆帝が南巡した時に気に入り名付けたという説も。

もうすぐ寒食節。茄子のあえ麺(茄丁面)。ぐいぐい来て店主のように振舞う関蓉に、花小麦はモヤモヤ。

文華仁が来て全財産をはたこうとする。寒食節冬至の翌日から105日目で火は使えず冷たい物だけを食べ、祖先を祀る。槐の葉の冷麺(槐葉冷淘)を出す。このタレがまた美味しそうなのだ。一般的には槐の葉の汁を麺に練り込んだもので、唐代からあり杜甫も好んだ麺だとか。孟郁槐も「槐」の字だけど、この麺にちなんでるのかしら。

王禹偁(宋代)『甘菊冷淘』
经年厌粱肉,颇觉道气浑。
孟春奉斋戒,敕厨唯素飱。
淮南地甚暖,甘菊生篱根。
长芽触土膏,小叶弄晴暾。
采采忽盈把,洗去朝露痕。
俸面新且细,搜摄如玉墩
随刀落银镂,煮投寒泉盆
杂此青青色,芳草敌兰荪
(略)
細かく上質な粉を、白玉の如くこねる、
切って湯にかけ、寒泉の盆に盛る。
緑色の麺は、菖蒲の如く香り高い。

孟郁槐まで妄想劇場?花畑は綺麗だけれど。

杜甫(唐代)《槐叶冷淘》
青青高槐叶,采掇付中厨。
新面来近市,汁滓宛相俱。
入鼎资过熟,加餐愁欲无。
碧鲜俱照箸,香饭兼苞芦。
经齿冷于雪,劝人投此珠。
愿随金騕褭,走置锦屠苏。
路远思恐泥,兴深终不渝。
献芹则小小,荐藻明区区。
万里露寒殿,开冰清玉壶
君王纳凉晚,此味亦时须
はるか遠くの露寒殿の君主も、
氷を入れた器で晩に納涼し、
麺を食しているだろう。

テイクアウト用の籠が可愛いな。孟郁槐は家まで送ってくれて紳士ね、すっかり暗くなっている。

贈り物は頬紅かな、容れ物もカワイイ。店もすっかり繁盛しており、鶏の細切り麺(鶏絲面)や温かい汁麺(熱湯面)も。

屋台は置きっ放しなのかしら……。麺がツヤツヤしていて美味しそ~。魚の揚げ物のサービス付きで、一番高い麺は12文。唐辛子苗は花が咲きそうになっていて、灰をまくといいらしい。この物語はドラマというより舞台を見ているような感覚かな。

7話料理感想

小吃の回。

唐辛子は芙澤県には趙家にしかない貴重な品。海老雲呑(鲜虾馄饨)に揚げ雲呑(酥炸餛飩)。雲呑のくるっと巻くのも小気味良い。

藤の花入りの藤蘿餅(とうらへい/藤萝饼)が油の中で発芽するように泡が立ち上り、花が咲くように揚がるのがなんかイイのだ。北京の伝統菓子で北京四季糕點の一。藤の花は食べられるが、豆には毒がある。

季節は端午節のちまき(粽子)作りとなり、肉卵黄蓮の実入り(鲜肉蛋黄莲子)、小豆なつめの餡(黄米豆沙枣泥儿)と多種多様。

そして唐辛子苗に最大の危機が!!覆っていた囲いが倒れ、激しい雨の中、懸命に救おうとしている姿は、まるで瀕死の人を助けているかのようなスローモーションで音楽もそんな曲調で……。帰ってきた姉夫婦も似たような調子で、何を見せられているんだとちょっと笑ってしまう。こういうパロディみたいなの好きよ。

孟郁槐は生姜湯(姜汤水)を飲むのもそこそこに立ち去り、馬を伴いあらわる~。

趙家で省城で有名な桃源斎の店主・宋静渓を紹介される。しっかりしていそうなお姉さんだ。

細切り鶏の冷麺(鸡絲凉面)。花小麦は関蓉に枇杷を煎じてあげていた。ほのぼのドラマの割には関蓉の場面はくどい気がせんでもないが、中国ドラマのヒロインライバル枠あるあるかなぁ。そしてみんな気が強い強い。唐辛子の苗が1本は折れちゃったのは、ある意味関蓉のコトかしら……。

春喜さんの17歳の親類は、13歳で婚約して来年秋に嫁ぐ予定で、見た目はいいが手先が不器用で料理が苦手なので、料理を教えてあげてほしいと頼まれる……。お姉さん、それは貴女の事では……。いじめられるかどうかは、境遇と性格デスね。

親類ちゃんは髪型も可愛く妹分な感じ。味覚のセンスもあり、すっかり師匠と弟子じゃないの。白菜(白菘)は爽やかだけど薄味なので、甘酢あんかけ。ひゆ菜(苋菜)は油で炒めるのが美味。ヒユナは、ハゲイトウの変種でジャワホウレンソウとも。

8話料理感想

エディブルフラワーの回。

早速屋台も手伝う親類ちゃん、なんだか画面がやたら清々しいぞ、お店の雰囲気って大事だわ。黄花菜、蓮、芙蓉の花も食べられるらしい。牛も橋を画面左へ渡っている。おぉ、なにこの型で作るオレキエッテみたいな麺!猫耳猫耳朵面)、面白い~。晋北地区で流行る。かの乾隆帝も南巡で気に入ったとか。
名前は月嬌ちゃんね。鶏湯麺(鸡汤面)を食す。

連順鏢局、今回も孟郁槐は花小麦お焼き(油酥肉火烧)持参で回想中。もはや新婚さん感さえあるね。

花を摘み摘み。3人並んで姉妹みたい~。宋さんは家に来るのか、出向くのかと思っていた。食前茶は蘭花(兰花茶)で、干して三月寝かしたもの。弾力感がある~平べったくして茹でて切って炒める…手がこんでいるな。宋さんが気に入ったのは茉莉花で煮た豆腐(茉莉煮的豆腐)、女性には好まれる花の料理。料理名をください。

花二蕎姉さんは海老や小魚の揚げ物(炸虾仁,炸小魚)の方が好きで、月嬌は肉好き。私も姉さん寄りかも。百花宴という酒宴で花の料理を出したいと意見を求められ、花小麦は花の香りは似たり寄ったりで季節ごとに楽しむのはいいが食欲をそそらないと率直に伝える。客層の違いよね。花小麦も誘われ大人気~。

癒しの義兄さん。花小麦も魏無羨@陳情令みたいな悪夢を見て、孟郁槐も盗賊に遭ってるんだけど、つい大丈夫だろうと思ってしまいもう少し心配した方がいいのかしら……。あ、孟郁槐母、確かに気が強そう~~。花小麦も心配で料理に身が入らず、腰花麺にモツが入っていない等クレームが入る。

牛が橋を画面右へ戻って来たら店じまい、なんだか牛時計になってないか。実際にアフリカでは牛の飼育の行動で時間を計る村時間的なものがあるとか。

元気に馬で戻ってくる孟郁槐。うん、やっぱり心配は要らなかったね。見つめ合うふたりに、やってらんないと言わんばかりなお馬さん~。

孟郁槐を囲んで食事と回想。舟が盗賊に襲われるが、無事荷も取り返していた。鏢局は役所に頼ると見下される稼業のようだ。甘露子(チョロギ/ 酱甘露)を気に入る孟郁槐。シソ科の根の先端の塊茎。ふたりの様子にお姉さんも思うところがある様子。
(つづく)

▼甘菊冷淘が出ています。

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