成化十四年12～15話料理キャスト声優2/豆腐料理,桂順齋,龍井茶と西施

『成化十四年』BS放送は、主題歌・前回のあらすじ・本編・ED・BTS・次回予告という、珍しい構成となっている。

BTSはシリアスなドラマだと物語のイメージに影響するところだが、このドラマの作風とあいまってほんわかムードを醸し出している。

キャストと声優その２

・成化帝：蔡珩/ 本人
・万貴妃：贾静雯（アリッサ・チア）『悪との距離』宋乔安/邱秋『瓔珞』瓔珞、『琅琊榜』穆霓凰、『永遠の桃花』玄女

・丁容：余洺轩 歌手、『三国機密』卢毓

・薛陵：熊熊『相约下一个雨季』/ 齐斯伽『水漫金山』
・万通：陈威旭『兵王传奇』许言

・姉唐瑜：潘时七『瓔珞』嘉妃

・東姑：辣目洋子『大唐流流』马海妞
・泥鰌：董李无忧『長安二十四時』祝玄、『大明皇妃』小朱祁镇/曾梦玉『有匪』周洁琼

12話

隋州は黄景隆に「法は道具であり規範/法既是工具也是准则」「法を主とし情で補う/法为主情为辅」と言う。

汪植はそっくりさんの楊福に鉄仮面～。『仮面の男』か！

上司の万通は相変わらず隋州にネチネチ、「魚は頭から腐る」は【上梁不正下梁歪】、ここで上なのは貴殿では？？　錦衣衛小旗な薛陵は罰せられているかと思いきや、書字が嫌いなのにさんざん書かされた様子で……。

建元2年漢の武帝は張騫（ちょうけん）を西域に派遣。2度の遠征で汗血馬,葡萄,石榴,胡麻等を持ち帰った。猛毒をもつとされる狼桃を毒味した唐泛は、形が丸い茄子に似て蕃地（未開の土地）が原産のため蕃茄（トマト）と名付ける。
：トマトはペルー・メキシコ原産で毒があるので「狼桃」と呼ばれていたようだ。中国茄子の形に似ており、外国から中国にもたらされたものには「蕃〇〇」が付く。張騫うんぬんはトマト伝来の歴史とは合わないが、初めてトマトを食べて大丈夫だった人エピソードなのかな。日本だとフグを最初に食べた人は？となりそうな。張騫が持ち帰った野菜では胡瓜が有名。

そして解剖に遺体を欲しがる裴淮。汪植の万貴妃へのお土産江西の飴がオレンジ色してる割にはシワシワしていると思っていたら、【江西的蜜饯】で砂糖漬け。

牢から出所して豆腐を食べるというと、韓国ドラマでよく見るやつ。豆腐を食べ清廉潔白に生きる、豆腐になった大豆は元の形には戻らない、ゆえに再犯したり逆戻りしたりせず生まれ変わるの意味らしい。東姑さん、倩兮（せいけい）と本名を言っていたがスルーされていた。

隋州が手がけた豆腐宴は、ドラマには料理名が出てこないので推測。豆腐羹or文思豆腐（千切り豆腐スープ）、麻婆豆腐、煎肉馅豆腐（豆腐に肉餡）、炸豆腐丸子（豆腐肉揚げ団子）、凉拌豆腐（豆腐にタレをかけたの）かな。文思豆腐は乾隆帝時代に考案された精進料理とか。美味しそう～私も招かれたい。後日の献立で豆腐料理を作った人は仲間～、私は麻婆豆腐。

お札のような紙幣ね。

糖葫芦（山査子飴）、甜豆花（甘い豆腐）、豆花糕（蒸し菓子）を欲しがる冬児。汪植に葡萄を渡す11歳な泥鰌くん。葡萄は先ほどにも出てきたが、世界の中でも中国はかなり早くから栽培していたようだ。

姉唐瑜登場。瓔珞の嘉妃だが最初は分からなかった。子供は澄。唐泛は22歳だった。

女性患者は不眠らしいが、ブランコに乗って裴淮はなんの怪しい治療してるんだろ。
情報をいただき、19世紀頃、アイルランドの医師ハローラン(Hallaran, William Saunders)が回転ブランコ'circulating swing'を利用して躁病患者に睡眠を導入したというものがあるとのことでした。おぉ、そうなると小説『空中ブランコ』に出てくる不眠症のブランコ乗りはなかなかシュールな設定な気が。2022.4.4追記

汪植の言わぬが花は【佛日不可言不可言】。子供の誘拐事件解決に向けて3人が協力する。