笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。アニメ「天官賜福」「愛なんてただそれだけのこと」「恋心は玉の如き」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

風起洛陽5話~8話感想キャスト/胡辣湯,宇文愷,金匱要略

5話感想

二郎は去ろうとする高秉燭の腕を百工結びで止める。えっ、腕結びしちゃうの??抹額@陳情令みたい~。毒は沙遅蛇毒だった。内衛を手にかけたのは陳闕(ちんけつ)。

文書を調べたい高秉燭に月華君が言った待ち合わせ場所は長夏門。文書には官印のない「2月19日貸し船5艇」の文字。

月華君たちは武氏の傍系として陛下(則天)の寵愛を受け、非難が絶えない。兄から婚期を逃すと言われた月華君は、杜家・孟家・崔家を訪れて婿を連れ帰ると言う。

沙遅蛇毒は西域で採れ、高温で藍青色に変化、奇怪な毒で外観を変えず臓腑を腐らせたちまちに殺し、翌日皮膚に紅斑を呈す。瀕死の者には薬となり極めて高価で西域からの朝貢品。

婚礼に来ていたのは324名だが、欠席したのは、工部監事 黄安、兵部参謀 呉成、礼部通事 顧嘉の3人。

酒売り 白浪(蒋龙)『扶摇』小七、《全职高手》黄少天、《猎罪图鉴》外卖小哥、《特战荣耀》吕小天登場!こういうお調子者は和むなぁ。連山堂の河川を扱う家系で、神都の水路分布を熟知している。名匠 宇文愷(うぶんがい)は都を造営し、神都三河 17支流の全ての流れを記した。失われたが頭に入っている。宇文愷は隋 第2代煬帝のもとで東都(洛陽)の建設を主導した人物。

銅の輸送は、百里家 垂柳行が行っている。神都は大河沿いの盆地にあり、下流の水路は6本、3本は伊河につながるが、1本は長すぎるし、1本は細すぎる。最後の1本は龍門埠頭に。


6話感想

銅の取引現場に現われる月華君。高秉燭の「なぜここに?」は視聴者も思ったよ。

今回のアクションの見せ場は火事の救出場面。なんでも後漢張仲景『金匱要略』(きんきようりゃく)由来な「息の口移し」な場面もあった。漢方の古典医学書で、『傷寒論』は急性、こちらは慢性疾患を対象とされているそうだ。婿を連れ帰ると言った後でこの展開は、今後そういう匂わせもあるのかしら。

柳然はスズキの汁物【鲈鱼炖汤】を作らせたが、二郎はスズキは刺身【鱼脍】が一番いいと言う。夜に刺身は胃に悪いそうな。

家長に群がる割には、大理寺からの勅旨には尻込みする皆さん、そんな中、柳然がカッコイィぞ。

工部監事 黄安の家を尋ねると葬式が営まれていた。南市の白粉店で波斯欝金香油を贈った相手は、側女の翟氏だが追い出されていた。

銅は兵部尚書の宋凉が京畿の兵営に運んでいた。木牌は垂柳行の大番頭の滄波符で、首が飛ぶ商いをしている。

柳然が付けているのは桂花油。妓館で妓女に取り囲まれた二郎は拳を握りしめふるふるしている。


7話感想

七娘が「お金を握らせれば聞き出せるかも」と言うと、あっさりお金で聞き出す行動力のある二郎さん。たどり着くと既に側女の翟氏は殺されており、垂柳行の番頭を追ってきた高秉燭と再びコンニチワ。「陛下に上る書」があり、そこには黄安が記したとおぼしき「帳簿係 林仲により発覚。銅を着服したのは巽山公」とあったが、そんな文が残っているのがアヤシくないか。

聯昉では、間風で肉売りの趙陽が隼で連絡を取っていた。間者は善巧か浮屠でしかないので、臥仏令の発動をと請うている。

月華君は武氏の威光ではなく、「内衛は神都の貴族を守る責がある」と正義を貫きたいのね。武氏には武后、晋王、駙馬がおり、残念な御仁もおいでのようで……。

白浪が出てくるとホッとするな。黄酒を奢り巽山公の行動を探り、そして高秉燭への請求にはちゃっかり上乗せする。

高秉燭の事を調べに、不良井 戸籍庫管理人 丑じい(从瑞麟)《风起陇西》林良、《对手》徐志良に会いに行く月華君。不良井のセットが楽しそうで、見ていると歩きたいな~と思ってしまう。月華君は7つのお墓の前にいる高秉燭を訪れ真相を問い、「神都の民」「功罪を示し必ずや正しき裁きを下す」と誓う。

どうやら不良使だった高秉燭の善意で、外へ出てはならない不良井の青少年たち7名を神都見物へと繰り出す。そこで目に入るのは毎度お馴染みサンザシ飴なのね。帰り道、太子(当時の桐陽王)の襲撃場面に遭遇。高秉燭が援護に駆けつけ、それを追って不良井の子達も応戦、官軍は桐陽王を守って逃走、残った彼らは暗殺団に殺された。

……これはキツい。自分を責めるしかないヤツ。そもそも不良井の人には人権がなさそうだから、この事ではなく神都の人と揉めて何かあっても全く不利な立場。残された家族も恨めしいばかりだろうし、出口がない。

高秉燭の慟哭がこれまた胸迫る……。膝枕してかなり近づくふたり。

今回のアクション場面は太子を襲った林の中

 

8話感想

高秉燭が酔い潰れている間に、名入りな墓碑を彫っていた月華君。器用で優しいね。柳襄(張晞臨)『家族の名において』凌和平は毎月6日に朝廷参内、10日に周山で座禅を組み、15日に白馬寺で粥を施す。淳化坊の裏で待つように言う月華君。柳襄が凌霄パパ@家族の名においてと聞き込み、確かにそうだった。

自ら作った胡辣湯を食べてもらう七娘と、巽山公の元へ里帰りと称して行きたい二郎の思惑が交差してオモシロイ。胡辣湯河南省名物で胡椒、唐辛子、羊(牛)肉、羊骨高汤、生麩、小麦粉、春雨、黄花菜、落花生、キクラゲ等から作られている。

二郎の好物は、陶化坊の焼鳥、陝州の鯉伏牛山のキノコ【陶化坊烧鸡、陕州鲤鱼、伏牛山针蘑】巽山公を前にして親の仇のような顔をしている二郎さん……って親の仇か。あの文はホンモノだったのか、巽山公の仕業?

珍しい七重の組み物【七重斗拱】を見たと話す二郎。斗栱は柱の上にあり軒を支える。帳場に近づいた者は殺すという家訓があるのか!怖ぃ~。

尚善坊 淇泉湯社で二郎、月華君、高秉燭の3人が一同に会す。3人一緒は初めてだっけ?護衛の鳶飛(韓帥)『玉楼春』萧鸿飞、『燕雲台』萧缀里、《八佰》督战队队长がいきなり巽山公を「おまえ」呼び。コチラの方が偉いの?

永川郡主 李鹿(李淑婷)《平行迷途》苏小溪、《安乐传》帝承恩の誕生日。祖母の陛下より浄顔泥が賜れる。贈る扇につづれ織【缂丝】手織絹織物、瑠璃色の布、牡丹の刺繍(江南繍女作)のどれがいいか尋ねる七娘。

月華君の兄は波斯の金器を贈る。東川王 李譯忱(劉端端)『慶余年』二皇子李承泽、『上陽賦』宋怀恩、《雪中悍刀行》赵楷登場。波斯王子と馬球で競い、波斯琵琶を勝ち取ったと話す。やたら波斯(ペルシャ)が出てくるな。そして第二皇子@慶余年な東川王……気付かなかった~前髪の印象が大きかったせいかな。

手回し水車式流れ回転中華な祝宴、雅ね。郡主の母が太子妃とは、あの襲撃された王の妃?二郎の宴の感想は「良/甚好」。良でも有り難いらしい二郎グルメ評。スピンオフで二郎が神都グルメ王になるまでの物語とかないのかな。

帳場は将作監特製の蛇盤鎖で施錠されていた。蛇がうねっている形の錠前だった。作監は古代中国の建設省

西域の料理人の棗菓子【枣酥】は美味でかむと口の中で溶ける。屋敷に忍び込む高秉燭、なんとか巽山公を足止めしようとする二郎たち、ドキドキするな。

 

 

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