笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

風起洛陽9~12話感想キャスト②/饆饠,餺飥,棗花糕,公子楚の正体

9話感想

蛇盤鎖の鍵を高秉燭に渡す二郎さん。錠前を見ただけで「なぜ作れた?」に「私は百里弘毅だ」がふるっている。

巽山公を足止めするため、月華君と二郎の連携
月華君:棗菓子は少し粘つくので美味ではない。棗は点心向きではない。
二郎:皮に蔗糖を加えると、棗の甘さと相まってしつこくなる。西域の棗は甘くてもしつこくない。西域では練る時に油脂を加え、口で溶けやすくなり、棗の餡の甘さに影響する。

太子妃 杜氏(魏辰妃)映画《亿万懦夫》黑哥妻子杜氏なのね、巽山公を追って言った二郎の言葉が「用件は…棗菓子です」には笑ってしまったよ。高秉燭は隠し部屋から垂柳行の帳簿を見つけ出す。

二郎が高秉燭について「ああいう男は信じるべきではない」と言う一方で、月華君は「私は信じる」と言うのがいいね。

あの帳簿は銅のすり替えの記録であり、春秋道は河東柳氏とこの数年関係を築いてきた。この師弟は鳶飛? 帳簿は暗号で書かれており、二郎が解読しようとするが聯昉に頼むことに。

法善寺を訪れた月華君と二郎が神妙に拝むのを見て、一応手を合せる高秉燭がカワイイ。「洛陽万塔も浮屠塔を見ず」「聯昉星羅も十二浮屠を見ず」法善寺は聯昉の浮屠塔だった。浮屠塔は12だけ。祭壇には「盈」「瞞」の文字が。

韓執事に帳簿を渡すが予想以上にあっさり奪われ倒れ、高秉燭に「崔記」と書かれた札を渡し、「饆饠」「明りを消せ」と伝える。饆饠(ひちら)は唐菓子の一つで、もち米の粉を水でこねて焼いたものか、小麦粉で中に餡を包んだものらしい。

竹林の中、帳簿を奪った黒衣を追う月華君と二郎。戦闘力のなさげな二郎が竹を槍のように投げた場面では、おぉ~と思ったが当らんのか。今回のアクションは竹林での攻防。高秉燭が賊を追おうとするも、月華君が負傷しているのを見るとそちらが気になる様子で、ふたりには信頼関係が芽生えていてよきよき。

南市・崔記饆鑼舗。韓執事が言っていたのは場所の名なのね。入口の明りも消す。公子楚が東川王と言い当てる高秉燭。ネタばれで知っていたけどさ。

・聯昉は陛下の耳目なので親族以外には任せられない。
・太子や晋王の代は任務に割く暇はなく、その下の代で有能な者は限られている。
・陛下にとって聯昉は耳目、内衛は右腕で、秦御郎は武姓。ならば公子楚は李姓のはず。
・法善寺に地蔵王が祭られ、東川王と妹 宏桑県主の幼名は瞞と盈で、聯昉ゆかりの地。

「都の闇市では銅の流通量は正常だが、木炭が異様に多い」と高秉燭に伝える東川王。


10話感想

河東柳氏の事を聞きつけ、滎陽鄭氏、博陵崔氏、京兆杜氏ら名門が仙居殿の外で跪いている。「暇を持て余している輩だ、跪かせておこう」と陛下……。崔氏や杜氏は月華君が5話で言っていた名家ね。仙居殿は上陽宮の正殿 观风殿や化城院の北に位置する宮殿。

焦氏酒坊では"南市の高秉燭を知る酒売り”さんこと白浪が。木炭が増えているのは永川郡主の屋敷らしい。餺飥を二郎が食べると吐き出すが、それを悠々と食べる高秉燭。餺飥(はくたく)は汤饼の別名、古代のゆでた麺。

顔に泥を付けて、二郎の好きな花を植える健気な七娘。名前を呼ぶワケでもなく咳払いで気付かせる二郎くんてば……。永川郡主への進物は仕掛け箱。二郎さん、器用ね。臨川荘は巽山公に売られていた。

東川王は陛下(咏梅)映画《地久天长》王丽云、《小欢喜》刘静に上等の桜桃を献上。櫻桃はカラミザクラ(唐実桜)の実(さくらんぼ)か。今の太子がなぜ皇位を追われたか。回想で太子 李頓(王伟华)《青云志》毒神が雨の中仙居殿の前で跪いている。天下を岳父に渡そうとした。内舎人 楊煥(刘梦珂)《我和我们在一起》薛宁、《下午一点的她》苏西は首を横に振っている。太子は先帝と朕の実子だったが、国を己の私財と見なすのは許せなかったと語る陛下。

揺れる狭い馬車の中で密に並んでいる二郎と高秉燭。オモシロい雰囲気が漂っている。月華君は楊煥へ碧雲軒の棗花糕を手渡す。相談できる仲なのね。神都で評判って、二郎さんが棗菓子を熱弁していて評判になったとか?インフルエンサー二郎さん?

臨川村。ここの地質は銅の製錬には向かないと分析する二郎。手づかみで食べる高秉燭と箸を丁寧にぬぐう二郎さん~。この村では川があるのに水を運んでおり、銅の廃液で汚染されているらしい。銅山汚染はこの頃からあるのね?

あっさり臨川村・製錬場へと辿り着く二郎と高秉燭。取り囲まれ高秉燭が二郎に喧嘩の経験を尋ねると「お前とだけだ」という回答がイイね。二郎の武器は煮えたぎる銅をぶっかける攻撃。結構残酷だな。走って逃げる二郎が転ばないかとハラハラしていたら案の定、転んだ。一旦は置き去りにする高秉燭だが、馬で助けに来てくれた~。高秉燭の肩を持っての二人乗りは大丈夫かぃなと思ったが、馬に乗れる人なら大丈夫か。

二郎を心配した七娘が駆けつけた先は巽山公。嗚呼、二郎の事が分かっちゃったようぅ。巽山公七娘の事は本当に案じているのよね。鳶飛が何も言わずに去って行くのが、顛末が察せられて良い演出だ。

なぜか高秉燭が巽山公の元を訪れる。お茶を飲んでも大丈夫なのかな。高秉燭は銅山はどうでもよくて、捜したいのは春秋道。「私が春秋道だ」と言う巽山公。

スピーディーな展開の物語。仲良くないけどコミカルな関係の二郎と高秉燭にも注目

陛下役の咏梅さん、田中裕子さんみな静かだけれど凄みのある演技だと思っていたら、映画『地久天長』にて2019年ベルリン国際映画祭で女優部門の銀熊賞を受賞されていた。

 

11話感想

臨山荘で鳥の煮込みもうまかったと言う高秉燭。巽山公は「間もなく転覆するこの世界を見るべきだ」と言って自死、そこへ二郎達3人が到着すると立ち尽くす高秉燭がいた。もはや死人の傍には必ず高秉燭あり……。

「刀以外信じない」と言う高秉燭の言葉に、ショックを隠せない月華君。七娘は別れ際の叔父を回想している、七娘には良い叔父だったもんなぁ。二郎は柳然に父の死と関係すると伝える。

大理寺卿 高昇(冯晖)《赘婿》苏伯庸、《九州缥缈录》姬谦正に柳公の処理が託され、大理寺亭長 裴諫(郑家彬)映画《诗人》张义が不良井の封鎖を解くよう進言する。「無駄なものほど有用」と言ってきた二郎、ここでの扁額は「恵風祥雲」。気落ちする七娘を二郎が訪ねるが部屋には入らず。侍女が烏骨鶏の汁物を勧める。

町中の屋台での胡辣湯を見て「七娘の作った物は具が多すぎた」と思い出し笑いをする二郎、そこで店主が銅銭を秤で量っている様子を目にする。

再びの東川王と高秉燭。製錬場で押収した銅銭は3万3千貫、横流しされた銅の量に比べて遥かに少なく、偽金は官銭より重い物すらある。春秋道は神都に長年潜んでいた秘密組織で、5年前に壊滅している。

不良井を二郎が白い衣装で訪ねる。目立つだろうなぁ。そこでは子供たちにお焼きを手渡す。「きれいな服」と親しげに寄る子供の姿は、阿苑@陳情令を思い出すね。

錬成場に潜り込む二郎さん、洞窟の細い一本道なので、見つからないか案じていたらやっぱり背後から……。

二郎さんと七娘の距離が少~しずつ縮まっているのも見どころのひとつか。あの状況でわざわざ鳥の煮込みを言い、烏骨鶏の汁物って何か意味があるんかな?


12話感想

二郎の狭い洞窟内アクション~。そこへ高秉燭が! 不良使 王登成(韩朔)『ロングナイト沈黙的真相』黄毛、映画《梅兰芳》小四の所へ2人で赴き、高秉燭が二郎を縛り、坑道を歩いていると背後から王登成が高秉燭を刺す!アヤシイと思っていたよ~。

兵部尚書 宋凉(张兴泽)《剑王朝》贤王、《如懿传》兆惠、《上阳赋》があらわれ、皇帝を「妖后」と言い内衛を潰そうとする。宋公の仲間入りをする高秉燭。龍馭軍や鳳鳴軍の持つ武器とは比べ物にならない奩山の最高級の銅を鉄に浸した武器を作っていた。先帝と皇子や忠臣を殺した妖后を亡き者にしたいようだ。そこへ月華君と二郎が駆けつけ、洞窟内での弓矢戦。高秉燭は二郎に「遅いぞ」と言い、二郎は「私を信じすぎだ」と。

二郎と高秉燭の連携の種明かし
王登成は午前中から医者と言っていた→瓊鍋糖は柔らかく作りたて。∴さっきまで母はいた。
高秉燭は苦いと言う→苦くない。
羊汁を可と評していた。成使になんでも話せ→羊汁の品評はしてない。∴王登成を信じるなという意味。
王登成は通報を止めた→高秉燭は「共謀を疑われるよりマシだ」と連れ立つ。∴示唆。
高秉燭が二郎を縛る→百工結びは二郎考案。∴解け、月華君へ知らせる。再び錬成場でのアクション、二郎も頑張る。

内衛 ・奉御郎 武攸决(张铎)《美好的日子》秋实、《沉睡花园》邵宁武の馬車を弓矢が襲うが、馬車の中には乗っていない。うん、そうだよね。錬成場と馬車のアクションが同時に展開される~。

黒衣の男、あらわる。二郎が宋公に迫る。

 

 

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