途中までとなっていた陳情令各話感想。吹替版放送をきっかけに、50話まで向けて再開します!
第14話感想・屠戮玄武との戦い
ピアノ「忘羨」♪ 卯の刻で藍忘機は目覚め、抹額も戻されている。妖獣は玄武神獣,玄冥,亀蛇の水神に似ている屠戮玄武、運悪く殺されても恥にはならないと言う魏無羨を見つめる藍忘機。
ふたりは残された弓矢と弦殺術で立ち向かう。藍忘機が術をほどこしたのでふたりは意思疎通ができるようになり、魏無羨が甲羅の中に潜り込みと、喰われた死体や霊識がそこかしこにある。ある剣に触れると激しく怨念が叫び、この剣が屠戮玄武を封印していた。
屠戮玄武のアゴに剣を刺した魏無羨、藍忘機も弦殺術で屠戮玄武を縛りあげる。怨念に包まれ顔つきの変わる魏無羨。結局、弦殺術と剣の力で倒したのか。ヴァイオリン『忘羨』♪。
不夜天では傀儡が錬成されていた。温旭に薛洋を捜索させるよう温晃に言いつける温若寒。陰鉄が3つ揃っても、残りの1つで作られた傀儡は操れない。
忘羨
ピアノ『忘羨』♪ 魏無羨は「心配そうにする藍の二若君の顔を見られるとは」と言い霊力を送られるが、「退屈だ」「何か歌ってくれ」と頼む。すると藍忘機は歌い始め、魏無羨の意識が遠のく中、出会いからの教化司までの忘羨MV集!そして『忘羨』が流れる。
「この曲の名は何ていうんだ?」に藍忘機が答えるが、その声は届かない。
救出されるが……
剣を握りしめている魏無羨。金子軒が助けてくれていた。藍忘機は去っており、江澄と金子軒は7日寝ずに助けに来ていた。姑蘇と清河は温氏に占領されており、金子軒が金宗主に温氏討伐を訴えてくれたので救出できた。魏無羨は金子軒に礼を言う。各世家は温氏から逃れて蘭陵金氏に集まってきている。
温晃のもとに暮渓山での事が報告され、温逐流に王霊嬌と共に雲夢に乗り込むよう命じる。浮かない返事の温逐流。
蓮花塢
凧に弓を射る雲夢江氏の門弟達。江楓眠が子弟(六師弟)に教えている射方は、魏無羨が温寧に教えていたのと同じ。魏無羨は濃紺に灰色模様で、里衣と袖紐に赤が入った衣装となる。
魏無羨が目覚めると抱擁している落書きと師姉が視界に入る。江澄が蓮根と骨付き肉の汁物を持ってきてくれた。口元を師姉に拭いてほしいと甘える魏嬰。言葉がきつくなる江澄を江楓眠が止め「腹が立っても口にしてはならぬことがある、言えば雲夢江氏の家訓を理解していないも同然」と言うと、虞夫人現われる~~~。
ギスギスした展開になっているが、元は一応、気に掛けて来たのかな? 虞夫人がまくし立てている間、江楓眠が魏無羨の足をポンポンしていたよ……。今回は虞夫人の事をあんまし聞かずに画面を見ていたもので……。周りは「また始まった」とスルーする感じだったのかな。そしてそれが虞夫人の怒りを増し…以下ループ。
しょげかえる江澄を魏無羨が追っていくのを見ると、蓮花塢建物の構造が少しわかる。魏無羨は「未来の家主には厳しくするが、自分はおじさんの友達の子だから遠慮する」と言うが、江澄は「家訓も分からず気骨もないから嫌いなんだ」。すると「家訓が何だ。歴代の家主が全員同じわけがない。藍翼もそうだった」と言い、江澄の反応をうかがう魏無羨。「お前が家主になれば俺は配下、お互いの父親のようにな。姑蘇の双璧が何だ、雲夢は双傑だぞ」。流れる『意難平』♪
(つづく)
この第14話のMV集は好きでよく見返したものだし、ここで流れた『忘羨』で、あの第2話の大梵山でのあの曲!!と感激したものだった。当時は録画を残しておらず、WOWOWオンデマンドで第2話を視聴し涙していた。印象深い回。
吹替版14話
魏無羨の「神聖な獣がガーッと牙をむいて人を襲うか?」の言い方が面白い。そして曲名の『忘羨/wàng xiàn』を音声で入れてきた~~~!!
金子軒の髪型、中央に編込みが入っていたのね、凝ってるな。温逐流(酒井経幸)の「はい」は低い声だ。六師弟は幼い感じでカワイイな。最後,魏無羨の「またヤツらに会えるのかな」はこんなに遠くなる感じなんだ。
ドラマと小説・アニメとの違い
原作小説『魔道祖師』第2巻 第11章絶勇~12章三毒。
アニメ『魔道祖師』前塵編第9話、第10話。
金子軒が助けに来た辺りはドラマオリジナル。ドラマの方が蘭陵金氏に仙師が集結している感が加わり、温逐流達の動きも説明されている。アニメでも金子軒は助けに来ていたが、清河はもっと持ちこたえていたし、金宗主は日和見で動かずだった。
そしてふと浮かんだ「魏無羨は屠戮玄武の中にどうやって入ったんだ」疑問。原作では腹のふくれた屠戮玄武が頭をひっこめてお休みしている所から入った模様。一般的な亀は身を守るために頭をひっこめるが、この屠戮玄武は満腹なライオンのような設定だな。なので穴から入り、屠戮玄武の頭部はひっこめていた奥から出てきたのかな?と解釈した。ま、妖獣だからなんでもアリなのだが。
長らくお休みしていた陳情令各話感想。自分が気になった箇所や台詞や衣装などをまとめているのだが、思い入れの強いドラマなだけにしっかり書きたいという思いや、意外と地味に労力がかかる事や、これからの展開を思って躊躇したり、アニメで書いた所はあまり書く気がしなかったり、今更感もありとあれやこれやが重なっていた。50話書きあげたい思いに反してなかなか手つかずであったのだが、書き始めるとやっぱり楽しい。この勢いで完走できるといいな。
<陳情令用語メモ>
・屠戮玄武:玄武は古代の神獣で、頭は蛇で体は亀。その姿に似た屠戮玄武は妖獣で人を霊識ごと喰らう。
・弦殺術:琴の弦は7本、1本でも束でも使え骨を断って肉を削ぐ。
WOWOW字幕版放送:2020年4月9日(木)深夜
WOWOW吹替版放送:2022年5月26日(木)深夜
▼吹替版第1~12話まで感想
外部サイト