この回からエンディングも変わる。
26話
上師は皇后が関与した証拠の文を、蕭元啓に渡している。濮陽上師が蕭元啓に言った「我が子のためなら愚かにもなる」は、上師や蕭元啓の母を思うと、痛烈な皮肉だな。
そして蕭元啓は濮陽上師を振り返らずに背後から刺す。この時の濮陽上師のペアな虫の髪飾りはなんなのだろう。蝉っぽぃんだけど。
濮陽上師は蕭元啓に忠告する「悪に徹し残忍になってこそ大業を成せるのだ」と。倒れず座りこんだままの濮陽上師。えっ、そういう扱い?
なんとか蕭平旌と蕭平章ふたりを助ける方法が見つかった……と思ったら、戦がやって来たよ。『琅琊榜』第54話を思い出すよ。黎老堂主もやってられんよ。
拓跋宇は「陳王は賊軍に連敗、大渝と密約を交わし、陰山の関所を通させる」と知らせにやって来た。それはすなわち長林王の危機。助けにいくことができるのは蕭平章だけ。
『琅琊榜』ではすんなり梅長蘇を行かせた霓凰郡主だったが、小雪ちゃんはそうではない。だけど父も弟も見捨てたならば、蕭平章は一生後悔して生きることになるこのジレンマ。叩頭して嘆願する小雪ちゃん……取り乱せるのは夫婦だから。「ずっとあなたに抱きしめられていたいって」が泣ける……。
眠る蕭平旌を見ながら、蕭平章は林奚に「すばらしい女子から義務ではなく全身全霊で愛される価値がある」と言う。こ、これは江澄(蕭平旌)に魏無羨(蕭平章)のを処置する温情(林奚)@陳情令ではないですかっ。なるほど、江澄が温情に好意を寄せるワケだ。
小雪を案じる荀飛盞に、「夫婦は愛を誓い心を同じくする」と刃を突きつけている。荀飛盞が苦労人すぎて……いつか報われてほしいわ。
蕭平章の甲冑姿!そして小雪も共に出陣。
あら蕭平旌、もう目覚めたの。
27話
長林王は寧州で包囲されてしまう。三月の湾刀を再現させてはならない。100年前に大渝・北燕・東海の三国が、梁を湾刀の形のごとく侵した。言侯の活躍だ~~~。もう100年前になるのか……。三国の湾刀は、意思を統一させる鬼才な指揮者がいなければ実現しない。
蕭平章たちが救援へと向かうは蘆塞。
蕭平旌、もう馬で出立できるほどに回復したの? 蕭元啓を連れてっちゃダメだよ~。
追い込まれる長林王の元に、長林軍の旗を立てた蕭平章たちが駆けつけた時の興奮よ~~~。
そんな気分を上げといて、え?蕭平章が馬から落ちてしまうの?ここ? 道中、寝入っている蕭平旌もなにか感じた?
焚火の近くでゴロンと横になって寝ている林奚さん、わりと野生派ね。うずくまっている方が林奚かと思ったよ。
蕭平章は小雪を抱きしめながら「長林軍の男として戦場で死ねる」と言って、長林王が見守る中、亡くなる。蕭平旌は間に合わなかったか~。兄弟の回想が悲しい……。
小雪が身ごもった!蕭平章には知らせない鬼な脚本……。藺老閣主の元にも訃報が届く。小雪は琅琊閣へと行くことに。
蕭平旌が「魂は消えず」と号令をかける姿と、かつての蕭平章が「いざ戦え」と腕を振り上げるのが重なり、良い場面だ。
陛下は蕭平章の訃報を聞き、嘆き悲しんでいる。かつて梁帝 蕭選が赤焔軍のことを聞いた時は、どんな様子だったのだろうと想像してしまうわ。
そして蕭元啓の発言によって、林奚が蕭平旌に施した事が分かっちゃったよ。
林奚の「世子は自分で選択し、私も自ら決断した。でもあなたに選択肢はなかった」という言葉に感じいってしまった。選択肢のない中で陥った状況に、人はどう立ち向かうのか?
(つづく)
長林軍の勇ましさに沸き立ち、言侯の姿も嬉しかったのに、蕭平章が逝ってしまったのにしばし遠い目になり……上げて下げてがギュッと詰まった回。
蕭平章の姿は、梅長蘇が第54話で戦ったのと重なり、今回は小雪が同行して子を残していったのが違いといえば違いか。あの時に同行した藺老閣主は、今回、どんな思いだったのだろう。
2周目で展開はわかっていても、蕭平章が馬から落ちてだったのは覚えていなかったな。いつもはネタバレを避けて見ないEDも、今日はじっくり聞き入ってしまった。
28話
蕭平旌の髪型も少し変わったね。林奚は小雪に帯同して琅琊閣へ。画面左に林系が、右に蕭平旌が互いに反対を見ているのが切ない……。
また新年がやって来て名もなき位牌に拝礼しているけれど、長林王と蕭平旌のふたりになってしまったのが悲しい……。
甘州営へと自ら赴く蕭平旌が殿外から叩頭する姿に、無邪気だった頃を思い複雑な思いになるなぁ。
甘州営に足形の文が届き、甥が生まれたようだ。
1年後、皇太子(胡先煦)《棋魂》時光,《如懿传》第4皇子永珹 が成長している!13歳。陛下は蕭平旌に三品の懐化将軍の位を授ける。寧王だ~~~。相変わらず穏やかそうで。陛下とは30歳違うのね。
荀首輔は「幼帝の国は危うい」と、また起こってもいない心配が始まってるけど、「私が禁軍の統率を任されているのは、どんな時でも陛下のご命令にしか従わないからです」と言いきる荀飛盞大統領の格好良さよ。
陛下は皆の前で「皇太子を新帝に、長林王に補佐を」と宣言。陛下が最後に呼んだのは「兄さん」で、長林王の腕の中お亡くなりになるという……。しかも『琅琊榜』最終回の回想つき。
藺九が赤子を抱いていると、パパみたいだね。
(つづく)
陛下の長林王をどこまでも慕う姿に、陛下が靖王@琅琊榜に見え、そうなると長林王は祁王@琅琊榜なのかな。陛下が「不当な最後を迎えさせては、黄泉にいる先帝に顔向けできぬ」と言っているあたり、やはり陛下は靖王から庭生の正体を聞かされているのではないかなぁと思えてくる。
そんな事もつゆ知らず、なにひとつ成長していない荀皇后……。誰のおかげで守ってもらっていると思っているんだ。
29話
新帝の時代に代替わり。蕭元時が画面左へと歩いて行く。確かに頼りないし、朝臣たちは付いていくのか?
荀白水の姪 荀安如登場。『琅琊榜』の宇文念郡主だ~。『琅琊榜』ではこの人が出てきてあのお誕生会な展開になったので、ちょっと身構えてしまうわ。
宮中のドロドロのあとに、琅琊閣の流れる清水に癒される。林奚も出立。
蕭平旌が帰京したら、墨淄侯がしれっとやって来たよ。どこでもドアがあるのではないかという墨淄侯……。
小雪にも長林王にも蕭平旌は「心で受け止められないと、すぐにどこかへ隠れてしまう」と言われてるよ。蕭平旌が「会いたくないのでは」と言うと、長林王に箸を投げられてるよ。意外と身内に短気な長林王は、隔世遺伝(蕭選)か。
蕭元啓は「蕭平旌に比べて劣ってる」と墨淄侯に言われてるし。蕭平旌には将として天賦の才があるらしい。
大渝は内部争いで、総帥の阮英は罷免、康王 覃凌碩が総帥となる。好戦的で威厳を示すために動きがあると予測。
蕭平旌は新帝に「どう人材を選び用いるかが肝心でしょう」と話している。
長林王は「長林軍令」を蕭平旌に渡している。山より重い長林軍令。4年前 蕭平章に渡し、「在任中に長林軍の威厳が損なわれることはなかった」という言葉に、蕭平章がいかに立派にやり遂げたかと思いが巡るよ。号令をかければ、長林の子弟たちが追随する軍令。
荀首輔は新帝に「慶文・顕光・昭平帝の三代以外は皇家羽林営を設けており、武靖帝は都周辺の屯田群を廃止し再編、先帝は南安羽林を衛山と翠豊の両営に分けた」と話す。
(つづく)
意外と歴代に帝がいたのね、と思った梁国の歴史。昭平帝とはあの蕭選のことだと検索して分かる!
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