このあたりは録画を残しているけれど、通して見たのは初回放送の時だけ。でもよく覚えている。
第15話感想・姚宗主を送って
蓮花塢。姚宗主 平陽姚氏（ヤオ）が倒れている。岐山から平陽へと逃げてきたが、岐山温氏に襲われ一門滅亡の危機である。2名の子弟が付き添っており、この灰色帽子は平陽姚氏なのか。岐山から逃げた各家子弟は問答無用で殺されている。
ドラマ陳情令の世界では、岐山温氏に対抗できるのは、蘭陵金氏のみである。魏無羨は金子軒には正義感があると言い添え、江宗主は姚宗主を蘭陵へ連れていくと言う。この辺りはすっ飛ばして観ていたな。そして姚宗主、雲夢江氏に大恩あるじゃない！
蓮花塢埠頭。『蓮花塢』♪ 虞夫人は出立する江厭離に、劉婆の作った点心と駆風散を手渡す。誰かさん（江厭離の父）が頭痛の時のためらしい。こんなのもあったのか。ちょっとフフッとなる場面。江楓眠が虞夫人を見ると、目線をそらす虞紫鳶。
もし温氏が乗り込んできた時には、「返り討ちにしてやる」と息巻いていたのは江澄。
尊卑の対決
不夜天。いまだ薛洋の行方はわからない。様子がおかしい温若寒。温情を呼ぶが夷陵へと行っているらしい。屠戮玄武を封印していた法器を見つけるよう温晃に言いつけ、「雲夢を滅ぼしたいなら好きにせよ」と。
雲夢。六師弟に凧を拾いに行かせる。魏無羨の犬コワイは、子弟達は知っているのね。拾いに行くとそこには王霊嬌が。六師弟が捕えられる。王霊嬌の顔には痣がある。
虞夫人VS王霊嬌！！ゴ～ン（ゴングの鳴る音）
蓮花塢に文句をつけ、宗主席に勝手に坐る王霊嬌。お茶を催促するが、金珠と銀珠にあっさり断られ。「尊卑の立場を明確にしないと」と先に言ったのは王霊嬌か。「一つ目怪物の凧の色と形が、太陽を射たいとほのめかし反逆だ」と言いがかりをつけ、魏無羨を罰するように言う。
虞夫人に紫電でぶっ叩かれる魏無羨。乗じて右手を斬るように言う王霊嬌だが、ふと、もらした「監察寮では意気投合するわね」に虞夫人が怒髪天、王霊嬌を引っぱたき足蹴にする。やったれやったれ。
そこへ温逐流～～～、おったんかぃ……。本名は趙逐流、改名したようだ。紫電の攻撃を受け止める温逐流。逃げる王霊嬌を追う江澄だが、母を案じた隙に信号弾を打ち上げられてしまう。金珠と銀珠が温逐流を抑える間に、魏無羨と江澄を連れ出す虞夫人。
雲夢江氏の父と母
埠頭から舟で逃がし、紫電を江澄に渡す。虞夫人が江澄を抱きしめるこの場面を初回で見ていた時、母親に抱きしめられる事は魏嬰には望めない光景なのだよなぁと、切ない気持ちになったものだった。
この一連への思いは記事「魏無羨と虞夫人 母の思いと呪縛」で書いた。虞夫人は船に呪符も貼っていたのか。
江楓眠たちの舟を発見。紫電も思いがけず江楓眠に従った。化丹手の名を聞き、江宗主は3人を紫電で縛り、自らは蓮花塢へと向かう。川には「父上」と呼ぶ声がこだまする。
（つづく）
吹替版15話
（駆風散）→「悪寒を防ぐ」風邪薬になっていた。温若寒パパの前では吉野温晃は素直ね。（六子弟）→「小六」になっている。（大師兄）→「兄さん」か。
阿澄王霊嬌は小娘感がマシマシ、本田虞夫人は母な女主人が増している。王霊嬌「噂はやっぱり……」とかなりためて言ったね。魏無羨を必死にかばっているよね緑川江澄～～。酒井温逐流はやっぱり低い声、（失礼する）→「悪く思うな」の口調は、見た目と異なり虞夫人と同年代ぽく感じるね。
舟で虞夫人が魏嬰に言う（全部お前が招いたことよ）→「これも全部お前が……」と寸止めされていた。吹替版虞夫人は字幕版よりも、紫電のように手加減されている。
ドラマと小説・アニメとの違い
原作小説『魔道祖師』第2巻 第12章三毒。
アニメ『魔道祖師』前塵編第10話、第11話。
王霊嬌が来た時には江宗主不在なのは同じだが、姚宗主うんぬんは出てこず、埠頭での虞夫人の見送りもない。江宗主に紫電で縛られたのはふたりで、江厭離は出てこない。そしてドラマの蘭陵金氏は、岐山温氏に対抗できる世家として描かれている。
＜陳情令用語メモ＞
・駆風散：中医学の薬剤。駆風散で調べるといろいろと出てくるが、中で由来が宋代の魏岘(wèi xiàn)《魏氏家藏方》卷一による処方というのが、魏繋がりで興味深かった。
WOWOW字幕版放送：2020年4月9日（木）深夜
WOWOW吹替版放送：2022年6月2日（木）深夜
▼吹替版第1～12話まで感想
▼魏無羨の弓矢。この先のネタばれあります。
▼虞夫人からの呪縛。この先のネタばれあります。
▼癒しを求めて……
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